第五章 解放・・・そして滅亡 -free or fall-
いつものように 青く
いつものように 高く
そこに 空はある
始まりは 一つの花火
高く 高く 舞い上がり
真紅の閃光を 撒き散らす
たくさんの傷と
たくさんの犠牲
その上に ぼくらはいる
どこへ どこへ 消えたの?
この世界を変えるため
ここまで来た
みんなの? いや
自分のために
閉ざされ続けた
このトビラ ぼくらの力で
こじ開ける
コンクリートの壁と
ステンレスの塊
上辺だけの 虚飾で
中は 虚ろな世界
あなたはこれに
いつ 気付いたの?
今でなくていい いつか 聞かせて
全てを掴もうとして
崩れ落ちた 愚かな者
何かを手に入れる度
ずっと大切な 何かが
消えていくことに
気付けなかった
あなたは静かに問う
「Free or Fall?」
この少し前 ぼくに言ったね
「もし 世界が全て 敵になっても 信じてくれる?」
迷わない 「信じる」
この時の 儚い笑顔
忘れられない
あなたは静かに問う
「Free or Fall?」
「Free is Fall・・・」
掠れ声は そう答えた
たくさんの大切なもの
何度も 奪ってきたクセに
高く 上がる 黒煙
倒れ 崩れる 建物
何かが 焼けていく臭い
まだFallの真ん中
ぼくらのFreeのために
生き残るんだ 何があっても
Fallを潜り抜けた先
そこにぼくらのFrreがある
そう 一筋の光
あなたと一緒に そこへ辿り着く
心に決めてた だから
何があっても あなたと生きる
いつものように 青く
いつものように 高く
そこに 空はある
たくさんの傷と
たくさんの犠牲
その上に ぼくらはいる
あなたは静かに問う
「Free or Fall?」
まだFallの真ん中
ぼくらのFreeのために
生き残るんだ 何があっても
これは ぼくらの勝利の唄
戦いは 終わるんだ
終わらせるんだ




