第二話 生存戦略始めました
「お嬢様夕食のお時間ですが、来られますか」
なんだその投げやりな態度。
『えぇ、今行くわ』
使用人に夕食の時間になれば呼ぶように言っていたがまさかここまで下に見られているとは、この子は何かしたのだろうか。
勝手に元のこの子のことを考えながらクソみたいに長い廊下を歩いていく。まぁどうせわかりゃしないのだ考えるのはやめにしよう。とはいえ、いくら元悪役令嬢とはいえど嫌われていると傷つくことは傷つく。
『はぁ.............』
おっと口からため息が漏れてしまいましたわ。
出かけたというか出たため息を効果があるかは知らないが気持ち吸い込んでなかったことにする。
________________________________________________ドンッ
「お嬢様、前を向いて歩いていただけますか」
『.............申し訳ありませんわ』
そっっっっっんなにこれ見よがしにため息をつかなくたっていいじゃない。
使用人によって美肌効果かな?というくらい明るい大広間に入る。見よ!私の美しいカーテシーを!!!
『.............あれ?』
知らない人がいる。先刻私が引っぱたいたライお兄様、奥にいるのはおそらく両親、その他にもう一人大人びた私好みのダンディな男性とくるくるツインテールのかわいらしい女性がいる。
「.............お嬢様、前に進んでいただけますか」
こめかみに血管が浮いていましてよ。なんて口が裂けても言わないが。
あれよあれよと席に座らされ料理が出てくる。
「.............おい」
声の主のほうを向________けなかった
「おい!!…聞いてんのか落ちこぼれ!」
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▶無視
▶挑発
▶怯える
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来ましたコマンドタイム!ドンドンパフパフ!.............まぁ三番目はないな私がこの歯抜けのような男に従う理由がわからん。挑発と無視なら…まぁ無視か
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▶無視
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待って、無視のまんまご飯を食べるオプションもついてくるのね。無視のまんまはちょっときついかも.............
ご飯を差し出してくる自分の腕と格闘している間にライお兄様はずいぶんお怒りだったしい。
「っ.............聞いてんのかっつってんだよ!!ゴミが!!」
聞いてはいるが返事ができんのだよ。
「やめろ、ライ」
トゥンク............♡
あぶねぇダンディなこの謎の男性に惚れるところだった............名前だけ後で聞きに行こう。
前世の男爵令嬢だった時の記憶を思い出す。あれ............席的に長兄では??じゃああの女性はお姉様??
ナイスジョブでイケメンなお兄様とか憧れで無事死すって感じですわね。
頭の中でお嬢様会議を行いながら目の前を見る。もしかして長兄が敵じゃないなら余裕なのでは?
5/8 誤字修正




