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ヤマト転生~古代に転生したら祟り神にされた俺の不幸話を聞いてくれ~  作者: nishide-ya


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12 布津の神移し#2

御魂移しは御魂の御櫃を運ぶ【運手はこびて】

御魂より前方を【先手さきて】

御魂より後方を【後手のちて】と呼ぶ。

それに先手の中で一番後方の御魂の前を【先元さきもと】と言う。

俺とシコオさんは先元に陣取り、御魂移しを行う。

今回はオオヒコさんも参加してもらっている。

後手を任せている。

運び手は三輪勢。前方は三輪と纏向の混成部隊となっている。

まあ、色々考えた結果こうした。


現在、纏向を出たばかりだ。

まだ何の異変もない。

シコオさんは鎮めの呪文?をずっと唱えている。

これを石上まで続けるのもかなり骨が折れそうだ。


正直、俺は暇を持て余している。

後ろを見てみると、運び手のオオミナがいた。

瞳孔が開きまくっている。

これは確実にゴールまで持たないヤツだ。


本当に何もなく中間地点前くらいまで来てしまった。

これは何も無く行きそうか?

油断はしてはいけないが少し気を落ち着けた。


また後ろを見てみた。


オオミナは眠たそうだった・・・


笑ってしまいそうだが注意をしなければ。


俺 「ぅえい!」


しまった。おい!というつもりが声が裏返った。


皆、吹き出しそうなのをこらえている。


やってしまった。


俺 「オオミナ!気を抜くな!」


ここで俺が笑ってはいけないのだ。


オオミナ 「おー」


前を向きなおし、横を見てみるとシコオさんが笑いをこらえていた。


俺 「すいません。」


一応、謝っておいた。



「出たぞーーー!ノロヰだ!」


先手の者たちが叫んでいる。


しまった。シコオさんの集中を切れさせてしまったか?



俺 「ヒコ行ってこい!」


美和の金屋のヒコは俺のお付きとして御魂移しに参加させている。


ヒコ 「はい!」


ココから見るにまだ少数の発生と言った所か?

とりあえず、状況確認が先だ。ヒコの物見を待つしかない。


シコオ「すまぬ。気を反らしてしまった。一度出始めれば、止めれない。これ以上に増えないようにするしかない。」


シコオさん、こちらこそ申し訳ない。


ヒコ「ヤエ様!ノロヰはまだ少ないです!ですが止みません!」


俺「そうか!分かった。」



「出たぞーー!ノロヰだーーー!」


後手から聞こえた。


くそっ!これはどちらかに加勢しに行かなければならない。


どちらか?


答えは先手。


先手が止まれば全体の進軍が止まる。後はジリ貧になる。

このためにオオヒコさんには後手回ってもらった。

任せておいても問題はない。


俺「先元の者ーー!何かあればすぐに呼べーー!出る!」


「おーーー!」

先元の者にはすでに指示はしている。

シコオさんと御魂を第一に考えた防御体勢になる。



先手の先まで100m程度、走ればすぐだ。


やはり、先頭の陣形が崩れ出している。


まだ良くは見えないがノロヰは10か20程度か。


これでは進軍が止まってしまう。



先頭の何体かを一気に片付ける。


【カムナのチカ】


先頭で進軍を邪魔している2体に飛びかかった。


【ヌン!】


2体の首をハネることに成功した。



「後ろから2体!」兵が叫んだ。



【ヌン!】


振り返りざまに2体の胴を薙ぎ払った。



いける。


今回から俺は二刀持ちにした。

なぜなら、【ヌのチカラ】使えば腕力は必要ない。

刀を振り回せる筋力さえあれば良い。

ならば、手数を増やせる二刀持ちが最適だ。



俺「足を止めるな!おヌシらは目の前のノロヰだけを見よ!後はワシが片付ける!」


「おーーーー!」

これで、混乱は一旦は治まるだろう。


今は中環地点を過ぎたあたり、このままなら何とかなる。


とりあえず、一旦ここのノロヰをゼロにしておく。


【ヌン!】


思いつきの二刀だか、単純に火力が倍。


めちゃめちゃ効率が良い。


まだまだ先は長い、省エネで行きたいところだ。



一旦、先元に戻ってみるか。


このままの均衡状態で纏向まで到着できれば万々歳。

どこかで均衡が崩れれば俺が遊軍として入って均衡を保つ。

当初のプラン通りだ。


た~だ~!何か起こる!小説とはそんなもんだ!この物語もそうでないとPVが伸びないだろう。

・・・と考える余裕が出てきたようだ。

本編へ>>



先元にも多少ノロヰは発生しているが、任せておけば大丈夫なようだ。

一度、後手の方も見ておくことにした。


先元を通り過ぎ、後手に向かう瞬間、やっぱり何かが起きた!

小説だからとかではなく戦とは想定外の事が起こるものだからだ。



先元のシコオさんの護衛兵の剣が誤ってシコオさんの額をかすめてしまった。

ノロヰとの乱戦中にノロヰにはじかれてた剣先が当たってしまったようだ。

フレンドリーファイアというものだ。

目の上をかすった程度だが、片目がふさがってしまった。


チカラは目から発動する。

という事はチカラが半減するという事となる。


シコオ 「ヤエ殿!血を止める間、チカラが止まる!その間を頼む!」


俺 「分かりました!」



シコオさんが治療に入った瞬間、一気にノロヰが増えた。


省エネ運転解除!



ノロヰの数はざっと20体ほど、霊力量も充分、体もアップができた所だ。一気に行く!


【カムナのチカ】


獣の〇吸

参ノ〇 喰い裂き【ヌン!】

※私のイメージです。

先頭のデカいノロヰを瞬殺した。



回転剣〇六連!【ヌン!】

※あくまでイメージです。一回転ほどしか回ってません。

ただ、ノロヰ3体を斬る事に成功した。

無駄に1回転してよろめいてしまった。

ノロヰが襲い掛かってくる。


恐れるものは何もない!

天翔ける龍の閃き!【ヌン!】

※イメージです。よろめいた時の体勢が似ていただけです。

ノロヰ2体を一気に倒すことができた。


からの~

月牙天〇【ヌン!】

※イメージです。霊圧は飛んでいません。


少年飛翔必殺二刀技四連撃だ!

関係各所、申し訳ございません。


先元から先頭までノロヰを切り倒しながら走っていく。


喰い裂き【ヌン!】


月牙天〇【ヌン!】


天翔ける龍の閃き!【ヌン!】


※実際には【ヌン】としか言っておりません。心の声です。


ノロヰが複数発生している所を片っ端から片づける。


霹靂二閃!

一旦、先頭についた。

30体以上は片づけたはずだ。


振り返り先元の方を確認してみる。


ノロヰは・・・・・増えている。


残念ながら、これは往復を繰り返すしかないようだ。


今の所、軽傷者くらいで大きな被害がないのが救いだ。


そろそろ、余裕も無くなってくる。


【カムナのチカ】


霊力再充填!


【ヌン!】


ノロヰを確実に削っていく。


何も考えずにノロヰを削ることだけを考える。


【ヌン!】


一振りで2体ぐらいを削りたいのだがコチラの体勢、ノロヰのポジションでなかなか難しい。


【ヌン!】


こういう時、プロアスリートならゾーンに入って最も効果的な動きができそうだが、俺は無理そうだ。

着実に1つずつ削ることを考えよう。


【ヌン!】


ノロヰは見た目はそれぞれ違うが、能力に違いはない。その見た目の異形さに慣れれば、生身の人間でも十分対応できる。

ノロヰの初撃をかわしてカウンターか、初撃が来る前に攻撃してしまうかだ。

二天一流風に言えば「後の先」「先の先」だ。


さて、そんな事を考えている間に先元に戻ってきた。


シコオさんも治療を終えて、そろそろ戻れそうだ。

消耗戦にはなっているが何とか持つか・・・・


と思っていると次の問題が起こる。


「ヤエ様ーーー!」


ヒコがまた先頭から戻ってきた。


「剣を持ったノロヰが現れました!」


ノロヰにも能力差があったのか・・・・

それとも布津様だからか・・・・


これで戦局ががらりと変わってしまう。

武器を持ったノロヰなんかはゲームチェンジャーみたいなものだ。


どうする?

先頭に行って加勢するか。

どちらにしろ、こちらの先元にも武器持ちノロヰが現るだろう。


次の手を出すか・・・正直まだ早いのだが仕方がないか。


俺 「運手ーーーー!神輿を行う!」


運手 「おーーーー!!」



俺は運手が通常持つ御櫃(おひつ)を今回大型化してもらった。

通常は前後二人で御櫃を担ぐ。

が今回は前後左右で計20体制で御魂を担ぐようにした。

簡易的な御神輿をイメージしている。


運手 「ヤエ様、どうぞ!」


運手が神輿へ隙間を作ってくれた。

俺は神輿に飛び乗った。


そう大型化して神輿になったら、人が乗る事が可能になる。

神輿の上には通常の御櫃と纏向に頼んでいた大量の手槍が置いてある。


これで「超攻撃型曳手陣形」の完成だ。


つづく




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