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第66話 王子と賢?者

第66話 王子と賢?者


アーサーと勇者たちは話し合って魔法の修業をすることになった。


ゴドウェン「修行となれば我の出番だ!」


とムキムキマッチョの王国軍の長官が現れた!


ミリティア「キャー 筋肉嫌い! メキドブレイズ!」


と聖なる炎が長官を包み込む


ゴドウェン「ギャー!」


アーサー「メキドブレイズって

     確か悪魔とかアンデッドみたいな不浄な存在にしか聞かないはずだが…」


ミリティア「悪は滅びた」


ゴドウェン「いきなりなりをするのだ! 王女様」


アーサー「さすがに頑丈だな」


ソレイク「王国軍の仕事さぼっていいのか?」


ゴドウェン「(ギク) 任務だ」 と汗をかいていた


ソウジ「このおっさん誰?」


ゴドウェン「我は王国軍第三軍長官のゴドウェンだ」


サクラ「魔法の訓練するとムキムキになるの?」


アーサー「いや、彼がビルドアップしすぎのだけだ」


ルフィア「ところで長官って魔法使えるの?」


ゴドウェン「我の魔法はフン!」


と上半身の服がはじける


アーサー「それ魔法じゃないから……」


ルフィア「魔法は肉体より精神によるものよ」


ゴドウェン「健全なる精神は健全なる身体に宿るというではないか」


ソレイク「あんた健全だったのか?」


と魔法の訓練の前に体力作りをやらされる勇者たちであった。


ハルヨリ「俺は剣聖だから鍛えればいいのかもしれないけど」


サクラ「賢者の私って筋トレ必要なの?」


と息切れしていった。


アーサー「一応止めなかったのは基礎体力はもう少しつけた方がいいかなあと思ったからだ」


と3人は倒れ伏したので魔法の訓練は翌日になったのであった。



———―街の外の荒原で


アーサー「まずは基礎魔法のウォーターからだ」


と水を生み出した


サクラ「!ウォーター」 と唱えると炎の弾が炸裂して地面をえぐった


アーサー「……なんでウォーターを唱えて炎が出る? 次はソウジ。サンダーだ」


と小さな雷を近くの案山子に命中させた。


ソウジ「サンダー!」 と案山子から離れたところに雷が落ちた


ルフィア「制御が甘いわね」と結構スパルタな二人の訓練が始まったのだ。


1時間ほどで勇者たちは再び地面に倒れ伏す」



アーサー「あのサクラって子なんでファイアを唱えたら水が出てウォーターを唱えると火が出るんだ…」


ルフィア「知らないわよ。聖術の特性もあったからターンアンデッドを使わせたらゾンビが出てきたわよ」


と謎仕様の賢者と少しずつ魔法になれていく勇者と脳筋だけど補助魔法を習得していく剣聖だった。



———― 1か月後


アーサー「とりあえず実践訓練だ」


ソレイク「東に3㎞ほど進んだところにゴブリンの集落があるから討伐に出るぞ」


ソウジ・ハルヨリ・サクラ「はい」


となぜか匍匐前進ほふくぜんしんで進む3人をハリセンではたくアーサーだった。


ルフィア「アーサーどっからだしたのそのハリセン? なぜ匍匐前進……」


ソレイク「長官に決まっているであろう。 お前たち普通に進みなさい」


と促されてゴブリンの巣に向かうのであった。


そして一行はゴブリンたちと接敵して


サクラ「ファイアーストーム」と猛吹雪がゴブリンたちを包み込み


ハルヨリ「うおおおお!」と剣を振りかざして突撃するハルヨリ


 ソウジはハルヨリの様子を見ながら接近したら剣で攻撃して、ハルヨリの後ろからゴブリンが近づくとサンダーを使うなど冷静に戦っていた。


サクラ「風の精霊よ私に力を貸して! シルフ!」唱えると巨大な地の精霊がゴブリンたちを押しつぶす。


ハルヨリとソウジがゴブリンをひきつけながら近くのゴブリンを倒し、サクラはまとまったところに攻撃魔法を撃っていた。


サクラ「光の精霊よ邪悪なるものを滅ぼせ! イグニスファタス!」 とまがまがしい闇の塊がゴブリンの群れを包み込み弾けて


ゴブリンたちは全滅したのだった。


ソウジ「サクラって何で唱えた魔法の属性が逆になるの?」


サクラ「知らないわよ」


アーサー「うん。謎だこの子……でも風水地火光闇の6属性全部使えるのが不思議すぎるわ」


と勇者たちの初陣が終わったのであった。

ポンコツ賢者なのかな?  一応全属性使えるチートだけど……。

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