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第10話 王子と聖女?な王女様

第10話 王子と聖女?な王女様


雪が深くなっても世界樹守護の任務のため、 第三離宮から長期間離れられないアーサーは

本格的に積もって出られなくなる前(転移魔法は使えるけど(笑))に王都の散策をするのであった。



ルフィア「さすがに冬になると王都も寒いわね」


アーサー「そうだね」


スプレ「僕はもっと寒いよ」


アーサー「妖精に合った服って売っていないし。羽むき出しだと寒そうだね」


と談話をしているときに


女性「きゃー 暴漢よ!」


暴漢「ネエチャンさっさと金よこせー」


王国軍兵士「こらーそこの男 女性に暴力をふるって金品を奪おうとするのはやめなさい」


暴漢「うるせー」とヤクザキックが炸裂して兵士が吹き飛ばされる


王国軍兵士「ぐわー」


アーサー「王国軍兵士なのによわw」


???「待たんか!」とムキムキの男が現れる。


王国軍兵士「ゴドウォン長官」とうめきながら声を上げる


暴漢「どうせこいつも雑魚だろうくらえー」と蹴りを入れるが


ゴドウォン「効かぬわ! ふんっ」

とゴドウォンが力を入れてポージングするとゴドウォンの上着がはじけた。


ゴドウォン「我は神になるのだ!」


とラリアートを受けて暴漢は沈んだ……。


ほかの兵士たちが駆け付け暴漢は連行されたのであった。



倒れていた兵士に近づいて


アーサー「おい大丈夫か?」


ルフィア「ヒール」


と回復魔法で兵士が癒されて


王国軍兵士「ありがとうございます」


アーサー「長官。 少し訓練が足りないのでは?」


ゴドウォン「うむ。 お前らは我と冬山訓練だ!

と数人の兵士たちが長官に引っ張られていくのであった。


ルフィア「はたからみると長官が一番暴漢みたいに思うわ」


アーサー「俺もそう思う。 しかしあの暴漢長官に向かっていくとは無謀すぎる 」


通りを抜けてスラム街の炊き出しでルフィアが癒しの魔法をかけていると


アーサー「急に癒しの魔法をかけてどうしたの?」


ルフィア「もう少し聖女としての活動をしなさいとお達しがあったのよ」


アーサー「そうか。 なら俺は炊き出しを手伝ってくる 」


ルフィア「 料理できるの? 」


アーサー 「野宿料理ぐらいしかやったことがない。

 

      食料が足りないみたいだから騒ぎにならない程度の魔物の素材を渡してくるよ」


スラム街のシスター「まさかアーサー王子? どうしてこのような場所に?」


アーサー「俺の婚約者が聖女として活動しているみたいだから手伝いに来た。



     見たところ食材が足りないようだからボアやオークの肉を提供するよ。

     あと俺の工房で余っている下級ポーションとかも一緒に置いておくよ」


シスター「ありがとうございますアーサー王子。 

  

     よろしければ炊き出しのスープでもいかがですか?」


アーサー「俺とルフィアもどこかで昼ご飯を食べようと思っていたんだけどちょうどいいかな。


     一緒に食べさせてもらうよ」


シスターの話を横で聞いていたルフィアは 


ルフィア「 ようやく治療が終わったから。 一緒に食べましょ」


スフレ「 わーい ごはん。 ごはん 

と孤児院で一緒に炊き出しをしているアーサーはシスターに話を切り出した。


アーサー「ところで冬の備蓄が足りなくて困窮しているのなら、

 、 

     ちょうど調薬の助手が足りないから弟子入りとして、

 

     孤児を5人くらいなら第三離宮で引き取れるけど孤児院としてはどうする?」


シスター「助かります。 でもよろしいのですか? 王子様が孤児を引き取るなんて?」


アーサー「俺の調薬技術のうわさを聞いてか、 


     王宮からも依頼があるから下級ポーションとか簡単な薬を作ってくれる人手ができるだけ


でこっちも助かるから問題ない」


と話はまとまり離宮で簡単な調薬の助手を得ることに成功した王子であった。

暴漢「あの長官、 俺よりよっぽど暴漢らしいわ。 」


長官「お前ら走り込みと腕立て伏せ10セットだ。 」

兵士「ぎゃーーー」 (訓練でつぶれていく)



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