第8話 王子と高位悪魔?召喚
行整理をしました。
第8話 王子と高位悪魔?召喚
社交パーティーが終わり第三離宮生活に戻ったアーサーたちであったが
ソレイク「世界樹の秘密を守ることと防衛を考えると防衛線力が必要ではありませんか?」
アーサー「確かに必要だけど兵士にも秘密にする必要があるから、警備も増やせないし難しいね」
ルフィアが少し考えるそぶりをして
ルフィア「ねえアーサー。召喚魔法で契約して縛って守らせるのって可能なの?」 ルフィアの提案を聞いて
アーサー「その手があったか」ポンっと手を打つ
スプレ「ねーねー秘密を守るためだとすると強いの呼ぶの? ドラゴンとか?」
アーサー「ドラゴンは目立ちすぎる。でも同じくらい強いとなると……」黒い装飾の本を取り出して
ルフィア「それは!レメゲトンとか表紙に書いてあるけどまさか悪魔を呼ぶつもりなの?」
アーサー「アスタロトを呼ぼうと思っている」
スプレ「強壮なる大公爵で毒蛇使いとされているよ」
アーサー「サモン・デーモン・アスタロト!」黒い光とともに魔法陣が地面に描かれていき
長い黒い髪をした美しい女性の姿があった。
アスタロト「我を呼び出したのは汝か?」
アーサー「そうだ。 俺の離宮の奥に世界樹が植わっているから守ってほしい」
アスタロト「我を使役する気か! 人間風情が!」
アーサー「階級は29位っていうから上がまだ28いるし下っ端か?」
アスタロト「我を愚弄するとは死にたいらしいな」
すさまじい殺気とともにアスタロトの周辺の草木が恐ろしい速度で腐食していく。
しかし、魔法陣の外側から6色の光が集まりアスタロトを包み込む
アスタロト「うっ。力が入らない……」
アスタロトが片膝をつく
アーサー「ギアス!」 ※対象の動きを制約する高位の魔法
アスタロト「ぐわ————!」
アーサー「もう一度聞くが(ギアス)制約がかけられているから逆らうのは無駄だと思うよ。一応守護してくれるのなら報酬も用意するから」
アスタロト「報酬だと!」苺ケーキで買収されるアスタロトだった。
ルフィア「大悪魔が苺ケーキで……」と遠い目をする。
アーサー「スプレの話だと魔界は食文化が遅れているみたいだから、女悪魔だし甘味に弱いかなーと思って出したら好評だったみたい」
ルフィア「しかしなんでアスタロトにしたの?」
アーサー「毒を司るから近づけなくするにはうってつけかなと思ったからだよ。一応世界樹の方の離宮庭園は有毒植物を栽培しているって表向きにして、立ち入り禁止にするよ」
第三離宮に新たなメンバーが追加されたのであった。
※ アスタロト中世ヨーロッパの文献に出てくる悪魔で、ソロモン王の使役する72柱の悪魔の1柱とされています。文献では巨大なドラゴン、あるいはドラゴンに似た獣にまたがり、右手に毒蛇を持った天使の姿をとる姿か黒白の色をした人間の姿で現れることもある。
過去と未来を知りあらゆる学問に精通するとされ、召喚した者に秘められた知識を教授する存在だという。 臭い息も吐けるようです。(ソロモン王も護符なしではまえにたてなかったようです)
旧約聖書中では異教の神アシュトレト(豊穣の女神)を起源に持つともされている。
他はアスタロスやアシュタトスなど別の名で呼ばれることもあります。
大悪魔とされているアスタロトは結構ほかの作品でも出ているとは思いますけど…。
今作では残念美人設定です。 臭い息は吐きません(多分(-_-;))




