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運で運命を捻じ曲げろ  作者: ルケア


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6/6

6話

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 その後、着せ替え人形になる事暫く。昼になったので昼食を食べようという事になった。……なお、俺は従者なので、従者の部屋で昼食を食べた訳なんだけど。


 まあ、目立つよね。なんだこの子供って感じで。


 視線は基本的に疑問と困惑と言う感じである。そもそも従者を連れての行動って貴族では当たり前らしいんだけど、年下の従者を選ぶのは中々いないらしい。


 というのも、ここの貴族事情に関わってくるんだが、ここは辺境伯家の領都らしいんだよ。そこに貴族学校があるんだ。


 だから領地内から貴族が集まってくる訳なんだけど、ここで初めて従者を選ぶんだそうだ。


 年齢的には11歳から15歳の5年間。従者選びはその時に行われることが殆んどなんだと。


 そんな訳で、年上の従者を選ぶのが普通だ。11歳の年に、従者を2人から5人程選ぶんだと言われた。


 このお嬢様も例外ではなく、2人選び、下の弟君も3人の従者を選んだらしい。……その弟君の従者に色々と見られた訳だ。


 ……まあ、気になるよな。普通は1年目に選ぶ従者を、わざわざ4年目に追加するんだから。


 しかも年下の平民。何かあるって思うよな。俺もそう思う。


 何もない訳では無いけど、俺自身、何も無いのと同じだからな。祝福と宝具は結構持っているとは思うけど。


 そんな訳で、昼から。明日の打合せをしていた。魔物狩りである。お嬢様とマレミレアは学校に行くらしい。


 ……今日は1月5日。春になったら1月。冬の終わりが12月。そんな感じらしい。


 1年は360日で、1か月が30日。1週間が6日だそうな。微妙に違うんだけど、まあ、覚えやすいと言えばそうかもしれない。


「それで? 明日は何処にいくの?」


「クレオス、説明してあげて」


「ああ。明日はこの町の外に行く。そこの畑に行く予定だ」


「……畑?」


「そうだ。畑にも魔物は出てくる。それを倒しに行く。……その魔物がこの辺じゃあ最弱だからな」


「ぬぬぬ……。その魔物って弱いんだよね?」


「ああ、弱い。偶に畑を作っている農民に倒されるしな」


「それでも、お前にとっては強敵よ? 解っているとは思うけれど、死ぬことは許していないわ」


「まあ、それはね? 死ぬ気は無いし、大体は召喚獣にやって貰うつもりだし。何から何まで召喚獣がやってくれるとは思うんだよね。俺がやらないといけない事は無いって言うか……」


「そう……。行き倒れないようにだけしなさい」


「……そこまで弱いの?」


「ええ。そこまで弱いのよ。最弱候補に入れてあげてもいいわね」


「……遠慮する」


 不名誉だから遠慮したい。けど、俺って何処まで弱いんだろうか。物語の定番であれば、ゴブリンとかを退治するのが一般的だよな。


 ゴブリン退治を舐めている訳では無いが、大体、こういう時の敵役ってそんな感じじゃない?


 でも、ゴブリンって森に居るイメージなんだよな……。畑だよな?


「ねえ。何の魔物を相手にするの?」


「ん? ディグラットとピットラビットだな。2体ともGランクの魔物だ。……だから狩るやつが少ねえんだよな」


「んー? 農地に被害が出てるんだよね? 誰も討伐しないの?」


「まあ、な。今回はお前が弱すぎるから倒しに行こうってなるが、普通はもうちょっといった所の森を使う。そっちの方がまだ強い魔物が出てくるからな。普通はそこまで行くんだよ」


「……俺のせいか。でも、倒せるんだよね?」


「お前の召喚獣が倒せば問題ない。それで神聖貨が手に入るかどうかの検証もしないといけないからな。……出ないなら、頑張れ」


「お、おぅ。頑張る」


「この子に倒させるのはかなり厳しそうね?」


「そうですね。そもそも武器を持てるのかな?」


「……ナイフ程度なら?」


「いや、ナイフじゃあどうしようもないからな? 最低でも短槍だな」


「だそうよ?」


「ぐぬぬ。……召喚獣に頑張ってもらう」


「……まあいいわ。成果はそこまで出ないのでしょう?」


「そうですね。魔物を見つけるのにも時間がかかりますし、討伐にも時間がかかるでしょうから、そこまででしょう」


「……そうなの?」


「ああ、そもそも討伐する奴らが少ないのは、倒しにくいからってのもある」


「……え? 弱いんだよね?」


 弱いのに何で時間がかかるんだ? 普通に倒せば良いだけなんじゃないのかね? 何か懸念材料があるんだろうか。


 ……俺が弱すぎるから駄目だって言うのは解らないでもないんだけど、倒しにくいって事は、そうじゃないんだろう?


「弱いが、昼間は巣穴の中でのんびりとしている魔物なんだ。昼間っから畑に出てくる訳でもないんだよ。それを探す必要がある。まあ、上手くいっても、20体くらいを倒せればいいかって感じだな」


「えっと、そもそも何時間くらい粘るの?」


「休憩も入れて10時間くらいか? 日の出から動くのが基本だろうし」


「効率悪いんだね……」


「だから普通の奴らは狙わねえ。農家が狙うくらいだ。農家にとっちゃあ割と死活問題になる時もあるからな」


 そうかあ。魔物って夜行性なのかね? そうじゃない奴らも居るんだろうけど、少数派なのかもしれない。


 夜に討伐に動くのは危険だろうしな。夜目が利けばいいとかそういう話でも無いとは思う。魔物の活動期になるって事だから、遭遇も増えるだろうし。


 そんな危険な事はしたくないよな。出来れば安全にだ。安全に越した事は無い。……そういう祝福を貰ったらどうなるのかは解らないけど。


「けれど、従魔で通じるかしら? かなり特殊な魔物よね?」


「そうですね。グレートウルフはまだ言い訳が出来るとは思いますけど、他の魔物については聞いたことが無いですし」


「……その懸念はあるな。グレートウルフはまだいいが」


「え? シルフとウンディーネは精霊だよ? ザントマンは妖精だし。そこまで変かな?」


「変ね。そもそも精霊? 物語の中でしか出て来ないような魔物よ? 知る人の方が少ないわ」


「逆に何で知っているのかって言われる方かしら?」


「祝福だとその辺が解るとは聞いてないな」


「何を言いたいのかは大体わかるし、それで良いんじゃないかな?」


 掘り下げられると面倒だ。転生者って言っても信じてもらえるのかどうかだしなあ。黙っているのが良いとは思うけど。


 なんとも魔物の研究が進んでいない世界なんだなって。もうちょっと解る事が多くても良いんじゃないかな。詳しい事は知らないけど。


「ま、まあ、明日になれば色々と出来ると思うし。大丈夫だよね?」


「……そうね。頑張ってみなさい」


「そう言えば、寝る所は何処になるの?」


「従者の部屋を今、使用人たちが用意しているわ。そこに入りなさい。明日からはそこで支度を整えてもらうのよ?」


「え”。支度を整えてもらうの?」


「当然でしょう? 貴族の従者になるのよ? 身の振り方を覚えなさい。人を使う事に慣れるのね」


「冒険者扱いで良いんだよ?」


「良い訳ないでしょう……。マレミレア、明日の朝、少し早く起きて面倒を見てやって頂戴」


「解りました。エーリカも、それでいいよね?」


「はーい……。自分でやっても良いと思うんだけどなあ……」


 使用人の使い方なんて解る訳がない。前世でもそんな事をやった記憶は無いんだぞ? ちょっと会社の部下を使うって感覚でも無いんだろうし。……部下に仕事を任せるのはあったけど、使用人みたいに使ったことが無いしな。


 明日はいつも通りに起きれば良いよね? 孤児院だと日が昇る前には起きないといけなかったから、そうやって起きていたんだけど。


 仕事とかあったしね。神殿の掃除とかが割り当てられていたし。


 それの事を思えば、楽にはなるとは思うよ? 思うけど、10時間労働も結構辛いとは思うんだ。


 しかもまだ子供の体だからな。昼休憩はあるとは思うけど、それでも中々に過酷じゃない?

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― 新着の感想 ―
従者は使用人っていうより準貴族に近いイメージでいいのかな
様々な感覚や思考速度や身体能力や体力が上がったり、記憶力や思い出す能力がよくなったり、鍛えた能力が上がり安くなる才能がガチャであたってほしいな
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