000 序章
ここは『エーデルコンストレア王国』
火の神『ヴァルカン』
水の神『ネプチューン』
風の神『ゼファー』
土の神『ガイア』
四柱の神々がそれぞれを司り、魔法が日常に溢れる世界
「お兄様、今日のお月様たちはどんな形をしていますか?」
「今日は二つとも、綺麗な円を描いている。…まるで、夜空に穴でも開いてるようだ」
世界を覆う程の暗き闇が広がる夜空、宝石の様に瞬く星々
その中で黄金に輝く小さな月『セレーネ』
隣で青く輝く大きな月『アースガルド』
風が一陣吹き抜けていく
「………。」
「…どうしたんじゃ?」
「…なんだか、風がざわついているみたい。…誰かを呼んでいる様な、そんな風に聞こえる」
「…ふむ、頃合いかのう…」
二つの月に照らされながら、ここ『エーデルコンストレア王国』の夜は更けていく
「もうすぐだ……。もうすぐ完成する……。」
この世界の行く末など、誰も知らずに…
――――――――――
「今日は月がでっけーな…」
少年は目の前に広がる夜空を見上げながら、小さく笑う。
この少年もまた、これから待ち受ける運命を知らない。
―― ぐぅ~~きゅるきゅる~
奇怪な音が辺りに響く
「あ―――、月が肉まんに見えてきた…」
鳴りやまない腹の音を携えて、少年は立ち上がり階段を下る
「母さーん、なんか肉まんとかあるー?」
「ないわよー、コンビニでも行けばー?」
そう言われ、少年は玄関まで行き靴を履く
「私、プリンね」
「俺、チョコアイス~」
「えーー、自分で行けよ~」
項垂れた様に応える少年
振り返ると少年よりもいくつか年上に見える、青年と女性がその少年に紙幣を渡す
「お釣りあげるわよ」
「喜んで行ってきます!」
少年は元気に敬礼のポーズをして、扉を開けて飛び出して行った。
―― ピロンッ
夜空の下を歩く少年のポケットから、音が鳴る
「ん?姉ちゃんからだ…」
『母さんはシュークリームで父さんがさきいかだって』
「えーー…なんだよ、おつり減るじゃん…」
そんなため息を着きながら、少年は街頭で照らされた夜道を腹の音を鳴り響かせながら歩いていた。
「やっぱ、都会じゃ星は見えにくいなぁ…」
夜空を見上げながら、コンビニへ向かった。
調整が終わり、再うpしました。(2020/5/6)
新たに小説版として書いていきますので、よろしくお願いします。
ナンバリングは、三桁書いたけど、100話超えるかな?どうかな?分からないので、とりあえず書いてみた。
後で直すの大変だからw




