後編:あばーーーー!? サヨナラーーーーッ!
まず、IPが同じだからという理由でBANはされないです。
その理由として、IP以外にも「プロバイダ情報」や「端末情報」などが小説家になろう登録時に保管されますし、ヒナちゃんはこれらの情報を複数一致させながら不正者を調べ、かつ「自分の作品に複垢で評価を入れた証拠」を掴んだあとにようやくBANしています。
――この手順を踏まないと、ヒナちゃんが訴えられて負けるからです。
そしてハッキングは不可能とまでは言いませんが……上記の理由にも書いた通り、IDやパスワードを盗まれて「なりすましBANされました」とか、遠隔操作でなんちゃらとかいう無様な言い訳は止めてほしい。
これらは身元を偽るTorを使っても逮捕される事案ですし、相手の機器情報などを事前に取得し、かつtelnetやトロイの木馬などを使用した遠隔操作ではなく(プロバイダなどにはログが残るため)、相手の端末から直接ログインし、かつ「小説家になろうが取得しているユーザーの端末情報やアクセス経路など」と一致させ、さらに足跡を完璧に消す必要がある。
つまり事前にIDとパスワードを把握しており、かつ相手の端末を所持しているか、あるいは相手の家に忍び込み(この時点で不法侵入だし、そもそもどうやって住所を特定したの? って話)、小説家になろうにログインする前にその端末から大量に複垢を作りポイントの不正操作をしなければならないのですが……。
……これ、ぜんぜん現実的な話ではないですよね?
それ以前に、そんな凶悪なサイバー犯罪が行われていたなら警察に捜査を依頼すべきだし、なぜいつまで経っても身の潔白が証明されず、小説家になろうに復帰できないの? って話であり、要するに「自分の不正行為を隠すための嘘であり詭弁」ってことです。
強制退会させられた逆恨みとしてヒナちゃんを叩く人は多いのですが……。
そのほとんどが「自分が行ってきた規約違反や不正行為の誤魔化し」ですし、不正を行わずに真面目に執筆してきた人たちが報われなかったことを考えたことはあるのでしょうか? ――少なくとも小説家になろうは明確な証拠がない限りはBANしませんし、潔く謝罪したほうが何百倍もマシです。
こんなの氷山の一角ですし、もっと悪質なことをやっている人も多いのですが……。
個人的にはそういった公正な判断ができるヒナプロジェクトを評価していますし、これからも不正が明らかになった者たちを裁いていってほしいと思います。
いまの小説家になろうにとって必要なのは、可能な限り不正を減らし、失ってしまった信用を取り戻し、皆が気軽に投稿できる環境を作り直すことですし……個人的な望みでもありますが、わたしはそれが一番大切なことだと思う。
問題はまだまだ山積みですが……。
時間はかかるにしても、それらひとつひとつが改善されていくことを願っています。