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異世界?まだだよ!

VTuber。


そのキャラを“中の人”が演じ、配信することで視聴者を楽しませるエンタメ。


中には2.5次元だとか、Vの姿とリアルを使い分けたりしている人もいるが、だいたいは“中の人”は見せずにやるものだ。

それで楽しんでくれる人が居るのだから、それに対して卑怯だとか心無い言葉を浴びせる、いわゆるアンチ、お気持ち表明連中など無視してしまえばいい。と、私は思う。


かくいう私もVTuberの1人。

個人で趣味程度にやってるぐらいのものだが、それでもつい最近チャンネル登録者数が5万人突破した所だ。

Vとしての名前は『影宮 ユキネ』。

かなり薄く青みがかった白髪に青色の目、整った日本人顔。

服装は、黒色の着物が基本装備でごく稀に黒色のパーカー。

黒色の雪の結晶の髪留めを付けており、髪型は背中まであるストレートと纏めあげたポニーテールの2種類がある。

コンセントは『変わり者の雪女』。

雪女といえば、白装束に白髪の美人なイメージ(勝手なイメージ)だが、『ユキネ』は黒色が好きで晴れてる時でも出歩く為、日焼け(雪女基準)している。


「んじゃ、今日の配信はここまでね〜、おつゆき〜!」


私の動きと連動するモニターの『ユキネ』に手を振って配信を終える。

今日の雑談配信も楽しかった。

“自分が楽しめなければリスナーも楽しくない”。

私はそう思っている。

だから全力で私自身が楽しめる事をする。

終わった時に楽しかったって笑えるようにするために。


明日の配信は何をしようか、いつも通りの雑談にしようか、何を話そうか。自分でもわかるくらいに笑顔になりながらメモをする。

ある程度書き進んだところで、ふと思いつく。


「最近読んだ小説で異世界モノがあったよねぇ……、異世界に行ったら何したいか話してみようか…うん、コレにしよ。」

「おや、でしたら異世界に行ってみますかな?」

「行けるなら行ってみたいよね〜、『影宮 ユキノ』として行ってみたい。生身の私じゃすぐやられそうだわ。」

「ふむふむ、『影宮 ユキノ』なら異世界を楽しんで貰えそうですな。」

「うんうん………………、誰?!?!」


私の部屋、というよりこの家は一人暮らしの一軒家。

誰も他に居ないハズなのにいつの間にか会話してた?!


振り向けば全身白のスーツを着たシルクハットのちょび髭のダンディなおじさん(半透明)。

あれだ、少し昔の海外映画とかに出てきそうな紳士。

微妙に浮いてるし絶対人間じゃない。幽霊的な何かだわ。


「はじめましてレディ、私は異世界の管理者をしております『シャテン』と申します。」

「はぁ…『影宮ユキノ』こと大野 夢花です。」


おじさんことシャテンさんがお辞儀をするのに合わせて自己紹介を流れでしてしまったが、絶対おかしい単語が入ってた。

いや、そもそもこの人…人?の存在もそうだけど“異世界”って聞こえた気がするんだよね、しかも管理者。


「私はですな、ここ地球にて異世界へとスカウトする為にやって来たのですよ。」

「スカウトですか…」


シャテンさん曰く、異世界の管理者をサポートする人を探しに来たんだとか。

管理者は基本的に直接その世界に干渉できない為、私のような適正のある人をスカウトして回ってるのだとか。

(シャテンさんが見える時点で適正はバッチリ。なんなら今話せてるのは見える人の中でもごく限られた人数しか居なかったとか。)


「いかがでしょう?私からの指示が無い限りは、基本的にお好きに生活してもらって構いません。旅をしても、どこかの国に所属してもご自由でございます。」

「いいね、乗った!!」



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