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遅くなってしまったな!

まずは謝罪。

理由は国家資格取るための勉強とヘルシェイク矢野のこと考えてた。

俺とソイルがお互いに距離をとって魔法を打つ。

お互いに数百もの超上級魔法を打って打って打ちまくるが、なかなか相手にダメージを与えることができない。


「おいおい、あんだけ強化しといて肉弾戦はしねえのか……よ!」


「は!そんな見え見えの罠に引っかかるわけがないだろうが!」


俺の周りには神級の魔法をフュージョンマジックした結界を張り巡らせている。


流石にこれを維持し続けながら戦うのは骨が折れるが、これを解いた瞬間にあいつがぶん殴りに来るのがわかってるから解除する事もできねえ。


打って打たれて……それが何時間たっただろうか。


「お前魔力がありすぎねえか?500年経ってまだ伸び代あんのかよ!」


そして、また何発も魔法が放たれて……その均衡が崩れ始めた。


その隙を逃さずに一気にペースを上げて魔法を打ち続ける!!


「!いまだ!!!《我が風の父よ(アイオロス)》!」


大きくソイルが体制を崩したその瞬間を見逃さずに、神級魔法をブチかます。


瞬間威力だけなら《一の風》を凌ぐこの技がソイルを飲み込む。


「ふざけんなあああああ!!!!神の怒り《(ゴッドノウズ)》!!!!!!」


同じ神級魔法で相殺されるが、その閃光が周りを覆い尽くす。それは、あいつからこっちが見えない事だ。


「待ってたゼェ……ソイルウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!!!」


そんな隙を俺が逃すはずもない。

未だに帯電しているソイルの元へ音を置き去りにして近づき……


「新技だ。ありがたく受け取りやがれええ!!!」


右手にエア・ブレイク。左手にイグニス・ハンドをそして右手と左手の真ん中……ちょうど胸の前の位置にジェット・ブラッド合わせて3つの超上級魔法のフュージョンマジック。


「《赤と黒の死風(ブラッディストーム)!!!」


腕に赤と黒の光が宿る。

ちょっとでも調整を間違えると腕が吹き飛びそうだ。

脂汗を垂らしながらも、あいつがこっちを見た瞬間に瞬間移動で後ろに回り込み……ブチかます!


「死ねやあああああああああああぁぁぁぁぁ!!!!!」


腕を代償にして背中に大穴を開ける。


そして、衝撃で嵐が吹き荒れる。


っくう!?反動がすげえ……


「る……おああああああ!!!」


結果吹き飛ばされるが……流石のあいつでも死んだだろう……ふぅ……






まだ生きてんのかあいつ……


ソイルも吹き飛ばされたようで海に落ちるが、その海から魔力が溢れてくる。


「させるかよ!《ブラストドライブ》!《ジェットスピード》!!《ファイアブースト》!!!《クリスタルガード》!!!!《ライトニングアクセル》!!!!!《ライオットスピード》!!!!!!!《影渡》!!!!!!!《ホーリークロス》!!!!!!!!うううううううう!!!!!あああああああ!!!!!死にやがれええええええええ!!!!」


強化魔法をかけまくって逆に体が軋んで死にそうだがまあ、この程度の痛みなら慣れてる。


今の俺の速度ならソイルよりも速い!今の俺の方があいつよりも重い!


ソイルの魔力を感じた場所に向かって、拳を振り抜く!


多分我が父の風(アイオロス)よりもでかい風が吹き荒れて海を裂く。

海底まで見えたが、ソイルは見当たらない……後ろおぉ!!


「だぁぁぁぁ!!!」


「喰らうかよぉぉぉ!!!」


いきなり後ろに回りこんで来たソイルに蹴りをかますが、躱される。


どうやら俺の空間魔法をコピーされたっぽいな。それに……


「賢者の石を使ったな?」


腹の傷が治っている。あれだけ完璧に治せるのは錬金術の最高峰、賢者の石を使った修復しかありえねえ。


「そうだよ。お前相手にこれを持ってこないわけがないだろ」


「ま、だろうな。流石に腹に大穴空いて魔法が使えるとは思ってなかったが」


さて、今の俺ならこいつを接近戦でぶっ殺せるか?


……わからねえな。勝てる……と言うよりも負けはしねえが、こいつが思った以上に強くなってやがるからな。


「さて、エアリアル。俺は《スペリオル・ウィザード》になる」


「!?」


……その言葉は俺を停止させるのに十分だった。


《スペリオル・ウィザード》になる。それは力を持ってくるって事だ。


そしてその行為を俺は……魔法使いは止める事が出来ない。


何故ならそれは心に刻まれているから。


「んじゃ、俺もやらせてもらうぜ?」


……思えばここまで本気でこいつと殺し合ったのは久しぶりだ。《スペリオル・ウィザード》を解放させる程になったのは本当に10年に一回あるかないかだ。


「《我が名はソイル・ボルト。土のスペリオル・ウィザードであり、史上最高の天才である。我を讃えよ。我を謳え——」


螺旋階段の様に、ソイルの周りに光の粒子が集まってくる。


それはまるで……いや、確実にソイルを祝福しており、ソイルを包み込む。


「——リミットオーバー》」


そして今。至高の魔法使いが誕生する。

面白い、続きがきになると思ってくれたら……あ、明日には出せるかなーと思いつつありがとうございます!

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