屋根
「うーん・・・。」
私は声を出しながら伸びをした。
昨日はルルちゃんからいろんな事を学んだ気がする・・・。
さっそく、今日から建設が始まるぞ〜!
私は、今日こそ頑張るぞ!と意気込みながら、家を出た。
そこにはやっぱり、いつものようにルルちゃんがいた。
「おはよぉ。」
「おはようございます。村長。今日は皆で建設、頑張りましょうね。」
「うん、頑張ろう!」
私はそう言って、皆を呼んだ。
皆、もう何をするのかわかっていたので、すぐに自分の場所についた。
・・・はずだった。
「・・・ん?」
私の目の前には皆がいる。
切り株のところには誰もいない。
皆が、ここにいる。
「いや〜、あの、なんでここにいるんですかね?前にいた場所に・・・。」
私がそう言いかけると、ルルちゃんが、「あれ?言ってませんでしたっけ。」と言った。
・・・ルルちゃん、私に言っていないのはわざとなのかな?
よく、その言葉を耳にする気がするんだけど・・・。
「いやいや、ルルちゃん?私は何も聞いてないよ?」
私がそう言うとルルちゃんは、「あら、ごめんなさい。」と言って、説明を始めた。
「実は、私たちが行っている間、皆さん木を切ってくれてたんですよ。なので、材料は揃っています。」
「・・・わお。」
皆、やっぱり有能だわ。
うん、ナギサさんの所の村人さんたちだもんねぇ・・・。
そりゃ、有能な人達が多いわ。
「皆、ありがとねぇ。それじゃ、始めよっか!」
私はそう言って、皆で粘土を作ったり、その粘土を塗って、木をくっつけたりしていた。
ちゃんと、建設班の中で粘土を作る人達と、木を重ねる人達で分けたりしたから、結構早めに壁は作り終わったんだよね。
「・・・皆すごいよ!こんなに早く、壁が作り終わりました!」
・・・っていうかね、これ、実は材料班の人たちも、手伝ってくれたんだ!
だから、結構早く終わったんだよね。
ルルちゃんも粘土を作るのには手伝ってくれたし。
皆に粘土の作り方とか、コツとか教えてたし。
・・・コツはどうやって知ったのか知らないけど。
「とりあえず、次は屋根を作るんだけど・・・。」
どうしようかな。
てかさ、これ、屋根を作るのが1番難しいと思うの。
だって、私たちが作ろうとしてるのは、方形屋根でしょ?
だから、斜めに置かなきゃいけないじゃん?
・・・大変じゃない?
いやさ、普通にゲームとかでやったら普通に・・・っていうか、簡単に出来るんだけども・・・。
実際に作るとなったらめっちゃ大変な気がする。
「・・・皆、屋根の形、変えてもいいかな?」
私が少しオドオドした感じで言うと、皆が
「いいよー」「村長に任せるよ」「どーするー?」
と言ってくれた。
陸屋根・・・が1番簡単なんだよね。
作り的には。
だって、横に全部くっつけて、それを壁の上に乗せて、そこも粘土でくっつける。
でも、どうやって上に乗せるかが重要。
クレーン・・・なんて、私たちが持ってるはずがないし。
またまた、新しい問題が発生したなぁ・・・。
また、作る期間伸ばすかぁ・・・?
それか、皆に聞いてみるのもいいかも。
皆、今まで色んな建物を作ってきてるはずだし・・・。
まずは、ルルちゃんに言おう。
・・・えへ。
いやさ〜、やっぱり、皆の職業を覚えておくのは大切だね。
建設班の中に大工さんの人がいたわ。
どうやって作るのか、構造とかもわかってるもんね。
ルルちゃんに聞いたら、「じゃあ、この人に聞けばいいじゃないですか。」って、ちょっと呆れ気味で、またまた言われちゃったよ。
なんかさ、ルルちゃんに呆れ気味で言われるの、何回目かなぁ・・・なんて思っちゃうなぁ・・・。
それでさ、その後その大工さんに聞いたら、私たちの助けはいらないから、自分一人で出来るって。
材料は、自分であるものを使うにし、もし足りなくなったら、仲間に手伝ってもらうって言ってたな。
やっぱり、村人さんの職業を知るのは大切なことなんだね。
大工さんのお話によると、2日あればできるって言ってたな。
・・・どうやって、屋根をのせたのか今度聞いてみようかな。
私も、自分で出来るようになりたいし。
そして、残りの時間は村人さんたちと色々話して、時間が夕方になってきたぐらいに、皆解散した。
私とルルちゃんは家の前まで来た。
なんだか、今日は疲れたような気がする・・・。
・・・明日、筋肉痛、なるかなぁ・・・。
なんだか、今日は一段と疲れた気がするよ〜・・・。
だって、体は動かしたし、頭も・・・屋根をどうやって乗せようか考えたのに使ったでしょ?
今日は私の体全体を使った気がする・・・。
明日は、ゆっくり起きようかなぁ・・・。
別に、する事ないし。
建築もあの村人さんに任せればいいしなぁ・・・。
あ、あの村人さんっていうのは、大工の村人さんのことだよ。
なんだか、ルルちゃんが名前をいっぱい教えてくれたような気もするけど・・・。
私、自分でも自覚してる。
覚えるのは苦手・・・。
でも、きっと今後はもっと覚えることが増えてくると思うから・・・。
慣れないとね。
慣れないと、ルルちゃんにも迷惑かけちゃうしね。
なんだか、帰ってきてからすごい時間がかかっちゃったなぁ・・・。
色々考えてたからかも。
明日はゆっくり休もう。
そう思った私だった。




