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リスタートしました 主人公じゃない俺が主人公と旅をする。  作者: イエダさん
一章 強さを求めて・・・
17/30

もう一人の佐藤の冒険 4話

佐藤 砂糖って本当に居るのかな?

「マジかー」


俺は走って初級ダンジョンの入口に来ていた。


「上級ダンジョンの途中に初級ダンジョンの入口があるってどうゆうことだよ」


世界を探しても途中にあるのはここだけらしい


「やっぱり帰ろうかな・・・・・」


だって俺スケルトンだし、前の世界では学校休んでゲームしてたゲーム廃人だし、元々こんな事をやるのがダメだったんだよ


「よし!帰ろう!」


俺はダンジョンに背を向けて帰ろうとした


「ガウウウウウウウウ!!」


「えっ、」


前まで俺が走っていた道の先に猛獣が居た

その猛獣はライオンと同じ大きさで牙は俺の手ぐらいある、あれで噛み付かれたら一瞬で俺の人生が終わりそうだ、あっ走ってきた


「うわーーーー!!!」


「ガウウウウウウ!!」


俺は初級ダンジョンの中に入って必死に逃げた、途中で階段のような物があったので進んだ


「やっぱり強い魔物は出てこないな」


後ろから俺を追いかけて食べようと(俺は骨なのに)している魔物は上級ダンジョンの魔物なので初級ダンジョンの魔物は怖がって出てこない

やっぱり魔物も見つけたら襲いかかる訳では無いようだ


「いやー上手く隠れることも出来たし良かった良かった」俺は魔物を巻く事に成功していた


「ガウウウウウウ!!」


「うん!知ってた!」


俺は逃げた、逃げてる途中に多分三階層に続く階段を降りた


「中ボスかよ!」


三階層には中ボスが居た、もうゴールが近いようだ


「ガウウウウウウ!!」


「逃げられんな・・・そうだ!」


俺は中ボスに近づいてギリギリで攻撃を避けた


「ガウウウウウ」


「よし!作戦どうり!」


中ボスは俺を追いかけていた魔物と戦い始めた

戦いでは魔物の方が有利になっているが中ボスは防御型なので思いどうりに倒せないようだ


俺は魔獣に中ボスの討伐を任せた




「四階層目!」


四階層も他の階層と違いモンスターが居た


「今だ!」


だが、俺は戦わずに突っ走った


五階層に続く階段の前まで行くと急に寒気がした


「ここか、よし!入るぞ!」


五階層と言う本格的にダンジョンを攻略してきた感がある階層に足を踏み入れることを決意した



――――――――――――ボス戦


「うおっ、危な!」


ボスは攻撃型で俊敏性と防御力が低そうなボスだったので俺でもよけられる攻撃だった


「よしよし効いてるな」


俺でも倒せそうな敵だったという事で気を良くしていたが、ボスも反撃にくる

だがボスの俊敏性は低いので避けて殴った

だが、あまりダメージが無いのでボスもすぐに反撃してきた

それを何十回と繰り返しているとボスは倒れた


「やったぞ!・・・・・・」


俺の意識がそこで途切れた


――――――――――

《限界突破のスキルを習得しました》《進化しました》


「ん?」


俺はスキル習得の音で目が覚めた


「ここ最近スキル習得音を目覚まし時計にしている気が・・・・」


俺はそんな疑問を考えながらステータスを開いた


《誕生日おめでとうございます、ステータスを分かりやすく改造しますか?》


          《はい》    《いいえ》


「は?なんだよこれ?はいに決まってるだろ」


はいにしても俺にデメリットは無いからだ


《今すぐに進化する》 《進化はせずに貯める》


「何なんだよ、俺はずっとスケルトンなんて嫌だぞ」


俺が今すぐ進化するを押そうとした瞬間に岩が降ってきて俺のすぐ近くに落ちてきた


「うおっ!、びっくりさせんなよ!」


俺が今すぐ進化するを押そうとステータス欄を見ようとした瞬間に、俺の頭の中に一番聞こえたくない声が流れてきた


《進化はせずに貯めるに決定されました》


「・・・・・・・・」


俺は理解するのに数十秒を必要とした


「うわあああああああああ!やっちまったああああああああ!!!」


絶叫していると俺はいつの間にか入口に返されていた


「・・・・・帰るか」


落ち着くと俺は落ち込みながらギルドに帰りだした


「ハハ、俺、このままずっと、スケルトンなのかな・・・・・ステータスオープン」



佐藤 砂糖(サトウサトウ)

種族:進化族(スケルトン)

性別:?

職業:ゲーム廃人、オタク

年齢:18歳

Lv:30

魔力(MP):100 最大魔力200

力:90

攻撃力:100

防御力:100

俊敏性:210

魔法攻撃力:200

運:60

魅力:200(スケルトンのみ)

勇者力:?


《装備》

少しボロボロの戦闘用服上 少しボロボロの戦闘用服下 戦闘用靴 靴下 シャツ パンツ


《武器》


《固有スキル》

言語理解

鑑定

バラバラになってもスケルトンパワーで復活

睡眠無


《スキル》


《奥義》

限界突破


(称号)

ゲーム廃人

オタク

世界管理の女神と出会った

進化族

モテモテスケルトン

異世界から来た者


《所持金》

100000セイル



二ページ目

(移動)


「あっ、お金増えてる」

――――――――――――


「あれ、どうした?」


「どうせダンジョンが恐ろしくて帰ってきたんじゃね」


「もうちょっと粘れよ」


「はっはっは!これは笑い者だな」


向こうから俺を馬鹿にする声が聞こえてくる

この反応から俺が寝ていた時間はあまり長くなかったようだ


「あっ、帰ってきたんですね!」


「はい」


「怖気付いて帰って来たクセにな」


向こうのお酒を飲んでいる人が俺を馬鹿にしにやって来た


「初ダンジョンどうでした?」


首を傾げて聞いてきた・・・・ヤバイ、理性が化学反応で爆発しそう

ヤバイヤバイ惑わされるな!この人はただの受付員だ!冷静に、冷静に


「クリア出来ましたがやっぱり俺のステータスではギリギリでしたね」


「なっ!、お前がクリア出来る訳ないだろ!」


出来てるんだよな〜


「では、ダンジョンクリアの確認としてステータスカードを預からせて頂きます」


ギルドの人達が嘘だろ、と言う目を見せてきている中俺はステータスカードを渡した


「ええ!ダンジョンクリア時間が10分になってるんですけど!」


「何!?」


「深く追求しないでください」

俺は受付員の口に手を当てて言った

女の子の口に手を当てるって夢だったんだよ!・・・・・ごめんなさいただの変態です・・・・


「そ、そうですね」


受付員が顔を赤に染めて言った、何があったんだろうか?・・・とでも言うと思ったか!馬鹿め!俺はよくあるあるの主人公みたいに自分の事に鈍感じゃ無いんだよ!知ってるぞ、惚れてるんだろ!

と言っても俺は進化して姿が変わるからこんな事は今だけだと思うがな


「それで、中級ダンジョンに行きたいんですけど」


俺がギルドの人達から嫉妬の目や10分のクリアを信じていない目で見られている中、俺は中級ダンジョンに入る事を申し込んだ


「はい!中級ダンジョンですね!」


かわええ


「中級ダンジョンに入るには講習を受けて頂く事になりますが、受けますか?」


まあ中級ダンジョン以上の攻略者は一人も居ない訳だから当たり前か


とりあえず俺はその講座の詳細を聞いてみた。

どうやら講座は明日あり二日の時間をかけるらしい

まあ二日ぐらい良いだろうと思い俺は講座を申し込んだ


―――――――――――――――――


翌日、ギルドで言っていた場所へ向かうと、人が多かった


周りを見渡していると講習の時間になった


「講習参加者は集まってください」


皆がぞろぞろ歩き出した


講座は予想どうりの内容でどれだけこのダンジョンが難しいかを説明していた。

ダンジョンの階層説明に入ると俺は真剣に聞き出した


――――――――――――


「何か、予想どうりであまり勉強にならなかったな」


俺は講習場から帰りながら今回の講習の文句を投げかけていた


「どこが勉強にならないんだい?出来れば君の意見を取り入れたいんだけど」


「ん?」


俺が振り向くとそこには20歳ぐらいだろうか?若いイケメンが居た

相手が着ている装備はピカピカだが着慣れている感がある、いつも手入れをしているようだ


「私はレアンドと言う、よろしく」


これって俺も自己紹介しておいた方が良いよね


「俺はサトウと言う宜しくな」


俺とレアンドは握手を交わした


「で、具体的にどこが勉強にならんないんだ?」


「そうだな、ギルドの説明を聞いた限りこのダンジョンは貴方達では無理ですみたいな説明をしているような気がする、危険度を説明する時間が最も長いのもここが原因

それに三十階層以上の説明をしなかった所も問題だな、聞いたところダンジョンはもうクリアさせられていて全部で四十階層あるらしいじゃないか

まあ初心者に草が生えたような俺が言っても説得力無いがな」


自分の不満に思う事を言った


「ありがとう改善させておくよ」


「ああ、こっちもありがとな」


俺はレアンドに手をかざすと歩き出した

途中で「なんと失礼な!」と言う顔をしている人や、「何て事をしているんだ!」と言う顔を向けられたが俺にはその理由が分からなかった


――――――――――

二日目


俺はまたギルドに指定された場所に来ていた

今日は二日目の講習会でこれが終われば中級ダンジョンに行けるので俺は張り切っていた

昨日来ていた人の中で休みは居ないらしい


「講習参加者は集まってください」


皆がぞろぞろ歩き出した


皆が椅子に座るとギルドの職員が説明を始めた


「昨日の講習会で三十階層までしか説明しなかった事を謝罪します」


とギルド職員は俺をチラ見しながら言って来た

えっ?何で俺?

そして三十階層以上の説明を始めた


三十階層以上の説明は大事そうな事ばかりだった。


―――――――――――


「何か質問はありませんか?」


数人が手を挙げた。

質問が終わると講習会は終わりとなった。


俺は寝たくても寝る事が出来ないので明日に行くダンジョンに備えて剣でも買っておこうかな


―――――――――


「いらっしゃい、何をお探しですか?」


俺が帰りに武器屋に寄ると女の定員が聞いてきた


「軽くて使いやすい武器って無いか?」


「軽くて使いやすい武器ですか・・・このチタンナイフとかどうですか?」


「えっ!チタン?」


この世界にチタンって存在したんだ・・・


「はい、私の師匠がダンジョンの中で見つけてきた未知の金属です。」


その後、チタンについて話を聞くと中級ダンジョンの中にたくさん存在する金属らしい、まだギルドの方でも効果ははっきり解明出来ていないようだ


「だけど高いな」


「はい、この金属加工がありえない程難しいんですよ、それに取りに行くのも熟練の冒険者を雇わないといけませんから・・・・」


やっぱりこの世界でもチタンは高額らしい


「じゃあこの武器を頼む」


「これですね」


俺は銀のナイフを5本と鉄の短剣一つ買った。

二つで100000セイルだったので俺のお金は全部無くなった

お金の取り出し方は念じるらしいが一度取り出すと元には戻せない


「ありがとうございましたー」


俺は女の定員の声を後ろに店を出て行った


「大丈夫だもん、俺眠たくないから外に居ても大丈夫だもん」

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