表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
リスタートしました 主人公じゃない俺が主人公と旅をする。  作者: イエダさん
一章 強さを求めて・・・
18/30

もう一人の佐藤の冒険 5話

遅れました・・・・言えない、寝ていたなんて言えない!

と言う事で今回は少し長めです。

「うう、さ、さぶい・・・」


武器屋で有り金全部溶かした俺は、いつもなら大量の商人と客で賑わっている通りの端っこでフードを被って朝を待っていた。

ここはダンジョンの中なので朝や夜は無いと思うだろう、だがこの町は変わっていて、夜になると天井が暗くなり、朝になると天井が明るくなるのだ


「俺ってフード被ってるから、どこから見ても置物にしか見えない自信がある」


俺が誰にも聞こえないような小声で謎の自信を打ち明けていると通りの中心から人の声が聞こえてきた


「おい、誰にも見られてないよな」


「はい、誰にも見られていません、それに誰にも聞かれてないですよ」


俺!メッチャ聞いてるー!


「それなら良かった・・・ここじゃあ目立つからもっと別の場所で話すぞ」


そうして、男達は通りの奥に行った。

ふっふっふ、俺のこの地獄耳を使う時が来たようだな・・・全然聞こえねー


あれ?闇取引を裏から聞くってスパイみたいでメッチャ格好良いぞ・・・・・・よし!0ッショイン0ッシブルだ!


俺は心を置物にして闇取引が行われている現場まで行った。


「あの計画は上手く行ってるのか?」


「はい、魔王軍と協力して王都に奇襲を仕掛ける計画は順調です、いつ襲撃しますか?」


「まだだ、後一ヶ月は必要だと思う

今の王都には勇者が住んでいると聞いているから、勇者が居なくなってからが妥当だな」


「分かりました、勇者が居なくなってからですね」


「ああ、だが勇者がなかなか王都から消えなかったら襲撃して良いぞ」


えっ、勇者ってたくさん居るんだ・・・・


「分かりました、では」


「ああ、早めに済ませないと追いかけてくるからな」


そう言い終わると二人は帰っていった。


「・・・・・聞いちゃあいけない事を聞いた気が・・・・・」


俺はまた朝になるまで待ち始めた。


――――――――――――――


「よし!今日は中級ダンジョンに行くぞ!」


昨日の夜にあった事は忘れて俺は中級ダンジョンに行く事を決めた。


「まずはギルドだな」


情報を知りたいので俺はギルドに向かった。


「今日はどうされました?」


ギルドの受付まで行くと受付員が話してきた。


「中級ダンジョンの地図を欲しいんですけど」


「中級ダンジョンの地図ですね、一つ1500セイルですけど・・・」


あっ、お金持ってない


「すみません、お金持っていないので」


俺はギルドから離れようとした


「ちょっと待ってください」


振り返るとそこには俺のステータスカードを作ってくれた受付員が居た。


「どうしたんですか?」


「お金は私が払いますから中級ダンジョンの地図を持って行ってください」


えっ、何で急に


「えっ、いいですよ、急にお金払うって言われても・・・」


「いいえ、これは受け取ってもらいます」


強く言われて俺は「はい」と言うしかなかった。


「それでは、ダンジョン攻略頑張ってください!」


「頑張ってきます!」


俺はダンジョンに向かった




「どうしてお金払ったんですか?」


「中級ダンジョンに地図無しで行くなんて死にに行くようなものですからね

・・・・・それに・・・もう自分の中で会えないような気がしましたから・・・・」


「・・・・・そうですか」


――――――――――――――――――――――


「いやー中級ダンジョンになったとたん禍々しさが桁違いだな」


中級ダンジョンの入口に来たものの普通にオーラが凄かった。


「よし!」


俺は頬を叩くとダンジョンの中に入った。


―――――――――――


「まだ誰にも気づかれて無さそうだな」


一階層ではまだ驚異となるような敵は出てこなかった。


「おっ、アイツなら倒せそうだな」


そこにはレベル上げに最適そうな魔獣が居た。


「ぴっ」


俺は短剣を突き刺した

なんか・・・気持ち悪い感覚


「まあ先手必勝は当たり前だな」


突き刺したモンスターは煙になって消えた。


《レベルが上がりました》


「おっ、レベル上がったんだな」


レベルの上限ってどのぐらいだろう?


そんな事を考えているとダンジョンの壁の向こうから声が聞こえてきた。


「ん?」


声が聞こえる方に近づくと俺は壁から気づかれないように顔を覗かせてみた


「人?」


そこには人の形をしている者が居た。

どうして人間と言い切らないかは、着ているローブの間から骨らしき物が見えるからだ


「人の骨見るのって俺以来だな」


だけどアイツは何だろう?

あ!そうだ!鑑定しよ!


(ネクロマンサー)

説明:闇の道に走った魔術師、召喚が得意

レベル:?

ダンジョン中ボス


「えっ・・・・」


俺が鑑定をするとネクロマンサーがこちらに顔を向けてきた。


「あーあのですねーあのーこれはちょっと確かめたい事があったって言うかー」


ネクロマンサーが魔法を放ってきた。


「うわああ!って痛くない?」


どうやらアイツが撃った魔法は目くらましの魔法のようだ


俺の目が見えるようになるとネクロマンサーは消えてモンスターが居た。


「ん?コイツらスケルトンじゃねーか」


ネクロマンサーが召喚したモンスターはスケルトンだった


「おいおい仲間なのに何で襲ってくるんだよ、鑑定」


(召喚スケルトン)

説明:召喚されたスケルトン、召喚した主に絶対服従、レベルは存在しない

レベル:存在しない

召喚モンスター


絶対服従だから俺にも攻撃してくるのか


向こうのスケルトンは足が遅い

だが俺の足は早いので普通に倒す事が出来た。


《レベルが上がりました》


そりゃあ100体ぐらい倒したらレベル上がるよな


「それにしても目くらましの一瞬で100体のモンスターを召喚するってアイツ何者だよ」


俺は誰も居ない部屋で独り言を言った。


――――――――――――


「ぴぎっ!」


「ウガ!」


おっ!レベルが上がったから体が軽い!


俺は現在十階層に居た。

先ほど倒したスケルトンのおかげで体が軽くスムーズにダンジョン攻略が出来るようになったが十階層からは敵も手ごわくなってきたので今は倒せそうなモンスターを倒してレベル上げをしていた。


「十階層でこの強さってボスはどうなるんだろう?」


誰も居ないが俺は何かに向かって話していた。

怖い気持ちを紛らわすためだ


「そういえば進化って出来るのかな」


大夫モンスターを倒して経験値を稼げたので期待の気持ちを込めて俺はステータスを開いた。



《今すぐ進化する》 《進化はせずに貯める》


「よっしゃ!」


どうやら進化が出来るようになったようだ

前に貯めるを押してしまったので多分強い奴に進化できるだろう


俺は迷わず進化するボタンを押した。


《初進化を開始します》


「ん?」


脳内アナウンスが流れると俺の体に変化が起こり出した。

右腕が熱くなってきたのだ


「右腕がっ、(うず)く!ってマジで熱くなってきたぞ」


一瞬だった、右腕しか熱くならないと思っていると急に体全体が熱く、痛くなってきたのだ


「ああああああああああ!!!」


あまりの痛さに俺は頭を抱えて地面にうずくまった。


「あああああ!っ!ああああああああ!!」


頭が割れそうな痛みのせいで俺の頭が誰かに乗っ取られるような気がした。

近くにある岩に頭を叩きつけた。



「・・・・・・・」


数分経過するとついに声まで出せなくなった。

喉がやられたように熱い


このまま死ぬのかな?

それは嫌だな・・・・


俺は「死にたくない」と言う感情で気を抜いたら体が持って行かれそうな痛みを我慢した。


――――――――――――


《進化は大成功しました》



「あれ?」


俺を襲っていた痛みはアナウンスが流れた途端に引いた。


「声・・・」


声も出せれるようになっていた

だが、今までの声と違うような気がする


「ステータスオープン」


佐藤 砂糖(サトウサトウ)

種族:進化族上級吸血鬼

性別:?

職業:ゲーム廃人、オタク

年齢:18歳

Lv:100

魔力MP:2000 最大魔力2000

力:9

攻撃力:10

防御力:100

俊敏性:2000

魔法攻撃力:3000

運:60

魅力:0

鬼畜力:100


《装備》

血の付いた戦闘用服上 血の付いた戦闘用服下


《武器》


《固有スキル》

言語理解

鑑定

睡眠無

不死


《スキル》

言語系:吸血鬼言語

威圧系:吸血鬼威圧

不死系:不死身


《奥義》

限界突破

限界を超えた一撃


(称号)

ゲーム廃人

オタク

世界管理の女神と出会った

進化族

異世界から来た者

不死


《所持金》

0セイル


「おおおおお!上級吸血鬼ってカッケー!」


俺は先ほどの痛みを忘れるぐらい興奮していた。

それもそのはず、最弱モンスターとも言われているスケルトンから、ゲームの中でも強者扱いされる吸血鬼になったのだ


「ん?この吸血鬼言語って何だ?」


見慣れないスキルが増えた中で俺が最も気になるスキルはこれだった。

他のスキルは大体予想出来るが、このスキルは予想出来ないのだ


「論より証拠だな」


俺は使い方が合っているのか分からないことわざを言った。


「吸血鬼言語」


その瞬間、俺の中にある魔力が膨張したような気がした。


「全く、何が起こったのか分かりませんね」


あれ?何かが違うような・・・・


「声がおかしいのでしょうか?」


声質は変わってないよな・・・・


あれれれ?俺だけど俺じゃ無いような・・・・


「気のせい・・・ですか・・」


あああああ!声だ!声が違う!何か吸血鬼っぽい喋り方になってる!


―――――――


その後、このスキルを試して分かった事が合った。


「このスキル!地味!」


なんだよこの地味スキルは!使ってみたら喋り方を変えるだけっていらね!地味に魔力の消費もあるからな


「この体も・・・慣れないな」


俺の体は吸血鬼を具現化して出来たような姿だった。

牙が生えていて、爪は長く、極め付きは背中に違和感を感じる、羽でも生えているのだろう


「引っ込める事って出来るのか?」


俺は試しに爪に魔力を送ってみた。

魔力を送る感覚は体の中に何かが通っているような気分で、言葉では表せられなかった


「おっ!爪が無くなってる!」


俺の爪は消えて普通の長さになっていた。


その後、試してみると羽は完全に消す事は出来ないが大きさを変える事が出来るようになった。

牙は何も出来なかった。


「そういえば無くなった爪ってどこに行ったんだ?」


あまり考えたくない事を話しながらダンジョンの中を進んで行った。


――――――――――


「これ本当に中級ダンジョンなのかよ、敵強すぎだろ」


俺はボロボロの姿でボス部屋の前に到着した。


「休憩しないとな」


着ている服もボロボロになったが、新しい服は無いので休んで自身の回復が一番だった


それから一時間ぐらいで俺は普通に動けるようになった。

スキルにある不死身の効果だろう


「おっしゃ!ボスなんか楽勝だぜ!」


今考えるとこれはフラグなのかもしれない


ボス部屋に突っ込んだ


「キシャァァァァアアアアアア」


そこに居たモンスターは、はっきり言うとエイリアンだった


「うわ!キモ!」


ボスは緑色に光る触手を出して俺に攻撃してきた。


「危な!」


俺はギリギリで攻撃を避ける事に成功した。


「あの触手に当たったら何かが奪われるような気が・・・」


嫌な予感がするが、コイツを倒さないと帰れそうにない


「キシャァァアアア!!」


「うるせええええ!黙れ!」


エイリアンを殴ると「プシャ」と音がする、と思っていたが跳ね飛ばされた。


「痛えええええ!全く力が無いこと忘れてた――!」


俺の力は前世のスケルトンよりも少なく、石を持った時に「赤ちゃんに腕相撲で折られそう・・・」と察したぐらいである


「キシャシャシャ!」


うわ!ムカつく!


「だけどコイツ硬いな、これまでは魔力弾で何とか出来たけど、コイツには効かなさそうだぞ」


俺のゲーマーの感がそう言っている


岩の後ろに隠れると――


「そういえばまだ試してないスキルがあったな」


俺はステータスを開いて限界を超えた一撃を調べてみた。


(限界を超えた一撃)

説明:自身の最大魔力の三倍の魔力を一撃にする技、発動後には眠ってしまう、運が悪いと永遠の眠りにつく

スキル


「欠陥品じゃねえか!」


俺の出した大声に気づいたのか、エイリアンが気づいた。


「うおっ!」


奴の伸ばしてきた触手は大岩を貫通した。


「貫通力ありすぎ!」


文句を言うが攻撃は止まらない

触手が俺の右腕を貫通した。


「ああああ!痛えええ!」


右腕には穴が出来ていた


「クソッ!不死で痛みが和らいでるはずなのに・・ッ!ああああああっ!」


痛みを和らげる事が出来ても腕に穴が開く痛みは耐えられない


「もう、良い、奥義、限界を超えた一撃、」


デメリットで死ぬ可能性があるが、このままじゃ死ぬので俺は奥義を放った。

その瞬間に俺の周りに赤と黒の文字が書いてある魔法陣が出来た、そして槍が召喚された。

俺の体は勝手に動いて槍を投げた。俺の足元と槍には先ほどの赤黒い魔法陣が魔力を放っていた。


意識が途切れた。




「うわあああああああ!」


起きた。


「ハアッ、ハアッ、女神に封印される夢を見てしまった・・・・

それに封印された理由は女神の威厳の為って・・・」


夢の事を鮮明に思い出していると右腕の事に気づいた。


「あれ?」


右腕は完全に復活していた


「まあいいや、考えるもの面倒臭いし」


周りをよく見渡してみるとエイリアンの死体が散乱していた。


「うわ!、これR18指定だろ」


死体?らしき物がそこにはあった。


「・・・・臭いし帰ろ・・・」


俺はボスを倒した時に出る帰り用魔法陣に乗った。


―――――――――――





「えっ、何で?」


俺が帰ろうと思い魔法陣に乗った瞬間、俺は知らないボス部屋の前に居た。


「どうゆうことだよ・・」


このボス部屋の入口は見たことが無い


「まあ入ってみるか」


―――――――


「ヤバイヤバイ!絶対にヤバイ奴だって!」


「ウガアアアアアアア!!」


そこに居たのはケルベロスだった。

勇者達と出会った奴よりも強そうだった


「待った待った、ちょっと話し合えば和解出来るって」


突進してくるケルベロスに向かって俺は言い訳をぶち込んだ


「ガアアアアア!」


「ふっ、」


俺は楽勝そうな顔でギリギリのところで避けた、そしてかすり傷で―――


「ガハッ!」


後ろの壁に叩きつけられた。


「ちょっ!俺が受けたのかすり傷だぞ!何でこんなに飛ぶんだよ!」


自分の紙防御では、かすり傷で吹っ飛ばされるようだ、

普通に当たったら内蔵が飛び出そうな気がする


「奥義、限界突破」


この奥義はもう効果が分かっているので安心して使える

ちなみに効果は、全ステータスを上げる、だ、デメリットは体に負担をかける事だが、もう一つの奥義と比べると安全だ


「よし!ドーピングも出来たし、決着をつけようか」


「ウガアアア!」


五分後


「奥義!限界を超えた一撃!」


「ガッ、ガアアアアア」


眠りについた

――――――――――

起きた


「何?、もっと格好良い戦いを求めてた?ふっふっふ、勝てば良いんだよ勝てば!」


俺はこのままじゃあ負けてしまうと思い奥義を使った。

ボス部屋はモンスターが居ないので安心して寝れる


「・・・・帰ろ・・・」


誰もいなくなったボス部屋は、はっきり言うと寂しかった。


――――――――


「やっぱり出る所はここか、」


俺は勇者達と入った、上級ダンジョンの入口に来ていた。


「もうあの町には戻れないな・・・」


俺はダンジョンの入口に体を向けて言った。

せっかく良い思い出も残せたのに、まあ吸血鬼姿で行ったら怖がれる事間違い無しだと思うがな


「メッチャ力が湧いてくる」


周りは夜だった、夜の王、バンパイアの俺は力が湧いてきていた。


「家作るか」


まずは家を作る事が最優先だと思い家を作り出した。


――――――――――――


「完成だ!」


出来た家は、良い出来――――では無くただのゴミに等しかった。


「いやー、まさか家を作る知識が異世界で役に立つなんて思っても見なかったからなー」


俺は(ゴミ)を見ながら言った。


「木の上で寝よ」


―――――――――――

次の日の夜


「準備運動も終わったし、実験するか」


朝に実験をしようと思っていたが、あまりにも力が沸かなかったのでやめた


「これまではボスに向けて撃っていたあの一撃ってどれぐらいの威力があるんだ?」


試しに空に向けて撃ってみよう


「奥義!以下略」


空に向けて撃った


「へ?」


眠る直前に俺は見てしまった。

空に浮かんでいた雲を打ち消し、禍々しい魔力を放ちながら飛んでいく槍を


―――――――――――――――――――


それから起きた事は大きく分けて三つある


一つ目は、また進化が出来るようになったので進化をした事


二つ目は、進化先が人間だった事


三つ目は、これまでになった生物にまた進化出来るようになった事


以上だ


「それにしてもこの奥義って格好良いな!」


俺は滅茶苦茶このスキルを気に入っていた。

それから俺は毎日空に向かって奥義を打ち続けた。

そして・・・・・・


「貴方・・・・あのスキルは危険も (ともな) うのよ・・・・・」


俺は死んだ

主人公最強はどこまで続くのかな?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ