9話 デスヘイム生活3 魔王
今気づいた・・・・・・作者名ダッサ!
二ヶ月経った。
俺達はレベル200を超えた。
「なあ辛木」
「ん?」
「もうスライム倒してもレベル上がらないよな。」
「・・・・・そろそろ本格的にモンスターを倒すか。」
「その前にちょっと女神と会ってくる。」
「まあそうだな、アイツに今の実力で足りるか聞いてみるのが一番だろう」
「そうゆうわけで寝る。」
「ああ、お休み」
俺は一ヶ月ここで暮らしたので今は簡単に石の上で寝られるようになった。
―――――――――――――――
「と言う訳だ、どうだ?外で活動出来るか?」
「貴方・・・どうやって生き残ったのよ」
「どうやって生き残ったって言われてもな、草原でスライム狩ってヤバくなったら洞穴に帰るっていう毎日だったからな」
「草原・・・・ああ!あの場所ね!そこはデスヘイムの中で一番危険度が低い場所よ、ランダムで飛ばしたからどこに行ったか分からないのに一番危険度が低い場所って貴方達幸運ね」
「おい、今ランダムで飛ばしたって言ったか?」
「ええ」
「それっていきなり猛獣の前に転送させられるって事も・・」
「有り得るわよ」
「お前!馬鹿か!最近強くなって落ち着いてきたのに何でお前は毎回気分を潰すような事を言うんだよ!」
「し、しまった!言わなければ良かったのに!」
「ああ!言わない方が良かったよ!」
「まあ、草原に転送出来たわけだし結果良かったじゃない」
「まあそうだな。で、本題に戻って俺達は生きていけるか?」
「草原に居る猛獣だったら倒せると思うからそれで力を上げなさい、レベル500になったら移動を開始しなさい。」
「分かった。」
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「と言う事らしい」
「ああ、だったら今日は、自分より弱そうな相手にガンガンいこうぜだな」
「あ、後女神は、倒した時の経験値は離れていても貰えるって言ってたから、別行動ってどうだ?」
「いいんじゃね、危険な事が会ったら逃げればいいし、それに瞬足についていける猛獣ってこの草原には居ないし。」
「了解」
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「ヤバイヤバイヤバイヤバイ!!」
俺は現在進行形で猛獣に追われています。
「何なんだよアイツ!、鑑定!」
(グレバー)
説明:強い猛獣、デスヘイムでは下級の部類に入る、防御力は低い、本来この草原にはいるはずが無い猛獣
レベル:437
「はああああ!これで下級の部類なのかよ!」
「ガウウウウウウ!」
「近づいて来んな!」
なんだよコイツ早すぎ!
「ぐふぉあ!」
クソっ!痛い!
「ガウーーー!」
「ちょっタンマ!――――ぶぉあ」
分かってましたよ!待ってくれない事ぐらい!、だけどちょっと希望ぐらいは持たせて欲しいなー
「ガウ!」
「すみませんでした!」
俺は猛獣の前で土下座をした。
あれ?猛獣の攻撃が止まっ―――――
「ガウ!」
グレバーは土下座した俺を踏みつけた。
「痛え!お前ふざけんな!何でそこで踏みつけるんだよ!こうゆう時の流れでも分かってんのか!」
「ガウウー!」
『うるせー』と言っているような気がした。
「死ぬー!」
本格的にヤバイと思っていると何かが飛んできてグレバーのすぐ近くに着弾した
「ガウッ!?」
おっ!、一瞬ひるんで踏みつける力が弱くなった!
「今だ!」
俺はグレバーから抜け出すとグレバーに飛び蹴りを当てた。
「ハハハハハハ!逆転勝利だな!、お前の防御力が低い事は知ってんだよ!」
俺の蹴りを何度も食らわせるとついにグレバーは動かなくなった。
「おっしゃー!討伐完了だぜ!・・それにしても何が飛んで来たんだ?」
俺は何かが落ちた方に体を向けた。
「・・・・・・・・・何でなんだよ!」
時は数秒前に遡る。
飛んで来た者それは、モンスターだった
「モンスター飛んで来るって何事!?」
「・・・・うさうさ」
「ウサギかよ!」
鑑定
(キラーラビット)
説明:得意の速さで相手を追い詰めて殺す為キラーラビットと言う名前が付けられた、デスヘイムでも生き残れる強さを兼ね備えている
レベル:390
「あれ?レベル390ってあんまり強く・・グハッ!」
「うっさうっさ」
「早!?人間の反応出来る速度超えてるぞ!」
キラーラビットは逃げようとしたらすぐに追いつかれるの繰り返しで、流れ作業の用に俺を追い詰めていった
「もう逃げられないじゃねーかよ!」
「うささ」
「へっ、・・殺されるんなら出来れば魔王とかに殺されて最後まで戦った勇者みたいになりたかったな」
俺が地球に居た頃はまさかウサギに殺されるとは、思っても見なかっただろうな。
ヒューーーー
何だこの音?と思った瞬間、槍見たいな物がキラーラビットに刺さった
「うさ!?」
「えっ、チャンス・・・か?」
俺が死を覚悟した瞬間、突然現れたチャンス。
俺はそれに全てを賭けてみようと思った。
「瞬足!、コレが、会心の一撃じゃー!」
一気にキラーラビットに近づいた俺は、全てを捧げた本気の一撃をキラーラビットに当てた。
「うさ!」
「痛ぇぇぇぇぇえええええ!」
キラーラビットも槍が胸に刺さった状態なのに負けてたまるかと反撃をしてきた。
意識が・・・ヤバイ・・・・飛びそうだ・・・・無理をしすぎた・・・・
俺はそのまま気絶した。
―――――――――――――――――――
「あれ?どこ?」
「おお!目が覚めたか」
そこに居たのは、小さい女の子だった。
「小さい・・・・女の子?」
「はっはっはっは!失礼な奴だな、ワシはこれでも1000歳を超えてるぞ!」
「えっ!マジで・・・・」
「マジじゃぞ・・・それより少し質問していいか?」
「いいぞ」
「・・・どうしてデスヘイムに居たんだ?」
思い出した!俺はデスヘイムに居たんだ!
女神が飛ばして来たとは、言わない方が良いかな
「仲間と旅をして来ました。」
「ほう!だが仲間と旅をしてきたのに何故一人で倒れていたんだ?」
「それは、別行動していたからです。」
「な!デスヘイムで別行動だと!命知らずにも限度って物があるじゃろ・・・まあいいこれで質問は終わりじゃ、お主から何か質問はないか?」
「そうですね、貴方が私を助けたんですか?」
「そうじゃ、我が草原で倒れていたお主をこの小屋まで運んで来た。それにしてもやばかったぞ、我の助けが無かったら猛獣に噛み砕かれて一瞬でお陀仏だったぞ」
マジかああああ!命の恩人だな!
だけど倒れてた俺を助けたんだよな、だったらあの槍って何だったんだ?
「それは、ありがとうございます。では二つ目の質問です、何日眠ってたんですか?」
「お主は二日間眠っていたぞ」
二日眠っていたのかー、辛木は大丈夫かな?
「次です、ここはどこですか?」
「ここはお主が倒れていた草原から一番近い森の中にある小屋じゃよ」
「最後の質問です、貴方は誰ですか?」
「・・・・・我は魔王じゃ。」
「・・・・・・・・えっ」
あの槍は何だったんでしょうね〜




