偶然はほぼ必然と同じだろう 8ページ目
「さーて、飯めしー、とその前に冷鵺の教室へ突撃するんだったな」
冷鵺と別れた時に言った言葉を思い出し、俺は一旦弁当を開けるのを止めて冷鵺の教室へ行こうとすると、
「あ、もしかしてセンパイのところへ行くの?」
声をかけられ振り返ると芝埜河 沙里香、芝埜がいた
「んだよ、何か悪いか」
「いや悪くは・・・、いや悪い」
何故か芝埜は俺に対してだけは嫌に挑戦的だ 冷鵺はセンパイって慕ってる上に優しいのに、この差は何なんだよ
・・・・・・手を挙げてる差か・・・・・・・・・
「最近いつも二人だけで話し合ってるけど何なの?」
「あー、いや、それはな・・・・・」
「何? 私に言えなような危ない事でもしてるの? 先生にいい付けるよ?」
「いや! してねぇよ! 殴るぞ!!」
この生意気な態度がどうしても手を挙げる原因だった
普段は俺がつい殴ろうとして芝埜が逃げていつも屋上にいる冷鵺に助けを求めてその後三人で雑談してるってのが多かったが、
「なら殴ればいいじゃん そしたらセンパイのところへ駆けつけるから」
今いつもは泣きながら逃げる芝埜なのだが今回はそんな事はせずむしろ好戦的だった
このところアリスをどうするかの作戦会議をしていて、芝埜の前でそんな話しは流石に出来ないので少し避けるようにしていたのだがむしろそれが不満だったらしい
・・・・・仲間はずれが嫌だとか妙に可愛い所あるなこいつ
「と言うか本当に二人きりで何してるの?」
「あー、それは、作戦会議、かな・・・・・・」
芝埜にアヴァロンの事は言うなと言われているので勿論ホントの事は言わず、いや一応はホントの事だがはぐらかす
「・・・・・・それって、女子の私には言えない事?」
「ちげぇよ!!!!」
ちょっと引くような態度に思わず怒鳴る
「なら、私が居ても問題ないでしょ?」
こいつほんと今日は挑戦的だな・・・・
「・・・・わかったよ」
「ふふ、ありがと」
まぁ、いつも会議してもしょうがないし、今回は三人でたべるか ・・・・女子を含めて三人、これが芝埜じゃ無きゃ良かったのになぁ・・・・
そんな事を思いつつ俺と芝埜は冷鵺の教室へ向かう
「おーす、冷鵺ー、いっしょにた」
教室の扉を開け、教室の際、冷鵺の席を見た途端凍った 文字通り芝埜も含めてフリーズした
てっきり俺は一人で弁当を食べているか、もしくは俺が来るまで待ってくれてたかのどちらかと思っていたが全然違った
「レイヤ君、これ食べる?」
と冷鵺に弁当の中の卵焼きを渡そうとする金髪の美少女と、
「いや、いらばいよ、自分で食べな・・・・」
それを嫌そうにしている冷鵺
・・・・いや、え? 見間違いじゃ無いよな・・・・・・ いや、あれ・・・・・・
「な、なななななななあ! な、何で!!」
何でアリスが此処にいるんだ!!!!
「え!? センパイ、その人誰!!?」
俺と芝埜は冷鵺の元に駆け寄る
「れ、冷鵺! どうゆう事だよ!!?」
何でアリスが此処にいるんだよと言う意味だったのだが、芝埜は意味をはき違えて、と言うかあっていたらむしろ怖いのだが、
「そうですよ! センパイがですよ! センパイが美少女とお昼を食べてるとかどうしたんですか! え?罰ゲームですか! そこの美少女さん罰ゲームでセンパイと一緒に食事させられてるんですか!?」
さり気なく酷い言い草だな・・・・・・・
「・・・・・おおむね、そうかな・・・・・・」
と言ったのは意外にも冷鵺だった
「え・・・・・・? 冷鵺が・・・・・・・?」
一体どうなってそんなご褒美が罰ゲームになるのだろうか・・・・・
「それにしても丁度良く来てくれた、と言うよりもっと早く来て欲しかった・・・・・」
「え?」
段々と冷鵺は泣きそうな声になりながら、
「お願い、助けて・・・・・・・」
一体何から助ければいいのだろうか、そう思った矢先に気付いた
「・・・・・・・・・・・」
じぃ~~~~~~~~
他の人の視線が妙に痛いというか・・・・ その、クリスマスの時にカップルを見たメリークルシミマスのボッチのよな・・・・・・
「・・・・・・上に行こうぜ・・・・・・」
取り敢えず俺にはこう言う事しか出来なかった
「へぇー! 今日転校して来たんですね!」
「ええ、、三鏡・グレモリーゼ・リアスって言うの、あなたは?」
「芝埜河 沙里香です よろしくお願いしますね ええと、」
「リアスでいいよ」
「なら私はシバで!」
「フフ、よろしくねシバ!」
「・・・・・・・やっぱり沙里香でお願いします」
芝埜がアリス(仮定)と話している隙に小声で冷鵺に尋ねる
「おい、あれどうゆう事だよ、アリスだよな、あれ?」
「今のところアリスに似た人物のリアス、だな」
冷鵺は少し迷惑そうにアリス、いや本名リアスだったか・・・・・
「何か、すげぇ似ててややこしくなるな・・・・・・」
名前も、そして見た目も
リアスの見た目はアリスと双子の姉妹かと言っていいくらいに似ていた
「今日転校して来たんだよな ・・・それって偶然、だよな?」
「偶然にしては出来過ぎだがな」
冷鵺はため息を付きながら言う
「偶然転校して来た少女が偶然アエンで騒ぎを起こしてる少女と似ていて偶然それを知ってる僕に好意を抱いたって事なんだよな」
「・・・・・・・それは確かに偶然すぎるな」
これが偶然ならきっと宝くじを当てる確率くらいでは無いと無理だろう つまり・・・・
「意図的に転校して来た・・・・?」
「もしくは転校は偶然だが騒ぎは意図的か、だな」
ん?それどういう意味だ?
「騒ぎを起こしたら偶然僕たちと出会ったからここへ転校して来たか、もしくは偶然転校しようとしたところに僕たちを見かけたから意図的に騒ぎを起こしたか」
「・・・・いや、それどう違うんだ?」
何かどっちも同じに聞こえるが
「前者だとスタートがアエンの騒ぎになり、僕らを妨害、もしくは情報収集の為、例えるならゲームでのリアルアタックをする為に転校して来た事になり、後者はスタートが僕らをたまたま何処かで見かけた事になり、何らかの理由で僕らがアエンに出入りしていることを知った為、ただ気を引きたくて騒ぎを起こしているか」
「・・・・・・・?」
何言ってるのかよく分からない それを見かねたのか冷鵺はまたため息を付いて、
「前者は僕らを殺そうとして、後者はただ単に虐めたくて、って言えば分かるか?」
「こっ、ころ・・・・・」
「お前が物分かり悪いからオーバーにしただけだ、大声出すな」
「わ、悪い・・・・・」
だが、冷鵺の言わんとする事が分かった
「つまり、アリスが言ったようにただ単に可愛さを見せつけたいだけか、それとも」
「何? 可愛さって?」
「い、いや、何でも」
いきなりアリス、じゃなくて・・ リアスに声をかけられたので取り敢えずはぐらかす
「ユウキがリアスの事がアイドルみたいに可愛いって」
「おま・・!」
「え、そんなに私の事可愛いって思ってくれてるの!?」
凄い嬉しそうな顔で俺の手をとりブンブンと上下に振る
「とっても嬉しいわ! ありがとう!」
「お、おう・・・・」
・・・・もしかして、またあのパターンか?
「でもゴメンね、私はアイドルに興味は無いの」
「お、おう・・・・?」
あれ、てっきり『ならマネージャーはユウキね!』って来ると思ったのだが・・・・・
「・・・・・ユウキって金髪の子が好みだったんだ・・・」
ジト目の芝埜
「いやちげぇよ・・・・ なぁ、冷鵺」
俺は冷鵺に呼びかける
「初めて会った子をスカウトしようとするだとかユウキも中々やるな」
冷鵺は首を横に振りながら言う
「いやアイドル言い出したのお前だろ てかアリ、リアス・・・さん、をアイドルにしたいのは冷鵺のほうじゃねぇのか?」
「おい待て、何でリアスにだけさん付けなんだよ」
「いや、何となく てか、そっちかよ もしかしてマジで興味あったりする?」
「・・・・レイヤ君がどうしてもって言うんだったらアイドルも考えるけど?」
わざとらしくウインクを決めるリアス ここだけ見ると絶対アリスだろうな
「・・・・・・・・・・・・」
同じことを思ったのか、冷鵺は凄い嫌そうな顔でリアスを見て、それをリアスは楽しそうに笑っていたのだった
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偶然出来上がったのか、こう出来上がるのは必然だったのか・・・・
・・・・・何の話し?
なんでアイドルのネタがここまでワタシの中で浸透してしまったのかって話




