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日記のような物語(ダイアリーテイル)  作者: ミハヤ
「王と  」
20/129

「サムスアップorサムスダウン」 その2


「・・・・・・・・・・やっぱり、解らないな」


全く・・・・ 一体どうして

「どうしてそこまでしてそいつを守る」


自分の頬の傷口を確かめながら言う


「なぁ、ロスト、」

オレに無駄な抵抗として頬に負わせたロストを見る


「それと刹那」

その後オレの剣を日本刀で受け止めた刹那を見る


「何で、だろうねっ!」

鉄と鉄、日本刀と剣の刃物の部分が合わさっているのにカチャリという音すらしない これは上手く刹那が剣を受けているからである 剣を押し込もうとしてみるが全く動かない


相変わらずの剣捌きだな



「王さま!」



「全く、刹那がオレがゲームをすること以外で反発したのはこれが初めてじゃ無いか?」

「・・・・確かに、そうかもね」


これがこんな状況ではなく、レイの能力によってでは無く、尚且つ真顔では無く苦笑いだったらどれ程良かったことか



「王さま! どうしてこんなことしたの!!」

「・・・・すまない」



「どうして止めた 刹那」

「・・・・・どうしてだろ」


刹那は一瞬怯みカチャリと剣と日本刀の間から音が漏れる しかそ均衡までもは崩れることは無かった



「オレが居なくなれば、この問題が解決するかなって、それで」

「全く!! 自己犠牲じゃこの問題は解決しないんだよ!!」



「でも、レイを殺すなんて間違ってるよ!!」

「知ってますけど?」


刹那は一瞬訳が分からないといった顔をして、それからキッとボクを睨む



「そもそも、僕を守りたいんだったら王さまは死んじゃいけないんだよ!!!」



「分かってるのに・・・・ 解ってるのにそんな事をしてるの!! そんなの、仁らしくない 無意味に誰かを殺すなんて仁らしく無い!!」


「そうですね」


解っている 分かっているが、どうしようもない きっと、そうゆうシナリオなのだろう

誰かが、あの二人を此処へ連れてきた誰かが仕組んだシナリオなのだろう


オレですら抗えない願い、正確に言えば拒否願望か? そんな人間が居たものだな讃頌するぜ

さぞかし元の世界は生きにくかったんだろうな そんな闇、一人で抱え込むなんて相当なものだ


輝きの思い()を知り、闇の思い()を知っているボクが言うんだ 人一倍、闇の重さを理解してるんだ

だから知っている、そんな闇を一人で抱え込んで生きていくなんて中々出来るものではない事を


「・・・・あぁ、」


そうか、もしかしてあの子ら二人の関係性って、同じ闇を抱え込んでいたのかな?

つまるところ、二人とも誰かに虐められて、同じように引きこもってしまって、とか


それなら筋が通るか?


虐めから逃げる為の『偽造』と、虐めから自分を守る為の『反発』、いやそれだと反発である意味は無い

守る為ならば『寄せ付けない』それこそ『城壁(キャメロット)』ではないのか?


そう考えるとロストは城壁で隠れる王、強いて言うなら『偽王』とでもなるのか?


そう考えるとあいつら本当に仲が良いんだな


どっちとも、同じように当ては  ま       る・・・・・・・・・


「ん? 同じように?」

「・・・・・・仁?」


不思議そうな刹那のその奥、


「もう二度とこんな事しないでね!!」


「う、うん・・・・・・・・・・」


少し泣きそうになりながら言うロストと何故か戸惑っているレイ

刹那と話しやら考え事やらで余り聞いていなかったが、確かさっきロストはこんな事を言って無かっただろうか


『そもそも、僕を守りたいんだったら王さまは死んじゃいけないんだよ!!!』

それは、つまり、もしかして・・・・・・・・

「・・・・・・・ロスト」


オレは剣を降ろす 唐突に力を緩めた為に刹那がよろめき倒れそうなるが無視


「・・・・・・・・・何?」


こちらのただならぬ気配を感じてなのか、はたまた不意打ちへの対策か、ロストは刃の先をこちらに向ける だがそれに気にせずオレは言う


「ロスト、もしかしてさ、」


不思議そうにしているレイ見ながら、言ってみる

もしかすると、もしかしたら、


「レイって、記憶を失くしたんじゃなくて、初めから無いのか?」


その言葉に余計に不思議そうにしているレイを見た後、ロストを見る


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

何も言えないのか、ロストは驚いた表情のまま固まっている


「やっぱり」


成る程そうゆう事か 通りでレイを守るのか、そして何故レイ一人だけ元の世界へ帰すということをしないのか、いや出来ないのか


「ロスト、()()()()()()()


何処か全体的に黒い印象を受ける幼女、いや、


「今度は正しいよ  全く、君が言った通り本当の願いってのは本人にも分からないもだね」


黒い幼女の姿をした者は、あえてだろうか、無垢な幼女のような笑みを浮かべて言ったのだった



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