5月15日 スタメン選考
約1ヶ月後の"聖淮戦"。上手くやれるのだろうか?不安でいっぱいだった。沢田、工藤、宝来と帰ってきていないメンバーがいるということもあるが、それ以上に俺たちのスキルアップは必要だった。もし、アイツらが帰って来たらというスタメンが頭の中に浮かんでいた。
【スタメン選考】
沢田亮二 FW 井川直木
中沢初登 FW 福井秀忠
宝来海斗 FW
辰巳慎之介 MF 山﨑研治
工藤明弥 MF 山岸町
唐沢悠太 MF 依田雄二
原田透 DF 古山裕
野木斗真 DF
富山琉 DF
相田成都 DF
川上郡 GW 中川翔
ちゃんと、沢田、宝来、工藤が来ればメンバーは、大体決まっていく。しかし、その中でも一人が抜けるとメンバーが変わっていく気がする。監督の古川がどう決めるのかはわからないけど、そろそろメンバーも固めていきたいというのが本音だと思う。誰がスタメンかによって戦術も変わってくる。
本来、戦術によってサッカーの仕方も変わってくるのだけど、あの3人は絶対的レギュラーだから、戦術を変えれるほど力があった。沢田、宝来、工藤の3人がいると、3トップの攻撃的布陣を敷くことができる。そうなれば、俺たちのサッカーができるのだ。
しかし、その中から沢田が抜けると、一気に攻撃力が低下する。実質、宝来の1トップになるため、雑なサッカーが展開されてしまうのだ。宝来の1トップほどチームにとって怖いものはなかった。力自体はあるが、個人プレイをしてしまうので中沢や工藤たちが生きてこないのだ。
宝来が抜けると、チームサッカーは継続できるけど、攻撃パターンが減ってしまうのだ。沢田と宝来かいると、5パターンほどの攻撃ができるけど、宝来が抜けると沢田頼みの1パターンになってしまうという状況があった。
工藤が抜けると、サイドからのサッカーが展開できないということ、守備力が弱くなるという2つのデメリットがあった。だから、守備力が高くサイドチェンジができるような山﨑のような選手をいれないといけなかった。
でも、この3人が抜けないように俺たちは立ち回ないといけなかった。今日も中沢たちと話しながら、練習をしていたのだった。




