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第49章:湖のX

洞窟を後にした一行は、魔族領を進み続けた。


空気は依然として暗く重い。

黒い木々と紫の葉が空を覆っていた。


アリスが日記の地図を頼りに先頭を歩き、

アレンは静かに後ろを歩いた。

目は閉じられたまま、

だが感覚は鋭く研ぎ澄まされていた。


数時間の行程の後――

アリスが立ち止まった。

――待って。


皆が止まる。

レインが近づいた。

――どうした?


アリスは地図を見てから顔を上げた。

――地図によれば…この場所にXがある。


皆が周囲を見渡す。

目の前には小さな湖。

水は暗く、深い闇を湛えていた。

何かを隠しているように。


レインが尋ねた。

――印はそこに?


アリスがうなずく。

――そう。湖の中にXがある。


マーカスが笑った。

――なら簡単だ。


装備を外し、水へ飛び込んだ。

――ザブン!


一行は待った。

数分後、マーカスが急いで浮かび上がった。

荒い息を吐きながら言う。


――問題だ。


アリスが見つめる。

――何を見た?


――水の下には魔獣が大量にいる。

――視界も悪い。

――それに…水中では戦えない。

腕を組み、言った。

――ここは俺の戦場じゃない。


皆が考え込む。

するとシオンが口を開いた。

――案がある。


――風の魔法を使えばいい。

――顔を圧縮した風で覆えば、水中でも呼吸できる。


マーカスが笑った。

――それならいい。


シオンはうなずいた。

――だが危険は残る。


皆の視線がセラフィーヌへ。

アリスが言った。

――セラフィーヌ…入らなくてもいい。危険すぎる。


だが彼女は顔を上げ、強い眼差しを向けた。

――腕はない。

――だが弱いわけじゃない。


沈黙。


――私はランク10。

――入る。


レインは数秒見つめ、うなずいた。

――なら全員で行こう。


シオンが魔法を使い始める。

風が顔を包み、泡のように呼吸を可能にした。


アリスが言った。

――気をつけて。

――どれほどの魔獣がいるか分からない。


一人ずつ湖へ入る。

水は冷たく、暗い。


だがアレンは全てを感じ取っていた。

気配。

水の振動。

数は多すぎた。


突然、影が動いた。

魔獣が闇から現れる。

巨大な牙を持つ魚のような姿。


最初の群れが襲いかかる。

だが一行は即座に反応した。


マーカスが剣で一体を斬り、

キアラがもう一体を貫き、

シオンが水と風の流れを操り、

レインが力強く叩きつける。

セラフィーヌも腕はなくとも、

気配と魔法で戦った。


アレンも刀を振るう。

水を切り裂き、正確に敵を斬る。


魔獣は次々と倒れ、

湖は黒い血で満たされた。


だがまだ現れる。

さらに多く。


明らかだった。

この湖はただの湖ではない。


――魔獣の巣だった。




作者の言葉

この物語を書けることが本当に嬉しいです。

まだ上手ではないと分かっていますが、何事も始まりがあります。


これまで経験もなく、ただ楽しみのために書いてきました。

物語をどう進めればいいか分からないまま、続けてきました。


少し時間を取り、もっと経験を積んでから戻ってきます。

その時は、より長い章と、より良い文章技術で挑戦します。


ちなみに、私は外国人なので、この物語を日本語に翻訳しています。

もし分かりにくい言葉があったら、ごめんなさい。


どこかの章にコメントを残していただけると嬉しいです。

(ボットではないと分かるので )


読んでくださって、本当にありがとうございます。

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