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とある天才が異世界でも規格外だった件  作者: dainasoa
最終章 勇者と魔王と世界の行く末と
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最後の大戦 その6 戦いの前に起きていたこと

―――――――――

決戦当日、未明

実際には魔物達が、侵攻を始めてはいたが

アレン達が合流する前まで時間を戻す。


(アレン)「これで、よし」

(リルム)「ちょっと、大丈夫なの、こんなことして」

(アレン)「やれたなら大丈夫なんだろう」

(セニア)「まさか、こんなことするなんて、アレン大胆すぎるわ」

(ディアナ)「途中からそうじゃないかと思ってましたが、本当にやるとは・・・」

(キャナル)「かーっはっは、ま、戦いの前におもしれぇな!」

(ミチル)「と言うか、これの意味がわからないわ」

(アレン)「念の為な、さ、行こうか。遅くなりすぎると各国王達が、全滅する。それはシャレにならん」


という会話をし、魔王戦に合流したのだった。


――――――――――

さらに少し前。

アレン達は、魔大陸、魔王城の目の前にいた。

山脈を超えた入口である。

ここには一度来ているからディアナのエスパシオなら来ることが出来る。


(キャナル)「なぁ、魔王達が攻撃始めてるんだろ?こんなとこにいていいのか」

(ミチル)「間違いなく魔王はいないわね、もぬけの殻だわ」

(セニア)「もけけがけ?」

(リルム)「もぬけね。もしか合ってないわよ。もぬけの殻って、何もいないってことよ」

(アレン)「いや、それでいいんだ。逆に居たら困るんだ」

(ディアナ)「何をするつもりです?まさか、火事場泥棒・・・ではないですよね?」

(アレン)「そんなことするわけないだろ?ま、ある意味もっとたちが悪いが。さ、急ごう、時間がない」


火事場泥棒なんて言葉あるんだ。

それにびっくりだよ

そういうと、アレンはアイテムストアから、

光り輝く魔石を取り出した。


(リルム)「ま、まさか!」

(キャナル)「あ、おでんの石!」


こっちにはおでんなんて食べ物ないはずだが。

今日は言葉遊びばかりだな。

まぁ、いいや。もういちいちツッコまなくても誰かが拾うだろう。


(ミチル)「オーディン様の魔石ね」

(アレン)「・・・いいかな?いくよ。【オーディン】解放!」


スレイプニルに跨った戦神オーディンが、

グングニルを掲げながら現れた。

若々しく巨大で筋骨隆々なのが鎧を着ていてもわかる。

ん?グングニルは、キャナルが持ってるよな

姿、名前は変わったけど。

という疑問はあるものの、影響しないらしい。

なんでだ?まぁ、魔石なんて訳分からんもののことを気にしても仕方がないし。


(オーディン)『やっと呼びおったか、待ちくたびれたぞ』


その見た目で話し声は爺さんって!

ま、ずっと放っておいて、さらに、

フレイヤ、スレイプニルを召喚してからしばらく放置だからな。

そりゃ待ちくたびれるわな。

ってお前は彼女か!?

ニヤニヤ笑う筋肉だらけのおっさんに待ちわびられてもなぁ。


(セニア)「なんか・・・姿が違うよね?戦ったとき、ウマ居たっけ?」

(キャナル)「いや、それより、デカくないか?めっちゃ若いし、強そう!」

(ミチル)「戦いたいとか言ったら殴るわよ?」

(キャナル)「流石にそんな事態じゃないだろ。くらいはわかるわ」


ミチルがキャナルを殴ったところで、

大したダメージにはならないが、

時間は食うだろう。辞めてくれ。


(オーディン)『ほっほっほ。これは魔力を詰め込んだ魔石の力だ。だから本体とは違う姿、好きに出来るわけだ。さ、ワシは何をすればいいかね?』

(アレン)「何をって・・・オーディンの能力は、超絶威力の物理攻撃でしかないですよね。フレイヤみたいに万能ってわけに行かないでしょ」

(オーディン)「はっきり言うではないか、だが、そのとおり。で?ワシは何を叩き切ればいいかな?」

(ディアナ)「えっと、アレンさん、まさかとは思いますが・・・」

(アレン)「あ、分かったか?流石、ディアナ!オーディン、とりあえず、この城、徹底的に破壊してくれ」


ああ、やっぱり。という反応をしてディアナは額に手を当てて、

やっちまった的な反応をする。


(オーディン)『魔王に直接関与は出来んのだが?』

(アレン)「ああ、今は不在だから。これ、魔王城じゃなくて、ただの城だから」


そんな屁理屈が通るのかと思いきや、


(オーディン)『なるほど、ならば!むん!』


通るらしい。

自らの体もグングニルも、一層巨大なものにし、

魔王城、もとい、ただの城を一刀両断。

さらに何撃も見えない斬撃を繰り出し、瓦礫の山をつくりだした。


――――――――――

時間を今に戻してみる。


(魔王)「・・・な、何故だ!何故、我が居城が来ない!」

(アレン)「んな、危ないもん、放ったらかしにするわけないだろう」

(魔王)「まさか、お前、余の城の本当の姿を知っているのか!」

(アレン)「いや?嫌がらせと念の為にね」


さっきは「念の為な、さ、行こうか。遅くなりすぎると各国王達が、全滅する。それはシャレにならん」

とは言ったし、今のセリフも

ものの、これは嘘だ。

本当は魔王の奥の手を確実に潰したかっただけだ。


魔王城が空飛ぶ巨大な破壊兵器になるのは、

とあるバッドエンディングで少し見られる演出なのだ。

魔族落ちした勇者が魔法を大砲からうち放ち、

各町を破滅させていく。

それを見ていたから、知っていたし、潰したかった。


(アレン)「魔王が魔王城を離れるのが異例だし、その時点であんたの負けだ」

(魔王)「負け?余が?馬鹿言うな、城が無くても、1からヒューマンを殺し、根絶やしにすればいいだけだ」


まだまだ戦いは続くのだった。

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