17/17
その後
「佳逸が無事で良かったー!」
「実験の失敗作が奇跡的に回復効果があって助かった……。そっちこそ、その周辺の人たちに何もなくて良かったよ」
夏祭りの期間が終わったあと、みんなで集まって話をした。凛が口を開く。
「こっちは普通に魔物退治だったけど、佳逸の方はなんかモヤモヤするよな」
鍛治との戦いの件、特に鍛治の父親のことの答えが出ていない。なぜ父親は佳逸を知っていたのか、そしてなぜ鍛治に殺させようとしたのか。しかし、それは本人に聞かない限り分からない。
「ああ、鍛治は突然誰かに連れていかれたし……。生きてるかすら分かんないんだよな。神器ってやつも結局どうなったかだって……」
どれだけ気になっているとしても、情報がない以上行動できない。
華佗たちはそれから、なんとかしてもとの生活に戻った。そして、学校閉鎖期間に入る。その間は、みんな部活もないため課題や遊んだりしようとした。
──しかし、華佗たちはさらに大規模な戦いに巻き込まれることになってしまうなんて思いもしなかった。




