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芝生の向こう側
病室の窓から外を眺める
あの芝生で寝転がったら
さぞ気持ちよく太陽を感じられるのに
閉鎖的なこの中じゃ 体は白いまま
事務的なご飯とたまに入浴と
レクレーションで仲間が出来ても
いつか切りたいと思うだろうこの縁
精神科病院は今日も回っている
社会から切り離されたこの部屋で
唯一の救いが睡眠薬
寝る時だけは何も考えなくて済むから
夜を待ちながらただ一日を終える
真面目なあの子も再入院だってさ
一生モノの傷を残す ブラック企業
金では買えない時間という宝物
立ち上がる時はいずれ来るから
腐らずのらりくらりだ
自分を一番愛せるのも傷つけるのも自分だ
だったらせめていい方向に向かうために
出来ることを 積み上げるのさ




