93. 隣国からの視察11_最終日の夕食会
<お互いの国の合意事項>
ギエフ民国の要望
➀ギエフ民国の技師や医師、アリシア女王の留学 Agree
➁国境の町のプロブディフまでの鉄道と道路をギエフ民国の王都、
ヴィウリまで延伸させる。 Agree
➂リール国の製品のギエフ民国への輸出 Agree
リール国の要望
➀ギエフ民国の港町カデッサからの製品の輸出 Agree
➁海産物や資源等の輸入 Agree
➂リール製品の輸出 Agree
➃ビザ発給方法の変更 Agree
➄大使館をお互いの国に設置 Agree
93. 隣国からの視察11_最終日の夕食会
遊園地の視察という名の遊びから政府庁舎ビルに戻ってきて、
着替えを済ませた後、夕食会前に、今後の両国の外交について話を行った。
タチアナ女王「我が国からは以下の提案があります。」
その提案とは
➀ギエフ民国の技師や医師、アリシア女王の留学
➁国境の町のプロブディフまでの鉄道と道路をギエフ民国の王都、
ヴィウリまで延伸させる。
➂リール国の製品のギエフ民国への輸出
である。
我が国からは、
➀ギエフ民国の港町カデッサからの製品の輸出
➁海産物や資源等の輸入
➂リール製品の輸出
である。
あともう1つ提案を行った。
それはお互いの国の『大使館の設置とビザ発行方式の変更』である。
今までは、お互いの国境を越えるときは国境でビザの取得を行い、
それぞれの国に入国する段取りであるが、
このビザ取得に3日かかる。
このビザ発行は国境の町にしかなく、王都のイルンではビザ発行はできない。
国境の町に移動したら、3日待って、ビザを取得してから入国といった流れである。
それを、その場ですぐ発行し、発行日から90日入れる、というものである。
あとは商売などで、90日よりも長い間、お互いの国にいなければならない場合は、
滞在先から招待状をもらい、その期日の間はいることができる、
商業ビザや就学ビザを発行する。
これらのビザの発行処理はお互いの国の大使館で行えるというものである。
お互いの大使館は、ビザの発給業務のほかに、
本国のその国に対する意向をお互いの国の政府関係者に伝えたり、
それぞれの自国のアピール、輸出入の許可証が必要なものはその発行業務などである。
この提案をタチアナ女王に話をすると、全て合意の返事をもらえた。
ということで、アリシア王女が1か月後、我が国に留学することになった。
またにぎやかになるな、と思う。
(両王家はいわば遠い親戚…。)
その後、夕食会。
メニューは以下の通り。
食前酒
12年物のロゼ
アペタイザー
コカトリスとリーキの焼き鳥
スープ
栗かぼちゃのクリームスープ
パン
クルミパン、干しブドウパン
サラダ
ゆで人参とビーツ、チーズのブロック切りサラダ
前菜
2口そうめん、ショウガと醤油ソースがけ
魚料理
スモークキングトラウトサーモンのムニエル
(以前ビアリッツのダンジョンを探索した時、地下6階の地底湖で、
スモークキングトラウトサーモンがたくさんおり、今や、このサーモン、
イルンの町の名物になりつつある。)
肉料理
コモンオークの一口カツ3切れ、タルタルソース添え
デザート
キウイとカシスジャムのチーズケーキ
紅茶
作者のうしねこです。
お互いの国の外交要望を取り交わし、すべて合意できた模様。
大使館も双方の国に設置されることになりました。




