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91. 隣国からの視察9_医療学校と設計事務所視察

<設計事務所新設部署>

化学材料製造研究部


<医療学校新設部署>

化学材料研究科

91. 隣国からの視察9_医療学校と設計事務所視察


明けて翌日、今日は医療学校と設計事務所を視察する。


政府庁舎ビルの東西街道を挟んで反対側が医療学校と設計事務所だが、車で移動する。

早速、両学校の共用カフェテリアのところで、

イスナルド医療学校長とアシモフ設計事務所長が女王と王女を迎える。


イスナルド&アシモフ「ようこそいらっしゃいました。」


「今日は設計事務所、医療学校の順に案内をします。」


アシモフ「出はこちらへどうぞ。」


設計事務所の会議室へ案内する。


会議室の中は、中央にテーブルクロスのかけられたテーブルがおかれ、

お菓子とジュースが置かれている。


知事時代、姉妹都市の打ち合わせで欧州のある国の地方自治体に出張に行った時、

打ち合わせの会議室で、お菓子とリンゴやアプリコット等のジュースや炭酸水が置かれており、

欧州の自治体や会社などでは、これがスタンダードであることを思い出した。

(日本の会社等は、ペットボトルの水かお茶が出るが。)

その後の昼食では、日本では会議室にお弁当が運ばれるが、

欧州では社員食堂のお客用スペースに一緒に食事に出かける。


ということで、今日の女王と王女の昼食は、中央のカフェテリアで、

一区画特別スペースを作り、食事を用意しているとのこと。


さて、設計事務所の説明が始まる。


まず部屋を暗くする。


タチアナ女王「何を始めるのですか?!」


「暗くしないと動画というものがはっきりと映りませんので、部屋を暗くします。

昨日新製鉄工所で説明したあれです。」


映写機で、動画で説明を行う。


白黒ではあるが、フイルムから設計事務所の説明動画が流れ出す。


タチアナ女王&アリシア王女「?!」


驚きで声が出ない模様。


工業機械設計部、家庭機械設計部、乗用機械設計部、建築設計部、特殊機械設計部、

軍務機械設計部、機構研究部、材料研究部、化学材料製造研究部、

環境研究部、試験部、試作部、記録部


それぞれの部署の説明動画が流れる。時間は45分ほど。


説明動画が終わり、再びライトがつけられる。


追加でアシモフが説明を加える。


アシモフ「物を作るとき、いきなり作り始めるのではなく、どのようなものを作るのか、

設計図という青写真を作る、その青写真の物はすぐに壊れるなどの問題を起こさないか、

十分検証されてから、その青写真に合わせ、物が作られるのじゃ。」


アシモフ「ただ青写真を作るのではなく、新しい材料や機構も常に研究しておる、

我々はこの様な仕事をしておるのじゃ。」

と説明する。


タチアナ女王「わが国では難しいことです。難しいというのは、

わが国で技術やノウハウを紙などの記録媒体に残し、

それを見たものが利用でき、発展させることです。

この様な物を作るのに、わが国では親方に弟子入りして、

親方から学んで作る。記録媒体は無いわけです。」


アシモフ「…、ワシも昔は製鉄工所におり、親方だったのでよくわかる。

でも、国王に言われ、これら知識は、もしワシがいなくなったら、

無に帰すこと、また、弟子に教えない限り、これらの知識を発展させることはできなくなることを、

気づがされたのじゃ。なので、今の設計事務所長のポジションの案内があった時、引き受けたのじゃ。」


その後、各部署と施設の視察を行い、会議室に戻る。


設計事務所の案内を終え、次は医療学校。


イスナルド「次は医療学校の御案内をいたします。」


イスナルドが設計事務所の会議室まで迎えに来る。


カフェテリアを挟み、医療学校へ移動する。


イスナルド「まずは医療学校の説明をいたします。」


スライドを使い、各部署の説明を行う。


研究部:理研究、細菌研究、医薬研究、医療技術研究、免疫研究

大学校:一般診療科、処置科、麻酔科、血液科、臓器科、皮膚科、呼吸器科、眼科、歯科、

脳科、神経科、手足科、薬科、化学材料研究科


イスナルド「『学校』という名前はついていますが、

医療の研究部門と工業でも使われる化学材料や薬品の研究も行っております。」


イスナルド「昨日も北医療院で説明があったと思いますが、

各医療院であがってきた患者のカルテから新しい症例の場合、

こちらでも原因究明を行います。


その症例が細菌性によるものなのか、臓器不全によるものなのか、です。

場合によってはその病院まで研究員が赴きます。


そして原因が特定され、その治療方法がこの研究施設で研究されます。

実際には、臨床試験を十分行っての、新薬の開発、医療機器の開発、手術方法の確立などです。

ここで分かった新しい知識は、ここで学ぶ新しい医療従事者に教えられます。


また、薬剤は化学材料で作られており、この知識は工業系の材料開発でも流用することができます。


例えば、石鹸や樹脂といった材料ですが、ここで化学式の構造と化学材料の生成方法を確立したのち、

隣の設計事務所で量産するプラントを設計します。


この様な役目も我々は負っています。」


タチアナ女王「この分野も我が国は貴国のレベルに到底及ばない。

例えば、原因解析と治療方法の臨床試験等、不十分なまま処置をする。

それが原因で亡くなる者も正直多い。

我が国の医師でやる気のあるものをここで学ばせたい。」


「今日の夜、話をしましょう。」


その後、医療学校の各施設を視察ののち、

昼食をアシモフ、イスナルドとともにとる。


メニューはカレーウルストとペリメニ、フムスとクスクスサラダ、レモネードのミントジュースであった。


どのようなものかというと、

カレーウルストはここカフェテリアの1番の人気メニュー、

大きいソーセージに独特のカレートマトソースをかけて食べる。

そしてペリメニは、水餃子にヨーグルトとパセリをかけて食べる料理。

フムスはひよこ豆をニンニク、オリーブオイル、練りごま等でペースト状にした料理。

クスクスは小麦の粉末そぼろ。これをサフランなどで味付けをし、レタスなどのサラダに盛る。

レモネードに生ミントがたくさん入ったジュース。


である。


この後、できたばかりの遊園地に行くことにした。

作者のうしねこです。

細菌化学材料の工業化が進み、設計事務所と医療学校に新設部署ができた様です。

これも石鹸やフィルム、現像液などの国王の依頼が増えたため?

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