表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
83/383

83. 隣国からの視察2_隣国女王と王女、初めて電車に乗る

<今回の女王と王女の視察場所>

高速鉄道

83. 隣国からの視察2_隣国女王と王女、初めて電車に乗る


迎賓バスはビトリアの町に入り、東西街道は電車が平行する。


6両編成の20m車体標準軌4扉車、ロングシート短距離通勤用電車が並走する。


アリシア王女「何あれー。乗ってみたい。」


ホファー「乗る?」


アリシア王女「そう。乗ってみたい。」


ホファー「このバスのほうが快適で安全ですよ。」


アリシア王女「それでも、乗ってみたい。」


急遽バスは東ビトリア駅に向かう。


ホファーは、駅に着くなり、慌てて駅長室に向かい、

電話で、隣国女王と王女の特別電車にイルン東車庫駅から乗りたい旨連絡し、

手配した。


バスは再度走り出し、イルン東車庫駅の車庫に止められている電車でイルン東駅まで向かう旨、

説明した。


バスは30分ほどで、イルン東車庫駅の車庫に着いた。


ホファー「快適な乗り物ではありませんが、こちらへどうぞ。」


車庫に止まっている、急遽特別列車に仕立てられた電車に乗る。


アリシア王女「長いイスとドアがいっぱいある。このイスの上の網は何?」


ホファー「荷物を載せるところでございます。この電車は市民が、

住居と職場を移動するときに使用します。」


アリシア王女「この革ひものたくさん天井から吊り下げられている輪っかは何?」


ホファー「電車はたくさんの人が乗り、座れず、立って乗るものがおり、揺れで転倒しない様、

つかまる輪っかでございます。」


電車は走り出す。


アリシア王女「すごい、先ほどのバス程の乗り物が6つもつながって、走行中に移動できるわ。」


タチアナ女王「何名ぐらいの者を運べるの?」


ホファー「1両160人位乗れますので、960人ほど乗れます。」


タチアナ女王「1000人近くの人間を先ほどのバスと同じくらいのスピードで運べるということですか。」


ホファー「しかし、線路という、長い鉄の棒を引いたところしか走れません。」


タチアナ女王は考え込んでいる様だ。


あっという間に終点イルン東駅に着く。


ホファー「国王がお迎えのところは、この駅から10分ほど歩いた、高層ビルになりますが、

駅の入り口から、車にお乗りください。」


2人を誘導する。


駅の入り口で車に乗せ、政府庁舎前のエントランスにつける。


短い距離ではあるが、いたるところに先日発足した警察の警備要員が立っている。


「ようこそタチアナ女王、アリシア王女。」


私と王子、そして大臣一同がビルの前で迎える。


タチアナ女王とアリシア王女が高層ビルの上を見上げる。


タチアナ女王「これが新しいお城?」


「まあそうです。私が直接ご案内します。」

作者のうしねこです。

王女が並走する電車に興味を持ち、6両編成の近距離通勤電車に乗り込みます。

中世で馬車しか知らないものが、大きな電車を見て乗り込んだ時のカルチャーショックは

相当のものだったようです。

最後には、24階建て高層ビル群。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ