50. 医療学校と設計事務所
<医療学校>
研究部:理研究、細菌研究、医薬研究、医療技術研究、免疫研究
大学校:一般診療科、処置科、麻酔科、血液科、臓器科、皮膚科、呼吸器科、眼科、歯科、
脳科、神経科、手足科、薬科
<設計事務所>
工業機械設計部、家庭機械設計部、乗用機械設計部、建築設計部、特殊機械設計部、
軍務機械設計部、機構研究部、材料研究部、環境研究部、試験部、試作部、記録部
50. 医療学校と設計事務所
路面電車東西線の駅に「王城下医療学校設計事務所前駅」という長い名前の駅がある。
この駅名の元となっている医療学校と設計事務所がついに完成した。
医療学校は医療研究所と医療大学校を併設したもので、
設計事務所は、大学校の機能と工業製品の設計事務所を兼ねている。
この2つの機関は隣り合っていて、カフェテリアを共有している。
医療学校の校長には、北医療院の元医師、イスナルドが就任し、
設計事務所の所長は元製鉄工所、技師長のドワーフのアシモフが就任する。
まず、医療学校の中をイスナルドが説明してくれる。
「まず、研究所から説明します。
研究所は病理研究、細菌研究、医薬研究、医療技術研究、免疫研究の組織から成り立っています。
病理研究はなぜその病気になったのか、そのメカニズムを研究します。
細菌研究は細菌が及ぼす病気の研究。
医薬研究は、薬効のある薬剤の研究。
医療技術研究は、治療にあたって使用する医療器具の研究。
免疫研究は病気になるのを防ぐための方策を検討する研究です。」
1つ1つの研究室を見せてくれる。
培養室の中も見せてくれた。
「ここでは病原菌の培養と薬効の研究も行いますので、病原体の管理は厳重です。
この研究エリアには、許可のあるものしか入れず、入出者の事前審査も厳重です。」
「医療大学校を卒業して、各医療院で医師として働いた経験のあるものが、
研究にあたります。」、とのこと。
次に医療大学校を視察する。
ここでは診療科というものを新設しました。
風邪などの症状を見る一般診療科、
手術などの処置を行う処置科、
麻酔は履修項目が多いため独立させ麻酔科、
血液を専門にする血液科、
心臓や肝臓、腎臓等の専門、臓器科、
皮膚を見る皮膚科、
鼻や口、肺、気管を専門とする呼吸器科、
目の専門、眼科、
歯の専門、歯科、
脳の専門、脳科、
神経を専門に見る、神経科、
手足を専門に見る手足科、
薬を専門に扱う薬科
である。
大学校生はいくつか履修し、専門科を1つ決める。
6年履修である。
それぞれの診療科の教室をのぞく。
イスナルド、アシモフと中央のカフェテリアで食事をとった後、
今度は設計事務所の見学を行う。
「設計事務所長に就いたアシモフじゃ。」
と挨拶を受ける。
「設計事務所はいくつかの部署に分かれていて、以下の分類に分かれているのじゃ。」
工業機械設計部
家庭機械設計部
乗用機械設計部
建築設計部
特殊機械設計部
軍務機械設計部
機構研究部
材料研究部
環境研究部
試験部
試作部
記録部
工業機械設計部は旋盤などの工業製品とその機械設計にあたる。
家庭機械設計部は家電や家庭で使う機械の設計を行う。
乗用機械設計部は電車や車などの乗り物の設計。
建築設計部は建築物の設計やそれにかかわるもの。
特殊機械設計部はどれにもあてはならない設計。
軍務機械設計部は軍で使う物の設計。
機構研究部は、各業界の設計の基礎技術を開発設計する部署。
材料研究部は、材料の研究と試作量産に落とすための設計。
環境研究部は、雨や雪、振動などの設計物影響を考慮し、解析する部署。
試験部は設計物の試験を扱う。
試作部は試作設計を行う部署。
記録部は設計したものの図面や試験記録、対策などの記録を管理する部署。
である。
また1つ1つの部署を見て回る。
全部の部署を見て、説明が終わるころには、夕方になっていた。
作者のうしねこです。
いよいよ医療学校と設計事務所ができました。
これで、ますます町の発展に貢献することと思います。




