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始まりにして最強のチートプレイヤー  作者: 石川 萩秋
チート最強
17/30

寄り道

落ちたことだし、そろそろ15階層ぐらいなのだろうか? あまり数えようとしていな


かったせいで覚えていない。


「エリシア。結構速いペースできてるし、足りないスフィア集めついでに「鉱石」採取


に行かない? 近くに結構反応あるし。」


「分かった。でも時間のかけすぎには注意でね!」


了解! そんな感じで歩き始めた。


 少し歩くと反応のあった部屋についた。そこには扉がある。しかも暗号式だ。内容は


 ・全ての力と特別なスキル(まほう)が注がれる時扉は開く。


そう書いてある。答えは意外と簡単だった。すべての力は、エリシアの全属性のスキル


(魔法)の力と,特別は〈イン パーフェクト〉の力だ。すぐに解放された。


足を入れた瞬間目の前には、スフィア、魔蓄石、強化石など他のも大量の鉱石が埋まっ


ている。スフィアも十分な量だろう。


見ただけで分かる、お高い部屋やん‼


一言で言ったらそんな感じだ。金銭換算で表現すると、数千億~数兆位はあるのだろう。


エリシアは、役に立つ魔法を持っていないので、辛そうな顔をして〈つるはし〉で採取


している。俺は、錬成魔法〈ディメイク〉と物を分解することができる〈分離〉とゆう


スキルを合わせた独自魔法で、目当ての物だけをエリシアの何倍のも速さで採取する。  


部屋の半分は取っただろうか。そこで異変に気付く。もともとこの洞窟は寒い。だが気


付くと更に寒くなって、更にある場所から白い冷気が出て地面を覆い始めたのだ。レー


ダー反応なし。熱源……あり!


「キャ。何!」


「説明はしなくてもわかるだろ。自分で回避行動を取れ。なるべく防御魔法はなしな。」


 俺は脚力だけでエリシアを掴みその場から逃げる。


上にいたそいつは、体長一メートルほど。チーター型の小型モンスター「コンチ」だ。


そいつは身体能力の進化度がすごい。重力系魔法も使わず天井を歩いてしまうのだ。添


えに、体から冷気のような白い気体も排出している。そして此奴の厄介なところ。なぜ


レーダーに映らなかったか、〈気配遮断〉を使うのだ。


 攻略法を見つけるため、氷系には炎系とゆうことで〈炎弾系ショットガン〉を取り出


し放つ……「コンチ」にあたりダメージを与えたものの、皮は厚い。炎は一瞬冷気を吹


飛ばすものの、すぐに元通りにされてしまう。今度はエリシアが剣の能力を発動する。


発動してすぐ、柄の部分にトリガーが現れ、刃は柄の下に移動し垂直に付く。そして、


その葉から〈mr〉が発射された。それは俺がつけた能力。剣の変形でmr発射が可能


になるの。


「今のは何?」


撃った〈mr〉がコンチめがけて放たれたものの急に曲がったのだ。照準ズレてない…


…。剣にも異常なし。「まただよ。白い奴に触れると曲がる……」とエリシアが言ってい


る。まさか……‼ もう一発放たれた〈mr〉は白い冷気の部分でまたまがった。


「エリシア。あれは気体じゃない‼ 冷気を放ち、実弾系以外の物に干渉する粒子だ。」


「この剣ならいいの?」


それは許可しない。〈気配遮断〉を使う敵に対して不利すぎる。実弾以外は危険だ。俺は


手に持っている〈ショットガン〉の弾を組み替え、トリガーを引く。


「プス。」


静かな音で命中したのが分かった。組み替えたたまには前の改装で採取した〈スタウ石〉


が組み込まれている。


  ・スタウ石


この鉱石に触れている者・モンスターの能力を、固体一つに対して一つのみ、能力を一


時的に使用不可能にする。〉その効果が出たようだ。早速〈レーダー〉に移り始めた。


「エリシア倒していいぞ。」


「ん、今回は譲る。」


「じゃあ、遠慮なく!」


今までの攻撃は火力がすべて弱かった。〈mr〉は強いはずだが……? もし、十気圧ま


での時計が百気圧のかかる深さまで行ったらどうなるか。もち林、一瞬でミンチだ。許


容範囲を超えたから。それは魔法も同じだろ! ブチかましてやるぜ。


「『エクスドブレイク』ッ」


俺の目の前から放たれたのは火力がすごく、俺自身も少し動いた。それは、粒子など相


手にせず、押し切り直撃した。直後、大量に残っていた体内の粒子を放ち爆発した。い

や、自爆が正しいのかもしれな。その粒子はこの場所を覆い、俺ら血に獣が走るような


感覚に襲われた。


それは端末を見たことで分かったが、魔法を与えられたのだった。


取り残した鉱石を取り部屋を後にした。


 俺たちは今までと違う感じの階段を見つけた。そこは今までと違く、広々とした空間


だった。


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