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始まりにして最強のチートプレイヤー  作者: 石川 萩秋
チート最強
12/30

ダンジョン 終盤

ここはステージ10の砂漠ステージ。そろそろ変化が起こるか……? そろそろなに門


出化ことが起きるはずだ。気をつけなければ。


「やっぱ来たか!」


そして、あの視覚ファイル


「よくここまで来たな。挑戦者よ。そろそろ限界じゃないかのう? ここで終止符を打


とうとしよう。生き残るのは迷宮かそれとも挑戦者か。勝負はすぐにつくだろう。


ステージ10 開幕。さあ、「黒龍」行って来い。遂に君の番が来たぞ!」


今まで、黒龍の出番はなかったのか……。= 資格を与えられるものが現れなかった。


視覚ファイルが消えるのと同時に、俺の上方に、巨大な影と咆哮。


「グォォォ――」


黒龍が、魔法陣を作り俺に火を吐いてきた。 


「……え‼ 魔法陣?」


おもわず声にしてしまった。俺は、ボーとする。龍って魔法陣作れる……? っあ、そ


ういえば、今までのモンスターも作ってたか。龍って、口から火を吐くイメージしかな


い。


「あッッッ――――。」


っくそ。この迷宮じゃ、普通のはずの事にとらわれて、回避行動をとっていなかった。


その結果、反射的に避ける回避行動しかできず、左腕が方からもぎ取られた。


今は、スキル(魔法)が使用不可。装備に付与した自動回復・再生は発動し、防具の回


復はしたが、腕は治っていない。腕の痛みはもちろん消えることはない。


黒龍は、俺から距離を置き向かい合っている。俺は〈宝物庫〉から〈mr〉をとりだし、


片手が使えない今、地面に固定し


「死ね」


その一言と同時に凄まじい勢いで5発放った。


「死んだのか?」


いや、死んでない。むしろ、待っていたかのようにさっきよりも威勢よくし、魔法陣を


作り始め、そして俺は〈mr〉を手に取り、同時に放たれた。


まさに、一騎打ちだ。


黒龍からは〈破滅魔法〉が放たれ、俺は付与スキル〈ブルームブラム〉〈セイバー〉を展


開。


双方で爆発が起きた。黒龍、吹き飛ばされないように堪える俺、もぎ飛ばさされた腕が、


悲鳴を上げている


そして数秒の沈黙の後、


「ッなに…………‼」


「ッゴゴゴ――――」


黒龍は轟音を立て、二倍のデカさになっていく。第2形態になった瞬間勝負をつけよう


と、心の中で待機状態にする。今だ‼


「『エクスドブ……』『セイバー』 ぐあぁぁぁぁぁぁ! 痛い! 痛い!」


俺がスキルを放とうとした瞬間=変形終了のタイミングで、地響きがした。それは、俺


が攻撃するための名前を言い終わるよりも早く、黒龍の魔方陣が足元に現れ、スキル(魔


法)が放たれる。


もちろん俺は防御スキルを発動した。だが、距離はゼロ距離。チーターでも限界だ。壁


を破り、俺の片足を削る。 


端末に黒龍のステータスが表示された。 …………。全部 2500である。全ステー


タス、俺の5倍である。どっちがチーターか、もうわからない。


最大の火力を込めて〈エクスドブレイク〉を撃った。だが次の瞬間、見事に〈シールド〉


で防がれた。


黒龍が〈シールド〉を使った? そのまま、黒龍はあり得ない能力で反撃し、攻防が続


いた。


「ハぁ。ハぁ……。」


さすがに息も上がってきた。


今は、お互いの距離は200メートルといったところ。 俺は、生きている片足に力を


入れ、踏み込み、飛躍し直接攻撃を仕掛ける。そして〈mrgミサイル〉を何発も打ち


込んだ。


だが、「黒龍」は消え、ミサイルだけが砂漠に直撃した。ミサイルに搭載されていた「m


r」の狙撃も効かなかった。形態が変わったとき、無効化されたんだろう。


「っこ、黒龍は……。」


レーダー反応、後ろ。黒龍は俺の背後につていた。あのデカさで、俺が黙視できず移動


するはずがない。だとしたら……。まさか! 


黒龍から攻撃が仕掛けられ、俺も〈セイバー〉で対応する。攻撃力は、軽く5倍以上の


火力が出ている。でも、俺の処理速度が追いつく限り、そんなのはお遊び。


「俺はチーターだぜ‼」


距離はさっきとほとんど同じ。もう一度、黒龍めがけて飛躍する。だが今回は詠唱しな


がら。


さっき、目が光ってから、コンマ何秒で転移した。連続使用が出来るのならば、詠唱は


しておくべき。手に武器を持たず突っ込む。


予定通り〈瞬間移動〉した。それが俺の勝利の原因。俺は〈レーダー〉で位置を確認す


ることもなく、未来予測を使っておいた。


「『ブルームブラム』ッッッ」


俺は敵に背を向けたまま、背中から最大火力&補助魔法で放った。それ相応にして、反


動がすごい。それに対応出来るはずもなく、悲鳴を上げて死んだ。俺の体も吹き飛びそ


うだ……。


背中からスキル放つって結構えぐかった。自分でもそう思った。


そして、黒龍の鱗から〈昇鉱石〉の大量反応があった。俺は、ギルドに転移される前に


片手と片足だけで、何とか全て採取した。


その後、あの視覚ファイルが再生され、新たなスキル(魔法)を取得し、ギルドに戻っ


た。


あのジジイは、有名な人で「ダンジョンの創設者」だそうだ。だから、隠れた迷宮も可


能って訳か……。




俺はギルドに報告し、あの店主のところに向かった。


「いらっしゃいませー。何をお求めでしょうか? って、この前の方じゃないですか。」


「久しぶりだな。」


「っえ、え。数時間ぶりですよ。それと、ごちそうさまでした。」


そうだった。ダンジョンの所為でおかしくなっていた。礼儀正しい女の子に「工場」に


案内された。店主に防具を渡し「契約書」が無効になった。


*でも、幼女にもえれないのは変わらない、俺!


店主が端末を見せてほしいと言ったので見せた。俺たちの中だし、隠していてもすぐ騒


ぎにはなってくるだろう。


「これは凄い。神技から上級魔法まで。」


「意外と驚かないんだな。」


「スキル(魔法)の継承がS判定だったからな。」


「店主の目はすごいな。」


S判定がある時点でそう見るのか?


「黒龍ってどんな奴なんだ?」


「急にどうした。黒龍って言ったよな。黒龍はこの世界のギルドで受けられるクエスト


などの中で「トップ5」を常に争ってるモンスターさ。形態は2つ存在する。第1形態


は、まだ倒せる可能性がある。だが、第2形態は、ステータスが平均2500だといわ


れてる。手の届くことのないモンスターさ。」


「ありがとな。そのお礼と言っちゃ、あれだが。これを2,3個置いていくよ。誰にも


見せないで自分で使ってくれ。」


「こ、これは……。まさか!」


「そのまさかだ。約束してくれ。また、必ず来る。」


「君。名前は。」


「俺の名は、一ノ瀬快斗。ちょっと回りより凄い人さ!」


俺は、お礼を言って店を出た。



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