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雨の日の御伽噺  作者: 雨月 千疾
26/50

肉塊

目を開いた

起き上がろうにも体が動かず

目を開けることしか出来なかった

目だけでまわりを見ると

白い天井に白い壁

消毒液の匂い漂う病院だった

僕は手術台の上で横たわっていた

マスクをした目のない人が僕を開いた

気持ち悪い

嫌だ、嫌だ、嫌だ

怖いという感情だけは

持ち合わせてなかった

耳鳴りがする

頭がおかしい動かない

ぼーっとする

激しい吐き気に襲われる

睡魔に襲われた

目の前が真っ白になる

『グガァァァァァァァァァァ』

僕の声なのか

それとまボクの声なのか

分からない狂気に塗れた

獣のような声が出た

白衣の敵は僕を前にたじろいだ

抑えられていた力がなくなり

動けるようになった

僕は白衣の敵に襲いかかった

覆いかぶさるように馬乗りになり

手近にあったメスで滅多刺しにした

最期に目の前にあったのは

赤より赫い肉塊だった

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