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掌の虹
電車から降りた
周りは何もなかった
木が生えていない焼け野原になっていた
所々にぽつりぽつりと
山がある
それは人が重なり合ってできた山だった
焼け焦げた人の近くをを歩いていた
嫌な匂いがずっと付きまとう
落ちていた髑髏を拾ってみた
かっぽり口を開けてる
目玉が入っていた所から
虹が出てきた
それはとても綺麗だった
虹はすぐに消えた
それと同時に髑髏もさらさらと崩れた
何も無い手の平を見つめて
歩き出した
嫌な匂いと劈くような音がした
上を見上げると空を鉄の塊が飛んでいた
それはボロボロでどこへ行くともなく
フラフラと飛んでいた
歔欷するような風の音がした
また歩きだした
近くで大きな爆発音がした
地面が揺れたがすぐに収まった
また歩き出した




