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始まり

人は古来から闇を恐れて夜道をむやみに歩くことはしない。

何故か、それは影喰と呼ばれる人の悪意からゲートを通して魔界と呼ばれる現実から干渉でできない、空間の中から無限に精製される悪魔。

この影喰は現実にゲートを通して介入し人間を魂ごと喰ってしまう。影喰は魂を喰った人間の体を使い、また人間を欺き捕食を繰り返す。

人間はその影喰という存在を恐れた、だがそれと共に影喰に対する手段を得た。

それは紋術師と呼ばれる紋筆と呼ばれる筆で霊子と呼ばれる古来から、影喰の中にあるエネルギーを研究し人間が持つエネルギーを掛け合わせて作り出した新たなエネルギーを使い、影喰を倒す術を得た。

千年前に陰陽師として活動していたのも紋術師だった。

そして時代と共に人間の悪意、邪心は強まっていく。そんな中影喰と紋術師の激闘を繰り返しさらに人間は新たな力を生み出した。

生身で戦うのではなく影喰と人間そして精霊の力を使い装備を作り出した人間だが、昔は天煌騎士たちは、

星鋼と呼ばれる選ばれた人間しか持てない金やダイヤモンド、鉄よりも強度が高く影喰に唯一物理攻撃が可能な代物から作られた簡易装甲で戦っていた。だが影喰との戦争が激化。上位影喰の登場によって、通常の天煌騎士では太刀打ちできなくなる。

そして遥か昔。まだ人類が今ほど繁栄していない時代。影喰は今とは比べ物にならないほど強大で、空には影が満ち、夜が来るたびに都市が消えていた。

その中でも最悪だったのが、後に“影喰の王”と呼ばれる存在。メギュドラ。

通常の天煌騎士では傷一つ付けられず、紋術も通じない。

そこで当時の最強の紋術師たちは、

禁忌に手を出す。

星霊との契約

紋術師たちは世界樹の深層へ向かう。そこは人が踏み入ってはならない、星霊の領域。

そこで彼らは知る。

「星鋼は世界の骨である」

という事実を。

星鋼はただの金属ではなく、

星霊の力が結晶化した“世界の欠片”。

本来、人間が武器として扱っていいものではなかった。


天煌騎士誕生

紋術師たちは、自らの命と霊子を代償に、星鋼へ星霊核を埋め込む。

だがその力は強すぎた。

普通の人間では、

装着した瞬間に精神が崩壊し、邪心に呑まれ、鎧や悪意に喰われて堕輝騎士になってしまう。

しかし一人だけ、

その輝装に適合した騎士がいた。

その鎧は、

太陽のような黄金の輝きを放ったという。

人々はそれを呼んだ。

天煌騎士と。


そして現代、輝装騎士は百年前の影喰との戦いそして強大な戦いで、適合者は自分の命をかけてとある影喰を封印しその後適合者は現れなかった。輝装騎士になる為には黄金の輝装騎士の鎧に選ばれないといけない。天煌騎士を目指す全ての憧れと共に自分が百年間の空白を埋める為に修行を積むが選ばれる人はいなかった。


俺はただの高校一年生の十五歳。

今日も、俺はただのサッカーが好きで部活に打ち込んで夜遅くまでグランドに残って練習してた。

そんなある日の帰り道。影喰に襲われるリスクよりもサッカーがしたかったし、自分が襲われるなんて思ってないかった、でもそんな生活は帰り道の人通りが少ない道から女性の悲鳴が聞こえた時に壊れた。

今にも影喰が女性に詰め寄る、まるでだが影喰は口が開く、最近のゾンビ映画に出てくるゾンビが口が裂けながら大口になっていた。俺は直ぐに後ろを向いて走ろうとしたでも足は動かない、恐怖など死にたくないそんなことばかりだがそれでも足は動かなくてどうしようもなかったが、一瞬後ろを見て俺に向かって女性は「助けて!!」そう言われた。

冗談じゃない、それに今ので影喰にも気づかれた。ただ女性の助けを求める声や視線で俺の足は動いた。

そして俺は反対方向に向かおうと思った瞬間に頭の中で男の人で重厚な声が響いた。

【逃げるな、戦え】

「え?」

だがそれ以降声はなかった、今のが神様の声なら俺は此処で死ねと言うことだろうか?

死にたくない、そんな思いと共に俺は走った。

それは反対方向ではなく影喰に向かった。

持っていたバックで影喰に向かって投げて一瞬視線を奪うことに成功して、直ぐに女性の手を引いて今度こそ反対方向に走りだした。

女性は恐怖で動けないのも分かった。

「走って、速く!!」

そして、走り続けた。部活で培った脚力でと筋肉で女性の手を離さずに、人手が多い場所に走るが女性は既に体力がなかったらしく、少し離れた場所にある公園まで向かった。


「大丈夫、ですか?」

俺も女性も息切れをしながら、地面に横たわった。

「此処まで来れば取り敢えず大丈夫でしょう」

「ありがとうございます、本当にあのまま死ぬかと思いました」

「僕もです、まさか影喰に襲われるなんて」

バックから水を取ろうとしたが、バックは投げてしまったので手元にはなにもなかった、財布もスマホもこう言う時に限ってズボンのポッケではなくバックに入れていたことに後悔をした。

「あの、スマホあります?」

「あります」

「なら直ぐに警察に電話しましょう」

「あ、そうですね」

こう言う時に冷静な判断ができないのは当たり前なので、取り敢えず深呼吸して考える。

公園の水飲み場で蛇口を捻って水を飲む。

此処から近くの交番に走っても十分かかる、それにパトロールしてて警官が居ない可能性もある。

それなら人通りがある大通りに行けば助かる可能性もある、そう思い女性の方を向くと。

「あぶない!!」

女性の後ろに先ほどの影喰がいた。

「うっ」

女性に影喰が後ろから殴って気絶させた。

「食事の邪魔をされたんだ、お前から食う」

此処には武器になりそうなものはない、自分でも冷静さを欠いてるのは分かってるのに、影喰に殴りかかる。

だが影喰は遊ぶそうに避けて俺を殴ると、俺は背後に吹っ飛んだ。

このまま死ぬのか?

嫌だ、まだやりたいことがあるんだだから……。

影喰は近付いてくる、もうこのまま終わりか。そう思ったとたんに影喰が消えた。

何が起こったのか分からないが影喰はいなくなった、自分が死んだのかと思ったが口から血が出て痛みがあるので死んではないのだろう。

「やっと見つけた」

そう言いながら夜の暗闇に隠れながら、白いひげに坊主のおじさんが近づいてきた所で俺の意識は消えた。


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