表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妖精の国の姫、氷の国へ留学する  作者: 紙絵
第二部

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
34/50

10

 何とか平静を保ったまま、現場へ到着した。

 氷の国に比べて暑い。

「楽しかった〜」

 オーレリアはご満悦のようだ。

 レックスは大きく息を吐く。


「レックス様、オーレリア様! お越し頂きありがとうございます」

 騎士団隊長が走ってくる。

「こちらへどうぞ。少し休憩しましたら、詳細お話しいたします」

 宿舎へ案内される。

 二人は冷たいお茶をもらう。


 喉がカラカラだ、ありがたい。


 そう思い、ふと、水のありがたさに気付くレックスであった。


 宿舎は貸切にしてあるようだ。

 こっちは姫が同行している。変に賊が入り込まないような配慮だろう。


 隊長が説明を始める。

「用意もありますので、今日はこちらで休んでいただき、明日の夕方出発いたします。砂漠の中に一部集落があるそうなので、そこまで行く予定です。その後、魔獣が見つかった遺跡までは半日程かと思われます。

 お力を貸していただける事、とても光栄に思っております。

 どうか、宜しくお願いします」

 隊長は敬礼して去っていった。


 ーーーー


「え? 一緒の部屋?」

「部屋数限られてるし、しょうがないだろ。砂漠の近くの町はここしかないからな。俺は床で寝るから、オーレリアはベット使ってくれ」


 いやいや! それは流石に失礼!


「いいよ、一緒に寝よう?」

「それは……やめとく」

「じゃあ私も床で寝るよ」

「駄目だ。砂漠の夜は冷えるんだから、風邪ひく!」

「レックスだって風邪引いたら困るでしょ?」

 言い合いの末、二人でベットで眠ることになった。


 シャワーを済ませるオーレリア。水が貴重なこの地は、時間が限られている。

 部屋にレックスはいない。

 おそらく明日の話し合いをしているのだろう。

 椅子に座ってうとうとしていると、レックスが帰ってきた。


「おかえり」

 オーレリアを見て目を逸らすレックス。

「ただいま…オーレリア、疲れてるだろう? 先に寝ててくれていいぞ?」

「ううん。レックスほっといたら床で寝そうだから……」

「うっ……わかった」


 レックスが戻ってくる。

「……オーレリア、寝るよ」

 自然と手を繋いでベットへ潜り込む。


 この状況は照れる。


「おやすみ」

「うん、おやすみ」

「……オーレリアごめんな。魔獣退治に同行させて」

「ううん。私がお願いした事だから。それに、龍に乗れたし、魔獣も見れるかもしれないし」

 口が滑るオーレリア。

「やっぱり見る気だったな」

「えへへ」


 寝られないかもしれない、と思った二人だったが、疲れが勝ったのか、気付いたら仲良く寝息を立てていたのだった。

読んでいただき、ありがとうございます。

感想、反応いただけると大変嬉しいです。

評価、レビュー、ブックマークお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ