漂流期1
バスの事故に遭った武が目を覚ます
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声が遠くから聞こえる
薄暗い空と女の子の声
「武君!大丈夫!?」
かおり...?
遠かった声は徐々に大きくなっていく
「香...?」
「武君!良かった死んでなくて....」
白色のタンクトップのTシャツに、黒色のホットパンツ姿の香が目の前にいる
安心したのか地面に腰をかけグッタリしている
香は中学の時の同級生、更に言うと”元カノ”だ
その香が何故目の前にいるのだろうか
僕は状態を起こす。そこに凄い光景が広がっていた
「島...?」右を見渡すと海が。左を見ると高さのある木が生えている
ジャングルその物だ。香の他にもう一人近くにいるがずっと海を眺めている
「どこだここ」
「分からない、でもね」
香は落ち着いて僕に起きた事全てを話してくれた
「儀式を行ったのは香達の高校だったんだ」
「うん、メールが私宛に届いたんだよね、それを開いたら掲示板が表示されてその内容を皆に話したの。」
「うん」
「そしたらみんながやってみようって言い出して、気付いたらこの島に皆飛ばされてたの」
何が起きてるのか整理はできた、だが肝心の儀式内容については覚えていないみたいだ
「ほかの人達は?」儀式を行ったのは4人
香と、海を眺める少女の他に人は見当たらない
「食べ物を探しにいってるよ、もう夜になっちゃうし食べ物無いと飢えちゃうからね」
「食べ物を探すって、もしかしてあのジャングルの中を探しに行ったんじゃないよね!?」
「あのジャングルを探しに行ったんだけどどうして...?」香の声が震えている
ジャングルがどれだけ危険なのか僕は十二分に知っている、ジャングルに入って今すぐ2人を助けに行きたいけど全滅してしまっては元も子もない。2人が無事に帰ってくるのを祈って待つしかなかった。
「明かりとか大丈夫かなって」香を心配させないように慎重に言葉を選ぶ
「それなら大丈夫!薫がライター持ってたから明かりには困らないと思う」
薫もこの島に来ているのか!?
次に続く




