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エシュテル VS カズキ

今回も神様視点です


Twitterの方に、VRoidで作った神様とリルの画像がありますので、是非見に来てください。

後書きの下の方にリンクを貼っときます。


もう夏過ぎてるのにまだ水着編をやるとは……。

きっとこの世界はまだ夏なんだね!(`・ω・´)

 「レディーファーストだ。 そっちからどうぞ」

 「それじゃあ先制をさせていただくよ。 ――《影矢シャドーアロー》」


 手の前に魔法陣を展開させ、そこから漆黒の矢が連射する。

 『写生トレース』でコピーしたのは、HPとMP以外のステータスだけだ。

 それにより、普段放つ魔法より格段に下がっている。


 「なっ!? ――《マジックシールド》、《強風蹴ゲイルスプリング》」


 《強風蹴ゲイルスプリング》。

 足に風を纏わせることにより、蹴りの威力を上昇する風属性魔法。


 カズキは『強風蹴ゲイルスプリング』により両足に風を纏わせ、ジグザグに地面を蹴って高速移動をする。

 漆黒の矢を避けつつ、距離を縮めるていく。

 高速移動しているにも関わらず、矢に当たってしまうかも知れないので、保険として魔法防御魔法を展開していく。

 だがその行動を予測していたのか、将又はたまた高速移動を目で追っていたのかは知らないが、カズキの行動に応じて、『影矢シャドーアロー』を軌道変更しながら連射してくる。

 その『影矢シャドーアロー』の威力は、一発で地面がえぐられるほどだった。


 「ちょっと確認していいか?」

 「うん、いいよ。 それで何か?」

 「これって水風船で的を当てて濡らすゲームだよな?」

 「うん、当たってるよ」

 「そっか……、よかった! 俺は間違っていなかったな! ……じゃあ、何故その魔法でそんな威力を出しているのさ」

 「う~ん、まだこのステータスに慣れていないから、威力調整が難しくてこの威力になっちゃったよ」

 「……っ殺す気か!」


 『影矢シャドーアロー』を避けながら余裕そうに、私に話しかけてきた。

 だが、私に接近している間に矢をくらっていたが、マジックシールドのお蔭で何とかダメージを負うことはなかった。

 そして、私の前に近づくと片手に水風船を持ち投げる準備をしていた。


 「くらえぇーー!」


 至近距離から水風船を投げる。

 それにより風圧と空気抵抗により水風船が爆発し、中の水がぶちまける。

 普通の人間ならこの距離からじゃ、避けるのは不可能だ。

 幾ら胴体神経が良い獣人族でさえも無理だろう。

 だが相手は、私だ。


 「まだまだ甘いよ! ――《熱量上昇ヒートアップ》」


 《熱量上昇ヒートアップ》。

 体内又は周りの熱を上昇する火属性魔法。

 これは、自身の魔力量によって熱上昇の上限が変わる。


 「はっ! そんな雑魚魔法でこの水を避けれるか!」


 私の魔法を見て嘲る。

 それは、火属性魔法の中で最弱と言われている魔法だからだ。

 魔力量によって温度上昇の上限が変わるということは、MPが低いほど弱い威力になってしまい真面に使える者がいない、精々周りを温めるだけの魔法だと認識されている。

 そして、幾らMP多い者が使ってもMPを大量に消費するため効率が悪いので使われない。


 だが、相手が悪かった。

 この魔法の術者が神である私ということだからだ。

 MPが無限である私には『熱量上昇ヒートアップ』の上限が皆無であり、そんな温度でも調整できてしまう。

 それにより、私の体は水が瞬間に蒸発するほどに体温を気化熱へと変化させる。

 

 私は顔の前に手をかざす。

 水風船から放たれた水が私の手に触れた瞬間に蒸気へと変化されていく。


 「ば、ばかな……っ!? そんなわけ……あるものかっ!」


 カズキが驚愕している。

 目の前に起きた理不尽に理解するのに、脳の処理が追い付かない。


 カズキが固まっている間に『格納ストレージ』を使い、虚空から水風船を取り出す。


 「悪いけど勝たしてもらうよ……」


 そして、投げる。


 「……《強風鎧ゲイルアーマー》」


 硬直した状態から魔法詠唱を呟き発動する。

 カズキに当たる直前に水風船が体に纏っている風により逸れる。


 「まだまだ、この戦いを終わらせてたまるか!」


 その目は強敵に挑む瞳をしていた。

誤字・脱字あったらすみません。


感想、アドバイス、質問を待ってます。

悪口はやめてね。作者は豆腐メンタルなので泣いちゃうから‥‥(´;ω;`)

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↓とあるVRMMOの廃課金ネカマプレイヤーが突如異世界転移して、異世界で自分のキャラを愛でる無双物語

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