ユウスケ&ルナ 元住宅街、探索します!
俺たちは、二人一組に分かれ、それぞれ別行動をした。
~ユウスケ&ルーナ組~
今、俺たちがいるのは旧王都内の元住宅街だ。
「ユウスケさん、二人きりですね!」
「そうだな。 ルナと並んで歩くのは、久々だな」
「はいっ!」
「ユウスケさん、まずどこ向かいますか?」
「そうだな、建物を虱潰しに探索しようぜ。 そっちのほうが適格だし」
「そうですね! ユウスケさんに従います!」
「まずは、近くの建物に入ろうぜ」
「はい」
―― 一件目 ――
何もない。
―― 二件目 ――
何もない。
―― 三件目 ――
何もない。
……。
「何もないですね……」
「そうだな……。 まだまだ、建物があるぞ……。しょうがない、あれを使うか」
そう、《サーチ》だ。自分の魔力を飛ばし、自分の探したい物の対象に反応する魔法だ。それを使えば、卵も反応するだろう。
最初は、ズルをしている感じがして使いたくなかったが、さすがに何もないとつまらないからな。
「《サーチ》」
俺は、体内に溢れている魔力を解き放した。
だが、何も見つからなかった。
「急に止まってどうしたんですか?」
「ああ、少し魔法を使っていたよ。 この辺に卵らしき物がなかったよ」
「そうですか……」
「まぁ、定期的に依頼してるんだから、こんなとこあるわけないか」
「それもそうですね」
「これじゃあ、エシュテルたちも早く終わりそうだな」
「では、時間も余ったことですし、観光してみませんか?! 私、こういう廃街とか少し興味あるんですよねっ!」
「それは、いい案だな。 付き合うぜ」
「……そんな付き合うなんて」
こうして、卵探しは魔力に頼って、観光をするのであった……。
おい……。これ、なんかフラグ立ちそうなセリフ?じゃないか‥‥。
誤字・脱字あったらすみません。
感想、アドバイス、質問を待ってます。
悪口はやめてね。作者は豆腐メンタルなので泣いちゃうから‥‥(´;ω;`)
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次回は、エシュテル視点です




