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 VS 盗賊団お頭 限界バトル!

 俺は地下に降り、盗賊団お頭と目があった。


 「もうゲームオーバーだぜ、お頭さんよ!」


 「お前一人でここまで来たのか、ほうやるねぇ~」


 俺は、盗賊団の頭を指した。


 「さぁ、お前の罪を数えろ!」


 ふん、決まったな。

 一度言ってみたかったんだよな。


 「今更数えきれるか!」


 盗賊団お頭もノってきた。


 「俺の名は、盗賊団お頭 ガルトだ、よろしくな」


 「俺は、ユウスケだ」


 ガルトは俺に向けて、手を前に出てきたので俺はその手を握手した。

 俺はなんで握手したの?

 まぁ、ノリにノってきたからいいか。


 「ということで、この屋敷の扉からお帰りください」


 「おう、邪魔したな…………。 じゃ、ねぇよ! 俺は、村の子供たちを助けに来たんだ。 さっさと子供たちを解放しな。 そうすれば、命は取らねえよ」


 「俺の下っ端はな、この王族直属騎士団と対等に戦えるほどの実力を持っている。 それもお前は、俺の下っ端たちを瞬殺するほどの実力をもっている。 お前って相当強いな」

 

 そう、ガルトが語った。

 へぇ、だからあんなに戦闘慣れしていたのか。

 ちょっと、ルナが心配になってきたぞ……。

 そんなやつを統括するガルト、お前も相当強いかもな。

 まぁ、俺には勝てないだろうがな。


 「さぁ、やるんだろ? ユウスケさんよ」


 「その前に、子供たちの安全を確かめたい」


 「ふん……いいだろう、さぁ出てきな、奴隷ちゃんたち」


 そういい、隣の部屋から3人の女の子たちが心配そうに顔をして現れた。

 盗賊団に捕まったから変なことされてそうだけど、とりあえず生きていて安心したぞ。


 「あぁ~ユウスケよ。 奴隷ちゃんたちとは、遊んでいただけだから安心しな」


 「なん……だと……!? あ、遊んでいただと……! なんて、うらやま……いや、けしからん!」


 なんていうやつだ、こんな幼い子と遊ぶなんて……許さねぇ、……絶対にな。


 「お、おい……、お前が思っているようなことはしてないぞ……」


 ガルトは、呆れたように俺を見つめ溜息をした。


 何?俺は勘違いしてたのか……、お恥ずかしい。


 「じゃあ、何して遊んでいたんだよ!」


 「気になるか? なら、俺と闘え。 勝ったら教えてやるぞ、さぁ決闘しようぜ」


 「ふん、いいだろう……相手になってやる。 ほら、君たちここは危ないから部屋に戻ってな」


 俺の言葉に従うように子供たち、さっきまでいた隣の部屋に戻っていった。

 それを見送ると、お互いに剣を構えた。


 決闘か……、俺が対人戦で闘えるか試すか。


 「おいJはいるか! いたら返事しろ」


 「は、はいっすぅー!」


 奥の部屋から下っ端が走ってきた。


 「おいJ、決闘の宣言しろ!」


 「は、はいっす! えっと……、決闘開始ぃいいい!」


 宣言した瞬間。

 ガルトが剣で切りかかってきた。

 そして、一瞬で俺の目の前まで来て振り下ろした。


 俺は、とっさに剣でガードした。

 その一撃でガルトのだいたいの強さを把握する。


 チッ、速い。

 こいつは……できる!


 「ほう、俺の初手の攻撃を防ぐとはな、さすがだな。だが、まだ甘い 《バインド》」


 「んなっ!?」


 ガルトのバインドを発動し、俺の足を魔力の糸で拘束された。

 そして、ガルトは俺に向かって蹴る。


 「くっ……!?」


 俺は避けることができずに蹴飛ばされ床に転がっていく。

 まだバインドの拘束から解かれていない。


 「まだ終わってないぞ。 おらぁ!」


 地面に転がっている俺にガルトはまた俺を蹴ろうとする。

 

 「《ブラスト》」


 「なにっ……!?」


 拘束されていても魔法を撃てる。

 俺は、ガルトに目掛け爆風を起こした。

 そのまま、ガルトは吹き飛ばされ壁にぶつかった


 「ぐはっ!?」


 今このタイミングで使うしかない!


 「《リフラクション》」


 ガルトの視界から俺を外したことをいいことに、認識阻害をし、時間を稼ぐ。


 「チッ。 まんまとやられたな」


 ガルトは、壁にぶつかった後すぐに起き上がった。

 結構強く放ったのに、タフだな。


 「参った参った。 まさかこれほどの威力とはな。 それに、俺が吹き飛ばされた瞬間に認識阻害し時間稼ぎか。 認識阻害しただけでいなくなってはいない、なら広範囲に魔法を撃てばいいことだ。 《炎槍(フレイムランス)》」

 

 ガルトの周りには、炎の槍が十本を生成した。

 認識阻害をされていて俺がいる場所はわからないため、部屋中に放った

 その一本が俺のほうに飛んできた。


 まだバインドは解かれていない。


 防ぐ手段はないのか? でも、こういう場面に似た状況、どっかのバトル漫画で見たぞ……。 

 たしか、えーと……。

 そ、そうだ魔力で防いだんだ! この世界でもできるか?

 いや、試す価値はあるはずだ。


 「《サーチ》」


 サーチの魔法をトリガーに体中から魔力を放ち、魔力操作で炎の槍の前に魔力を放つ。


 一か八かの賭けだ!


















 魔力で防ぐことはなかった。

 だがさっきの魔力で攻撃が逸れたのか、炎の槍が俺の真ん前まできて直接当たることはなかったが床に衝突し衝撃波が生み、俺はさらに転がった。


 あっぶねぇ~、あと数センチで直撃だったぞ! 誰だよ魔力で防げるって言ったの。

 漫画の知識に頼った俺が馬鹿だったよ!


 「そこか。 次こそ当てる《炎槍(フレイムランス)》」


 「そろそろ、負けを認めたら?」


 ガルトはまた炎の槍を十本生成し、一本ずつ放ってきた。

 やっぱ、ここは俺の力を使うしかない。


 「《パペット》」


 俺は床の一部を変形し、俺の目の前に壁を作った。

 だがその壁は、2発目で壊れた。


 そのとき、バインドが解かれた。

 

 やっと、解かれたか!


 だが、ガルトの攻撃がまだ残っている。

 そして残りの炎の槍が襲ってきた。


 「《ウインド》」


 俺は風属性魔法で足に風を纏わせ、素早くこの場から離れ右側へ走った。

 危うく当たるとこだった。


 「避けたか。 だがまぁ、そのぐらいしないとな面白くねぇ!」


 こうなったら、俺も容赦しねぇ!


 「《水弾丸(アクアバレット)》」


 二十個の水の弾を生成し、ガルトに向かって放った。




 











 だが、ガルトは一歩も動かずに、体を動かしただけですべての弾避けた。


 「なっ……、バカなっ……!?」


 「おいおい、俺がこの程度でやられると思ったのか? 威力は高いが、当たらなければどうってことない」


 どうやって、避けた? 威力は、殺さない程度に落したが速さは本気で放ったんだぞ!

 なら、これならどうだ!


 「《ブラスト》」


 ガルトに向かって爆風を起こした。

 これなら避けられないだろ。

 

 「その攻撃はさっきくらった!《ファイヤー・ウォール》」


 ガルトは右手を前に出し横に振ると目の前に火が出現し、壁となってブラストの爆風を相殺した。


 「これもダメか……。 なら、《身体強化》」


 魔法がダメなら肉弾戦しかない。

 そう思い、身体強化し剣でガルトを切りかかる。


 「魔法で勝てないなら今度は肉弾戦てか……? 本当に単純すぎだな……、《身体強化》」

 

 そして、ガルトはあっさりと俺の剣を防いだ。

 

 まじかよ、こいつ強すぎね?

 あの熊より攻撃力はないが、隙がなさすぎる。

 どんなに、攻撃してもガルトに全て防がれる。


 「お前の攻撃、視線でどこに狙ってくるかわかりすぎだ。 お前は対人戦素人か」


 あぁー、たしかに、対人戦は素人だった……。

 ずっと魔物相手だったからなー。

 というか、さっきからガルドのやつめっちゃアドバイスしてくるんだけど……。

 どうやっても、こいつに勝てる気がしねぇ‥‥戦闘経験の差がありすぎる。


 「どうした、お前の攻撃はもう終わりか? なら、こっちからいくぜ《火球(ファイヤーボール)》」


 ガルトは、火の弾を飛ばしてきた。

 

 「《水弾丸(アクアバレット)》」


 俺は反撃として放ったが、水弾丸アクアバレットで火の弾を打ち消し水蒸気を発生させ、空間が真っ白の蒸気で包まれた。


 この目くらましを利用して、反撃をする絶対にこのチャンスを見逃さない。


 「《サーチ》」


 体中に魔力を放ち、ガルトの居場所を探った。


 「……っ!?」


 驚いたことにガルトが真っ直ぐ俺のほうに向かっていった。

 あっちも思惑は同じだろう。

 だがしかし、こっちはサーチで姿が見える。

 なら……、


 「《リフラクション》」


 認識阻害魔法を掛ける。

 たしかに、ガルト相手じゃ認識阻害が破られるだが、それでも一瞬隙さえ与えれば攻撃が通る。

 まだ終わらねぇ! ここで新しい魔法で勝つ!

 イメージしろ、俺!


 相手は、戦闘のプロ、一気に懐に入れるイメージ……。


 「《アクセル》」

 

 俺は、アクセルを使い一気に加速しガルトの懐へ入った。

 そして、ガルドに向かって剣を振り上げた。


 いっけぇええええええええええええええええ!


 「……っ!?」


 俺は、今度こそ攻撃を当てるために魂の声を叫んだ。

 そうすると、なんか当たりそうになるからだ。







 







 だが、また攻撃が防がれた。


 「おいおい……今度はどんな手品を仕掛けたんだ? お前の姿まったく見えなかったぞ」


 おい、見えなかったのになんで攻撃を防ぐんだよ! おかしいだろ。

 だったら、こっちだって禁じてを使うしかない……。


 「これならどうだ!《ヒール》!」


 ガルトに向かいヒールを使い時を巻き戻した。

 俺の攻撃を防ぐ前に巻き戻し、剣を振り落とした

 

 だが、それでも防がれた。

 何故だ。

 どう足掻いても勝てるイメージが沸かない。

 無理だ……。

 どんな攻撃も通じない。

 俺は今、心が折れる音が聞こえた気がした。


 「参った……」


 俺は、戦意喪失した。


 「もう終わりか……。 まぁ、いい久々に俺を驚かせてくれた相手だ。楽しかったぜ」


 「楽しかった?」


 「あぁ、この俺をここまで追い込んだのはお前が初めてだ」


 ガルトは俺に向かって、少年のように笑った。


 「あっそうそう、俺はな奴隷ちゃんたちとボードゲームで遊んでいただけだ」


 ちょっと何言いだしてんの?

 あっそういえば闘ってた目的が忘れてたよ……。


 「そ、そうなんだ……」


 「なんだ? お前が気になってたことを答えただけなのに、適当な返事しやがって……」


 「まぁいい。 お前との戦闘で疲れた。 今度は、ボードゲームやろうぜ、奴隷ちゃんたちと一緒に」


 「えぇー」


 何故に?


 「俺に勝ったら、奴隷ちゃんたちを解放してやるぜ」


 「まじか! 勝負内容は? 5人でできるボードゲームとかあるの?」


 「お? そうか、ノッてくれるのか! 今からやるのは、すごろくだ!」


 「いいだろう、やってやる」


 何だろう……これ……。

 まぁいい、今度こそ、子供たちを助けてやる。







 


 「遅いなぁ~、さっきから屋敷のところからすごい音が響いている……。ユウスケさん大丈夫かなー?」

 

 ルナは、まだかまだかとユウスケの帰りを待っていた。

誤字・脱字あったらすみません。


感想、アドバイス、質問を待ってます、てか送ってください。寂しい‥‥(´・ω・`)

悪口はやめてね。作者は豆腐メンタルなので泣いちゃうから‥‥(´;ω;`)



神様「今回もやってきた!魔法鑑定のコーナーだよ!」


ユウスケ「おぉ!待ってましたー!」


神様「今回の魔法はじゃじゃん!《アクセル》だよ! では、先生お願いします」


鑑定先生「お任せください」


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 魔法 《アクセル》


・無属性魔法

・使用魔力 500 

・十秒間、術者のAGIを10倍上昇させる。


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ユウスケ「本当にチート魔法だな」


神様「活躍してないけどね♪」


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■小説家になろう・宣伝交流サイト■サンクス・スクエア■

↓とあるVRMMOの廃課金ネカマプレイヤーが突如異世界転移して、異世界で自分のキャラを愛でる無双物語

ネカマおじさん、異世界TSする。 ~異世界で無双したい!~

↓作者のtwitterアカウント

抹茶プリン@kurogane_31

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