その後の話
俺は、ガルトに連れられ隣の部屋にやってきた。
「ユウスケよ、これが新しい戦いだ。ルールは簡単だ。俺より先にあがったほうが勝ちだ。勝ったらお前の望みどうりに奴隷を解放してやろう。だが負けたら、また俺と闘ってくれや」
「いいぜ、今度こそ勝ってやる」
隣の部屋は10坪くらいの丁度いい空間が広がっていた。
そこには、大きいテーブルとイスが五つ置いてあった。テーブルの上には、大きいすごろくとそのセットがあり、お菓子や水も置いてある。
すごろくのためのやり部屋みたいだ。
「そんなにすごろくが好きなのか……」
と、心の声が漏れた。
「ああ、好きだぜ。 何たって長く遊べるから暇つぶしができる。 それぞれのマスでいろんなイベントが起きて盛り上がる。 そして、簡単に順位が入れ替わり対等に戦える。 簡単に緊張感などのスリルを味わえる最高のゲームだと思わないか?」
「そ、そうだな……」
俺は前世でもあまりやったことがないが、たしかに初心者でも一位になったりできるしね。
まぁ、これなら俺でもいける気がする。
「このすごろくはな、王都で大人気なんだ。『バトルロード』という名前だ。 たしか設定は、『私たちは、見習い魔法使いだ。 いつかは、大賢者になるために苦難を乗り越えながら修行する』だな」
「なんか壮大だな……」
でも、なんだか楽しそうなだな。
「じゃあ、始めようぜ」
◇
あれからどれくらいかかったのだろうか。
子供たちと俺は激戦を繰り広げられている。
俺たちは、見習い魔法使い→冒険者のパーティに入り活躍→王宮魔術師→王族直属魔術師団→賢者とクラスアップしてきた。
後もう少しで大賢者になれるマスに近づく。
ガルトはまだ見習い魔術師のままだ。
そして、時がたち。
俺と子供たちは、あがった。
ガルトはやっと冒険者になったところだ。
「ちくしょぉおおおおおおお!何でこの俺が負けるんだぁああああ!」
「…………」
ガルトは本気で悔しそうに叫んでいた。
俺たちは、ガルトの運のなさに言葉も出なかった。
「……約束は約束だ。 奴隷ちゃんたちは解放するぜ」
「お、おう」
なんか、あっさりと終わったな……。
この盗賊団、本当になんだったんだ?
奴隷はあっさり返すし、俺を殺さなかった。
「なぁ、ガルト。 なぜ盗賊なんてやってるんだ?」
これが俺の本音だ。
「いや、俺は盗賊をやってるつもりはないぜ」
「…………はっ?」
「だって俺たち何も盗んでないぜ?」
「じゃあ、この子供たちは何だよ。 奴隷商から奪ったんじゃないのか?」
「いや、俺たちは賊に襲われているのを見てそいつらを殺してこいつらを保護しただけだぜ?」
「ん?」
ちょっと何言ってるかわからないんだけど?
じゃあ、ルナが言ってた盗賊はいたけどって、ガルトたちによって賊を倒したってことか?
うーむ……。
何となく理解した。
「紛らわしい……」
「というか、ガルトは何で廃村なんかに住んでいるのか?」
「俺はな、この村の村人なんだ。 そして、元王族直属騎士団 団長だったんだ。」
「元王族直属騎士団 団長‥‥」
ゴクリンコ……。
だから、あんなに強かったのか……でも騎士団長だからって、俺のヒールコンボを見破るの無理なはずだ。
何か理由があるかもしれない。
「この村は、昔は多くの村人が住んでいたんだが、あるときドラゴンに襲われ滅んだ。 そのドラゴンは村を焼き尽くしたあと、近くの山に行ってしまってな。 俺は、この村、村人たちの仇をとるためにドラゴン討伐をするように志願した。 だが王は反対した。 それは、俺が死ぬと損害が大きいからだっと理由を話してくれた。 俺はな、【見切りの剣】と言われている王国最強の戦力の一人だったんだ。 そして、そのときは帝国とのいがみ合いもあったため、俺が死ぬのはまずかったんだろう……。 でも、俺はどうしても仇を取りたかった。 だから俺は騎士団長を辞任した。 そしたらな、よく分からないまま王国から裏切者とされ、王国から追放された。 追放された後は命懸けでドラゴンを倒し、この廃村になったとこに住み着いたわけだ」
「なるほど……」
「まだあるぜ、それから…………」
ガルトは、ほかの武勇伝を俺に語り始めた。
理由は分かったから、もういいよ。
話が長いよ……。
◇
ガルトの武勇伝は朝まで続きやっと終わった。
疲れた‥‥。みんな寝てるし‥‥
「なぁ、ガルト。いくら元騎士団長や戦闘経験豊富だからといって、俺の最後の攻撃はどうやって防いだんだ?ずっと気になってたんだ」
「そのことか‥‥いいだろう。教えてやる。ステータス」
そういい、ガルトは俺にステータスを見せてきた。
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名前: ガルト=インダマタブル Lv 78
種族:人間
HP 7800/7800
MP 3900/3900
STR 2340
VIT 2340
INT 1560
MEN 1560
AGI 3120
TEC 1560
LUK 780
<スキル>
《身体強化 Lv:7》《火属性魔法 Lv:5》《闇属性魔法 Lv:3》
《剣術 Lv:10》
<固有スキル>
《危険察知 Lv:-》
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「この固有スキルをみろ。 これが答えだ」
「危険察知……」
初めてこの世界の人の固有スキルを見た。
これが、俺の攻撃を全て防いだ力。
それだけすごい能力なんだ?
《鑑定》
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固有スキル 《危険察知》
・自分の身の危険を感じると5秒後の光景が見える。
・連続で使用可能
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「…………」
「この固有スキルはな、ちょっとした未来予知ができるんだ。 だからお前の攻撃を全て防いだんだ」
何そのチート能力! こんなんじゃ絶対に勝てねぇよ。
俺も最近ステータス見てないな……、後で俺も見てみようかな。
「まぁ、そういうわけだ。 おーい、奴隷ちゃんたち帰る準備できたか?」
ガルトはそういうと、子供たちは、首をコクコクと縦に振った。
「まぁ、いつでも来いよユウスケ。 成長したお前ともう一度戦ってみたい。 じゃあな」
ガルトは階段を上がり、自分の部屋に戻ったようだ。
さて、俺たちもルナのとこへ行くか。
誤字・脱字あったらすみません。
感想、アドバイス、質問を待ってます、てか送ってください。寂しい‥‥(´・ω・`)
悪口はやめてね。作者は豆腐メンタルなので泣いちゃうから‥‥(´;ω;`)
すごろく対決書こうとしましたが、予想以上に難しかったので飛ばしました。
もし見たいとコメントなど来ましたら前向きに考えます。(書くとは言っていない)




