表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
71/101

みなとちゃんと友達とお休み

 透輝君は水墨画の住人だ。


 墨色の髪の毛。灰色の目。青白い肌。

 制服は濃い紺色こんいろで、スクールバッグも似た色合いのものを使用している。

 そして、汚れが一つもない真っ白な運動靴を愛用している。


 配色が見事に無彩色。

 私としては、もう少し色味のある明るい色を入れたらどうかなって思うけど、そこは好みの問題になるのかしら。



「ん? どうかした?」

「ううん、なんでもない。おはよう、透輝。今日は一人なの?」


 きょろきょろと辺りを見回すが、結城さんの姿が見えない。



「乙葉は数日間学校を休むようだから、今日は来ていないよ」

「えっ、大丈夫なの!?」


 昨日、実は調子が悪かったのかしら。

 お兄さんと一緒に帰宅するようだったから、そこまで気にかけなかったけど、あまり良くない判断だったかも。



「うん、大丈夫、大丈夫。検査の結果が出るまでは外出が出来ないだけで、本人は元気にしているよ」


 そう言って結城君は、下駄箱から上履きを取り出して履く。

 深刻そうではなくて良かった。えっと、病気ではないよね。結城さんはロボットだから故障になるのかしら。早く直ると良いんだけど……



 結城君は、このまま教室へ向かうみたい。

 私は、これから用があるから、此処ここでお別れかな。



「港、終わった? 教室行く?」


 一緒に登校していた沢村さんが、ぴょっこりと下駄箱の裏から現れる。



「あっ、教室に行く前に自販機で飲み物を買うから、ちょっと待っててね……透輝、また後で」


 今日、ペットボトルを持ってくるの忘れちゃったんだよね。


 休み時間は短いから、なるべくなら無駄にしたくない。かといって、お昼休みに買いに行くと大抵たいてい混雑しているし、今のいている時間内にゲットしちゃった方が吉かな。


 時間は無限じゃないからね。



 


 

 

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ