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第25話:交錯する蹂躙劇、陥落する要塞と雌豹

鼓膜を揺らす重低音とともに、数機の重武装護衛ヘリコプターが、蒼国の最前線に位置する野戦空港へと降り立った。

 巻き上がる土埃の中、ハッチから降り立ったクロノスと、葦原所長、そして三体の『パーフェクトヒューマン』を出迎えたのは、先発部隊を指揮する部隊長と、一人の女副部隊長だった。

 ショートカットの髪をきっちりと撫でつけ、化粧の気配すら全くない、軍服を着崩すことなく隙のない姿勢で立つ女。名前は藤堂とうどうといった。いかにも真面目で、規律を重んじる堅物の軍人という顔つきだ。

(……いいね。今日の暇つぶしのオモチャは、あいつに決まりだ)

 俺は仮面の下で、嗜虐的な笑みを深めた。

 作戦テントに入ると、部隊長が重苦しい顔で現状のブリーフィングを始めた。

「我々の正面にそびえる北蒼の最大拠点、通称『黒鉄くろがね要塞』。幾度となく総攻撃を仕掛けましたが、蒼軍の被害が拡大する一方で、一向に突破口が開けません」

 部隊長は広げられた作戦地図を指さす。

「しかし、この要塞さえ破壊できれば、北蒼の首都『玄京げんきょう』への最短ルートが開かれます。戦局を一気にひっくり返すことができますが、蒼軍はすでに疲弊しきっており……」

「――要するに、その鉄屑の城を更地にすればいいのだろう?」

 部隊長の説明を遮り、天童 凱が尊大に言い放った。

「だいたい分かった。行くぞ、鷹城、堂島。ゴミ掃除の時間だ」

「待ってください! 現状の戦力配置も確認せずに……!」

 慌てて止めようとする部隊長を、葦原所長が狂気じみた笑顔で制止した。

「放っておきたまえ。あの程度の玩具の城なら、私の最高傑作あやつらが『すぐ』に終わらせてくれるさ」

 そう言って、葦原は実験動物の成果を見るような目で三人の背中を見送った。

 作戦テントに、沈黙が落ちる。

 だが、俺の意識はすでに、要塞攻略などという退屈な作業には向いていなかった。俺は能力を最大限に解放し、戦闘能力ではなく、極限まで高められた【魅了・フェロモン】の波動を、傍らに立つ藤堂副部隊長へと集中的に叩きつけた。

「……っ!?」

 藤堂の肩が、ビクンと大きく跳ねた。

 鉄壁の規律で固められていた彼女の瞳孔が瞬時に開戴し、そのストイックな顔立ちに、隠しきれない熱情の赤みが差していく。呼吸が荒くなり、制服の胸元が大きく上下し始めた。

「……藤堂副部隊長。少し、二人きりで作戦の『詳細』を詰めたいのだが。貴女の専用テントを借りてもいいかな?」

 俺が耳元で甘く、そして絶対的な命令を含ませて囁くと、彼女は完全に理性を溶かされた雌の顔で「……はいっ、クロノス様……」と震える声で答えた。

 ***

 ――ズガァァァァァンッ!!

 戦端を開いたのは、鷹城 蓮の遠距離狙撃だった。

 数キロ離れた荒野から、彼の両肩の人工皮膚が裂け、内蔵された砲身が展開する。魔眼レンズが要塞の弱点である防衛塔の座標を正確に捉え、数千度の高熱重粒子砲が一条の閃光となって放たれた。分厚い外壁ごと、見張りの兵士たちが悲鳴を上げる間もなく光の中に消滅し、要塞の外堀が一瞬にして丸裸にされる。

「んっ……じゅるっ……れろっ……はぁっ、クロノス様……っ!」

 薄暗い副部隊長専用のテントの中。外で響き渡る轟音をBGMに、堅物だった藤堂の『外堀』もまた、無惨に剥ぎ取られていた。

 彼女は自ら進んで野戦テントの冷たい床に膝をつき、俺の軍袴を乱暴に引き下げていた。化粧っ気のない端正な唇が、熱く昂った俺の剛剣を深々と咥え込む。規律に縛られていた女軍人は、もはや羞恥心など微塵も残しておらず、喉の奥を突かれる快感に息を詰まらせながら、飢えた獣のように首を振って俺の分身をしゃぶり尽くしていた。

 ――「ヒャハハハッ! 綺麗な肉の花火になれェェ!!」

 狂気の笑い声とともに、堂島 狂牙が戦場を蹂躙する。

 両肩の巨大な肉腫が蠢き、骨と肉で構成された『生体生成ミサイル』が無数に吐き出された。熱源を執拗に追尾する悪魔の兵器は、防壁を失った要塞内部の兵士たちに次々と着弾し、戦場を血肉と爆炎の地獄絵図へと変えていく。

「ひぎぃっ!? あ、あぁぁぁっ……だめ、クロノス様の舌っ、狂う、頭がおかしくなっちゃうぅっ!!」

 要塞内部がミサイルでぐちゃぐちゃに破壊されていくのと同じように、俺は奉仕していた藤堂を押し倒し、むき出しになった彼女の熟れた秘所へと顔を埋めていた。

 カンストした【器用さ】を乗せた俺の舌が、彼女の最も敏感な真珠を執拗に、そして正確に弾き、蜜の溢れる花弁を激しく啜り上げる。

「あぁっ! いやぁっ! そんなに舐められたら、私っ、で、出ちゃうぅぅっ!!」

 俺の舌技による絶え間ない蹂躙に、藤堂の身体は弓なりに反り上がった。次の瞬間、彼女の絶頂は限界を突破し、まるで間欠泉のように、大量の甘い愛液をテントの床へと勢いよく吹き上げさせた。激しい潮吹きに、彼女は白目を剥いてガクガクと痙攣する。

 ――「下等生物どもめ。神の御前で消え去るがいい!」

 阿鼻叫喚の空に、黒光りする異形の甲虫王――天童 凱が舞い上がった。

 背中の甲殻翅を羽ばたかせ、複眼で残存兵力を完全に捕捉した彼は、急降下しながら両肘の高周波ソードを展開し、要塞の最も堅牢な中枢装甲を分子レベルで豆腐のように切り裂いた。

 そして、最後の一撃を放つ態勢に入った彼の腹部の甲殻が開き、極大熱光線『グランド・テンペスト』のエネルギーチャージが開始される。

「藤堂……お前はもう、俺のただの雌犬だ」

「はいっ、はいぃっ! 私は、クロノス様だけの雌犬です……っ!」

 完全に精神が陥落し、自分の愛液で水たまりを作った雌豹を見下ろし、俺は熱く昂った剛剣を一気に、限界まで濡れそぼった彼女の最奥へと叩き込んだ。

「あぁぁぁぁぁああっ!! 奥、クロノス様のが、一番奥までぇっ!!」

 俺の激しいピストン運動が、藤堂の子宮の最奥を容赦なく蹂躙する。肉と肉が激しくぶつかり合う淫靡な水音がテントに響き渡り、俺はよがり狂う藤堂の身体を強く押さえつけ、その深く熟れた子宮の最奥へと、圧倒的な熱情を余すところなく解き放った。

 ――ドゴォォォォォォォォォンッ!!!

 天童の腹部から放たれた『グランド・テンペスト』が、難攻不落と謳われた黒鉄要塞をコアから完全に消し飛ばした。

 その天地を揺るがす大爆発と完全にシンクロするように、俺の分身もまた、藤堂の中で最も熱く、濃密な白濁を爆発的に解き放ったのだった。

 ***

 事後。

 荒い息を吐きながら床に崩れ落ちる藤堂を見下ろし、俺は冷酷な声で命じた。

「……藤堂副部隊長。軍人なら、上官への敬礼を忘れるな。そのままの姿で、俺を見送れ」

 俺の絶対的な命令に、藤堂は恍惚とした表情を浮かべた。

「……は、はいっ! クロノス様……っ!」

 彼女は一糸まとわぬ全裸のまま、股間から白濁と蜜を滴らせながらも、フラフラと立ち上がり、ビシッと完璧な軍隊式の敬礼をして見せた。かつての規律正しき軍人の面影は完全に消え失せ、そこにはただ、俺という絶対者に狂信する肉人形の姿しかなかった。

 俺は滑稽な雌豹の姿にニヤリと嗤って、テントを後にした。

 そこにあったのは、もはや「要塞」の欠片すら残っていない、赤黒く焼け焦げた広大な焦土だった。

 鼻をつく硝煙と、肉が焦げる異臭。はるか前方では、完全獣化装甲を解いた天童たちが、葦原所長とともに勝ち誇ったように見下ろしている。

(……へぇ~。人間辞めてるだけあって、破壊力だけは一丁前だな)

 難攻不落の要塞を一瞬で更地にしたその光景を見ても、俺の心に驚きは微塵も湧かなかった。

 ただ、この後あのバケモノどもが調子に乗って俺に牙を剥いてくるであろう未来を想像し、小さくため息をつく。

(……まぁ、結局はこいつらも俺が始末するって事だろ。あーあ、めんどくせぇなぁ)

 血生臭い風に吹かれながら、神の力を持つ少年は、酷く退屈そうに首を鳴らした。

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