3話 犯人
エタノールよ」
「エタノール?」
「エタノールとは、アルコールの一種で、吐く、意識がなくなる、呼吸が弱くなるなどの症状が現れる薬品よ」
「この薬品は、死ぬほどではないから、犯人は、殺す気はなかったんだと思うわ。流石に殺すのはまずいと思ったからかしら?佐藤、指紋採取しておいて」
「はい」
そうして佐藤は指紋を採取したの。
「あれ?なんで?あの二人のどちらかのはずなのに、、、指紋が、あの二人のものと一致しない⁉︎私の推理が間違っていた?その可能性は低いはず。もう一度私が指紋採取してみるわ。佐藤は下がってなさい」「はい。」
私は、指紋を採取してみると、コップについていた指紋は花野絵里のだとわかったから、爆弾の犯人は、春風太郎ということがわかったの。
私は、「薬品の犯人は、花野絵里香で、爆弾の犯人は春風太郎よ!」
と言ったの。そうすると、私は、ある事に気がついたの。殺された四人は、佐藤の母親を轢いた車に乗っていた四人だったという事に。
そして、空中ブランコの時、まだ事件かも分かっていないのに佐藤は事件と言っているし、コップの指紋を採取する時、佐藤がした時は間違った指紋を採取していた。ということは、佐藤が真犯人なのでは?と思い、私は、「佐藤。今までにあった四人の事件は、全て貴方が命令して、復讐してきたんでしょ。今までのは全て自作自演ってことなんでしょ。しかも薬品で殺さなかった理由は、花咲由里が、運転手で、貴方の母親を轢き殺した本当の理由を知りたかったんでしょ」私がこういうと、佐藤はこう言ったのよ。
「え?そんなことないですよ?」
知らない素振りをしていたけれど、途中で諦めて、こういった。
「はぁ。えぇ、そうよ。私がやったのよ。だって、あの日、佐々木工助が運転していた車が私の母親を轢いてしまって、私の母親は亡くなってしまったんだよ。しかも裁判の時にあの四人は「死角で見えなかった」と主張して、罪から逃れたんだよ。だからこれは当然だ。」
「つまりあなたは、自分の母親を殺した四人を復讐として友人五人と共に殺害したってことね。でも、そんなことして貴方の母親は生き返らないし、喜んでもくれないわ。」
「でも罪を逃れたんだ!」
「もう諦めなさい。貴方は人を殺してしまったの。だから逮捕される以外の道はないわ。」
「クソガッ」
佐藤はそう言い残して、警察に連れて行かれたの。
その後、加害者五人は死刑判決を下されていたわ。
私は、佐藤が自分の助手だから完全に信じきっていたわ。
だから、自分の味方だと思っていた人が急に敵だと分かってとても怖くて刑事という仕事はまた裏切られるかもしれないから、辞めたのよ。
みなさんも、信頼していた人なのに敵だった。ということがあるかも知れません。
なので、みなさんも簡単に人を『信じるな。』その人は本当は貴方の敵かも知れません。なので、お気をつけて下さい。




