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君との季節  作者: ローラ
3/6

「あつーーい!かき氷たべたいー!」



ガバッっと机に突っ伏した相川の頭を丸めた教科書で、軽く叩く。


「おい、サボんな」


いや、ふて腐れても…

ヘバリたいのは夏休みなのに冷房もない暑い教室に二人っきりで、毎日お前のバカさかげんに付き合わされてる俺の方だっつーの。


『お願い! 委員会当番として登校する間だけでもいいから!』


補講のテストに受からないと夏休みがないと泣きつかれ、自分の勉強がてら相川に数学を教えてる俺もお人好しだな。


********


「あ、太鼓。祭りの練習かな?」



開けっ放しの窓から聞こえてくる部活の掛け声に紛れてきた音に、言われて初めて気がついた。


「ほんとだ。来週末、夏祭りだもんね〜。いきたーい!」


来週の補講テストに受からないと、また山のような宿題で夏祭りどころじゃない。。

哀れんだような目でみてくる湾野が恨めしい。


「テスト、金曜だっけ?

無事合格できたら、ご褒美に連れてってやろうか?」


俄然、やる気を出した私は単純なんだろうか…??


そして湾野にはお礼にかき氷を奢ってあげようと決心した。



「まさか、ほんとに受かるとはな…」


かき氷片手に呆れたようにように言わないでよ…


「だってお祭りで食べるかき氷って、格別じゃない?」


「結局、食い気かよ!」


出掛け際、お母さんに捕まって着させられた浴衣が、気合い入ってるみたいで恥ずかしくて、食べ過ぎたのは内緒の話。




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