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グランバルト王国開戦

「しかし神様のお側と言われましたが…」

宰相フランツが聞いた。


「僕達が知らないだけで神様はたくさんおられます。」

零が言った。


「そう言えば、零国王は女神様をじくうの女神様と言っておられました。」

セレスティアが思い出して言った。


「はぁ。そうなんです。色々な神々がおられるんです。」

零は少し焦って言った。


「零国王は神々の事までわかるのか?」

アルベール国王が聞いた。


「いえ、神界の事はわかりません。地上にいてわかることしか。」

零が答えた。


「しんかい…」

騎士長レグルスが呟いた。


「あははは…とにかく今はグランバルト王国に侵攻してくる魔王軍を倒す事を考えましょう。」

零が言った。


アルベール国王等と零達は作戦をたてた。


1週間後、魔王国王都。


魔王軍副将軍ブラストの配下の魔族兵5万体とワイバーン部隊1000体と魔物部隊10万体が集結した。


「人族のグランバルト王国に侵攻する!」

副将軍ブラストが叫んだ。


「うおー」

地響きがする程の雄叫びで魔王軍の兵が応えた。


「魔王軍の力を思い知らせよ!」


副将軍ブラストの部隊が転移魔導具で魔王国王都から消えた。


グランバルト王国バルセバル領バルドー村。


バルドー村の手前1キロの平原に3000体の魔物部隊が魔導具の転移で現れた。


1500体のハイゴブリンと1000体のハイオークと500体の魔族兵だ。


「現れたぞー」

村の守備隊の物見が叫んだ。


バルドー村は転移門のおかげで既に魔王軍の襲撃を知っていて、村人は村の避難場所に避難している。


ウライアギルドを中心に、零のリアル情報をいち早く各国各地に届けている。


守備隊と希望する冒険者は特別守備隊として村を守る事になった。


特別守備隊は村の外で配置についた。


魔王軍の先鋒隊500体のハイゴブリンが突撃して来た。


「ハイゴブリンだ!構えろ!」

守備隊隊長イグニスが叫んだ。


村の500メートル手前まで迫った。


零の粒子の転移で、村の特別守備隊の前にフェスが現れた。


「連牙演舞!」

フェスの牙狼族秘剣が300体のハイゴブリンの首を一瞬で飛ばした。


「フェスさんだー」

村の避難場所の小高い山で村長の娘リーネとコットが声を上げた。


「フェス様!」

特別守備隊の兵達が歓喜の声で口々に叫んだ。


フェスの後に王国兵100人も粒子の転移で現れた。


「気を抜くな!魔族を倒すぞ!」

フェスが残りの先鋒隊200体も倒して叫んだ。


「お前らは我が討ちもらした魔物を倒せ!」

フェスが王国兵に叫んで魔物部隊に突っ込んで行った。


「心得た!小隊構えー!」

王国軍小隊長が叫んだ。


王国兵100人が村の特別守備隊の前で剣を抜いて構えた。


フェスは肉眼で捉えられない速さで魔物を倒していった。


フェスの攻撃を掻い潜って2体の魔族兵が王国兵に迫った。


小隊長が魔族兵に斬り込んだが、魔族兵はそれをかわし、小隊長の胴を斬った。


小隊長は胴を斬られたが、胴は無傷で、怯まず魔族兵の袈裟を斬った。


「何!?」

袈裟を斬られた魔族兵は片膝をついた。


小隊長はすかさずとどめをさした。


小隊長は大きく息を吐いた。


バルドー村の特別守備隊と転移してきた王国兵もそうだが、全ての王国兵と領兵に粒子の防御と治癒を付与している。


どれだけ戦っても疲れる事はないし、攻撃を受けても傷つく事はない。


もう一体の魔族兵も王国兵に斬られた。


魔王軍はグランバルト王国の各領地に魔導具で兵を分散させて転移させた。


零は粒子画面でそれを確認して、各領地に魔王軍が転移してきたら、対抗してそこに王国兵を粒子で転移させた。


土日祝日は11時と19時に、平日は7時と19時に、1日2回投稿公開予定です。


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