第7話:オモイオモワレフリフラレ
5話からの続き(6話はストーリーすっ飛ばした話のため)
閑話休題。
時は現在1991年12月に戻る。
*****
週末の日曜日、買い物に出掛けた。
無駄になる可能性はあるが、やはりタイミング的にクリスマスプレゼントは用意すべきだ。中学1年生の女子に贈るべきものはよくわからない。
何をプレゼントしたら喜ぶだろう。こんなときインターネット環境があれば、ある程度すぐに絞り込めるのだが。なんならAiに回答を貰えるまである。
無いものはないので割りきって頭を捻って絞り出す。お金はあるが分不相応に高価なものをあげるわけにもいかない。普段使いできるものがいいかな。
そうだ。シュシュにしよう。日本で流行るのはまだ2年くらい先だろうが、これならば千円以下でも買えて特段重いプレゼントでもなく、かつ乙女心を捉えられるのではないか。
最寄りの駅周辺にはこれだというものを売ってるところがなかったので、前生の職場があり馴染みのある、若者の街、渋谷へと向かった。何軒か物色し、店員のお姉さんに「彼女へのプレゼント?」などと冷やかされながらも、2つほど選び、包んでもらった。
さあ地元へ帰ろう、と思ったタイミングで変な感覚に襲われた。
(なんだ、これは?)
頭にピキーンと来る感じだ。一定の方向から何かが共鳴するかのように響いてくる。初めての感覚に困惑しながらもその方角に向かってみることにする。
少し人通りの少なくなった、宇田川交番の裏手奥の方の路上にその発信源とおぼしき男が居た。
だいぶくたびれ汚れた服を着ており、髪もボサボサな中年、初老にも見えなくもない歳に思える。いわゆるホームレスと思われる。
「頭いてぇなぁ」
外見はどう視てもただのおっさんだ。
「おい。ガキ。何見てやがんだ。」
絡まれそうな雰囲気になったので、サッとその場を離れた。
「ちきしょう。何が悲しくてこんな何もない人生をまた過ごさなきゃなんねぇんだよ…」
離れ際に聞こえた男のぼやき声がやけに耳に残った。
*****
祝日を挟み、いよいよクリスマスイブ。何度やっても慣れないし緊張するな、告白ってやつは。
午前中、2学期の終業式を終えた。その後普通に部活の練習はあったので参加した。が、上の空になっており、
「トキ、危ない!!」
右サイドからのセンタリングが顔面に炸裂した。ボールの勢いそのままグラウンドに倒れた。
「おぃ、大丈夫か?!」
「あ、ええ…頬が少し痛いですが大丈夫です。」
ボールが当たった部分に触れて立ち上がりながら答えた。
「ゴール前でボーッとしてたら危ねえだろうが。何があったか知らねえが、集中できねえみたいだから今日はもうあがれ。」
キャプテンにそう言われてしまい、すごすごと部室へ行き制服に着替えた。帰り際に体育館を覗いてみたが、今はバレー部の練習時間のようで、バスケ部である彼女の姿はなかった。
昼ご飯にはまだ早く、家に居ても落ち着かないので軽くジョギングに出掛けた。
家から比較的近い場所に大きな川がある。その土手沿いは信号もなく、近辺の小中学校のマラソン大会に使われる場所である。そこを無心に走った。
5kmほど走ったところで我に返り、来た道をまた走って戻った。土手を離れてコンクリートの道に戻ったところで見知った顔がいた。
「なんだ、トキ。これから死地に向かうようなツラしやがって」
呆れたような顔をしてそこに居たのは小学校からの腐れ縁の光平だった。そういえば光平の家はここからすぐだ。
「何があったのか、もしくはこれから起こるのか知らねえけど、なるようにしかならねえんだからいつも通り自信満々でいけよー」
こいつはいつも楽観的で何も考えてない風だが、たまに勘がいい。
「緊張やプレッシャーとかってのは、プラスにもマイナスにも働くものだからよぉ。変に身構えちまうとマイナスに働いちまうもんよ。自信持って平常心でいつも通り挑めればプラスに働いてくれるっちゅうもんよ」
おまえ何歳だよ、絶対転生してるだろ(笑)と思ったがまあそれはさておき、コイツの言うことは正直的を得ている。
「確かにそうだな。俺らしくなかったな。サンキュー光平」
「なあに、礼ならそこの自販機でジュースでも奢ってくれや」
チャッカリしてやがる(笑)
光平のおかげですっきりしたのは間違いないので1本買ってやった。
「毎度ー♪…………………頑張れや」
後ろ向いたまま手を振って、光平は家の中に消えていった。
友達に恵まれてんなーホント。光平といい貴史といい、普段バカみたいにふざけてるんだが、ここぞという時はしっかり真摯に向き合うのは本当にすごいと思う。自慢の友達だ。本人達には絶対言わんが。
「よしっ。帰って身だしなみを整えますかね!」
自宅に戻り、シャワーを浴びた後、キッチンで炒飯をチャチャッと作った。私は"カギっ子"だったので、一人で家にいることも多く、小学生の頃から簡単な調理をして自分で作ってご飯を食べたりしていた。
この当時は母親が専業主婦の家族が多く、親が家に居ない子供は比較的少なかった。そういう家庭は、子供の首に鍵をぶら下げて学校に送り出し、帰宅時自分で開け閉めさせていた。鍵をぶら下げた子はカギっ子と言われていた。タイムリープ前の2025年時点でカギっ子という言葉が使われているのかは不明だ。防犯上の理由で鍵を首からぶら下げることはなくなったのではないかとは思うが。
「アニキ、炒飯食う?」
高校受験を約1ヶ月後に控えた兄が部屋で勉強していた。扉越しにそう呼びかけると、
「おぉ、悪いな。もうちょっとしたら行くからテーブルに置いておいて」
「オッケー」
兄は第一志望に合格する。確定未来なので何も心配はしていない。だが邪魔はしないよう、身支度を済ませて外に出ようと思う。サクッと自分の分を食べて皿を洗い、髪の毛をセットして外出した。忘れずにプレゼントもカバンに入れた。
約束の18時まではまだ大分時間がある。なるべく汗をかかずに時間が潰せるところ……ゲームセンターかカラオケってとこかな。ゲーセンはお金使いすぎちゃいそうだしカラオケでも行くか。
この当時、カラオケは1曲100円のコイン式カラオケボックスが主流だった。曲を入れると、ディスクチェンジャーがガチャガチャいって対象のディスクをセットして曲が流れ始めるというもの。分厚いカタログ本を開き、歌手名、曲名順に並んだページをパラパラ捲り、目当ての曲を見つけたらその番号を機器本体に入力する。タブレットなどまだ存在しない。現代のカラオケ機器しか知らない人達にとってはビックリするほどのアナログ感。そんな時代だ。
気分を上げるべく、ラブソングばかりを数曲歌った。あまり歌いすぎて声が出なくなってはいけないので、適度に切り上げてカラオケボックスを出た。
まだ時間があるので、駅前をぶらぶらすることにした。街はクリスマスムード一色。服屋、CD屋、ゲーム屋を見て歩いた。その殆どは10年後にはなくなっている店だ。未来を知っているということは良い面だけじゃないらしい。寂しさともの悲しさを感じた。
「さて、そろそろ向かうか」
約束の公園に着いた。時間は17時前。天気は良いが少し肌寒い気温だ。自動販売機で暖かい缶コーヒーを買った。信じられないかもしれないが、1リットル以下のペットボトル飲料の販売は1996年になるまでまだ解禁されておらず、当時の自販機は全て缶飲料だったのだ。
ポケットに缶コーヒーを入れて暖まる。公園に入ると、夕暮れ時のせいか遊んでいる子供もおらず、私一人だった。2人掛けの椅子が向かい合ったボックス型のブランコ(箱ブランコやゆりかごブランコといった名前だったか)があったので、そこに腰掛けた。
この遊具は地面との間に巻き込まれたりして危険だという声が上がり、リスクが高い遊具に指定されてメーカーも製造しなくなり、全国の自治体で撤去が進んだ遊具だ。私は好きだったなぁ。こうしたら危ない危なくないという想像を働かせて子供が学べる機会だったようにも思えるが、実際に亡くなった関係者の前でそんなことは言えないので、正解はわからない。
さて、どう告白しようか。ストレートに想いをぶつけるのがよいか。カッコつけた言い回しにした方がいいだろうか。長いこと悩んでいる間に、公園の入口に人影が現れた。
「あ、クリーム!ダメ、待って!」
その声に反応して顔を上げると、巨大な塊が私に向かって飛び込んできた。
「うぐっ」
30kgくらいあるその塊を正面から受け止めて、遊具の上で仰向けにひっくり返って悶絶していたが、その塊は顔をペロペロなめてくる。
その相手をよーく見てみると白っぽいゴールデンレトリバーだった。犬の肩越しにこちらの様子をうかがっていた少女が口を開いた。
「あの……トキオくん、ごめんね。うちのクリームが飛びかかっちゃって……」
「ちょっとビックリしたけど大丈夫。佳穂ちゃんのとこのワンちゃん、ゴールデンなんだね。かわいいー」
ムツゴロウさん並に犬をワシャワシャして可愛がりながらそう応えた。私、実は大の犬好きなのだ。かわいくってしょうがない。しばらくじゃれあってたが突き刺さる視線に気付き、我に返った。ジト目でこちらを見ている佳穂と目が合った。
「えと、ごめん。つい夢中になっちゃった」
罰の悪い顔をして呟くと、
「……………………アハハッ」
佳穂が笑いころげている。
「アハハッ……ハァハァ。笑ってごめんね。トキオくんのまた新しい一面見れちゃった。」
そう言いながら向かいに座った。
「お待たせしました。」
真面目な、真剣な眼差しでこちらを見ている。クリームで和んだ空気が一転一気に緊張感を増していく。
「あ、うん。来てくれてありがとう。」
「約束したからね」
「話があって。その話っていうのは……」
考えが纏まらないまま時間になってしまったが、男らしくストレートに伝える覚悟を決めた。真っ直ぐ佳穂の眼を見て、
「君が……佳穂ちゃんが好きだ!付き合ってほしい!」
言ってしまった。祈るような気持ちで彼女を見つめる。彼女は私の言葉を聞いて、少し顔をうつむいた。しばしの沈黙の後、
「すごく嬉しい。私もトキオくんが好き。」
その言葉を聞き、嬉しい気持ちが膨れ上がった。
「じゃあ…」
「でも付き合えない……」
私は何を言われたのか一瞬理解できなかった。ただただ心が闇に深く落ちていくのを感じた。
*****
(Girl's side)
廊下をトキオが去っていった後、ドキドキしてその場に立ちすくんでいた。平然を装っていたが心の中は心臓バクバクだった。
来週火曜日ってクリスマスイブだよね……話ってもしかして……と期待している私がいる。
これまで何度か男子に呼び出されて告白された経験はある。その中にはカッコいい上級生もいた。しかし全て断っている。特別な想いを抱いていない相手というのもあるが、その人と付き合っている姿が想像できなかったのだ。
数日モヤモヤした気持ちで過ごした。親友の優香にも話してみたが、
「多分そういう話だと思うけどねー。両想いだったらよかったじゃんよー」
という軽い反応。トキオの話がもしそういう話だったらどうだろう。
メチャメチャ嬉しい……。嬉しいけど……嬉しいんだけども……
覚悟が決まらないまま終業式の日を迎えた。この日は女バスの練習オフ日だったので、学校が終わり真っ直ぐ家に帰った。
家に帰るとクリームが寄ってきて隣にチョコンと体をくっつけて寝そべった。
「どうしたらいいかなぁ、クリーム?」
綺麗な毛並みを撫でながら、そう呟いた。
「好きにしたらいいワン」
なんてクリームが答えるわけはなく、撫でられながら気持ち良さそうにしているだけであった。
想像してみる。楽しい。今恋人になっても間違いなく楽しいだろう。でも私は多分彼の全てが眩しすぎて、きっとダメになる。うん。きっとそうなる。今のままの私じゃダメだ。
そうして覚悟は決まった。
「クリーム~お散歩いくよ~」
****
「好き……なのにどうして……?」
「ごめんね。変だよね。。」
彼女を見つめて、ゆっくりその回答を待つ。
「トキオくんは凄いよ。サッカーで先輩達からとっても信頼されてて1年生なのにレギュラーで。勉強もずっと学年トップだし、5教科だけじゃなくて体育や音楽や美術なんかも成績いいし。みんなが天才だって思う人。回りがよく見えててとっても優しい。」
みんなの4倍くらい生きてるお陰なだけなんだけどなとトキオは少しいたたまれない気持ちになる。
「そんな人と付き合ったら、自慢だしきっと楽しいと思う。でも私は自慢したいんじゃなくて、一緒に肩を並べて歩きたい!今の、何もなし得てなくて何も自信を持てない私じゃきっとトキオくんに依存して妬んでどんどんダメになっていくと思う。だから今はまだ付き合えない。」
彼女の言っていることを呑み込み頭のなかで整理して理解していく。
「今はまだ……?」
「うん。私が自信持ってあなたの隣に立てると思えるときが来たら、その時は私からあなたに告白させてほしいです。もしその時まだ私を好きでいてくれたら。私の我儘だから待っててとは言えないけど。。」
そうだった。私の好きになった子はそういう子だったな。一見近寄りがたいほど綺麗な子なのに誰にでも分け隔てなく接して、すごくしっかりとした芯がある。自分にも厳しく、客観的に物事を考えられる子。
「……わかった。正直に話してくれてありがとう。俺の気持ちは変わらないから、その日が来るのを心待ちにしているよ」
「ありがとう」
会話が途切れたのを見計らっていたのかというタイミングで、クリームが鼻先で私のカバンの中をゴソゴソ漁り始めた。
「あ、クリーム!ダメでしょ!」
そうだ。プレゼント渡さなきゃ。クリームのお陰で思い出した。カバンの中から包装されたプレゼントを取り出し、佳穂に手渡した。
「はい。クリスマスプレゼント。メリークリスマス♪」
「えー!ありがとう!実は私からもあるんだ。メリークリスマス♪」
小さな包みを受け取る。貰えるとは思っておらずビックリした。
「ありがとう。開けていいかな?」
「もちろん!」
開けてみるとミサンガが入っていた。
「ミサンガ!早速着けちゃう!」
利き足の右足足首に着けた。
「全国で優勝できますように!切れたら願い叶うね、きっと」
この時代はまだ靴下の中にミサンガしたまま試合してもルール上大丈夫な時代だった。2000年前後にはすべての装身具が全面禁止されたので試合の時は外す必要がある。
「私も開けるね。……ああ、カワイイ!髪留めだよね?」
「うん。シュシュっていうみたい。この色なら普段でも試合の時でも付けられるかなと思って。」
「うんうん。素敵なプレゼントありがとう❤」
「こちらこそありがとう❤」
フリフラレた後の2人であったが、まるでそんなことを感じさせない雰囲気であった。
その時その公園の茂みには、3つの影があった。
優香「心配で見に来たけど……」
光平「これで付き合ってないとか意味わからん」
貴史「爆発しろ!」
そこには呆れた3人の顔があったとかなかったとか。
*****
年が明け、3学期もあっという間に過ぎていった。冬休みと3学期と春休みはサッカーに力を入れまくった。
まず、顧問の先生に近代サッカーの戦術を徹底的に叩き込んだ。後にこの先生は中学サッカー界の名将と呼ばれることとなるのだがそれはまた別のお話。
チームメンバーにも当然戦術は叩き込んだが、それ以上に、基本的なオフザボール時の動きを攻め守り両面で意図して動けるよう、スパルタで体に刻み込ませた。3角形を意識したポジショニング、中間ポジション、限定プレス、首振り癖、相手を釣りだしてスペースを作るためのボール回し等々、とにかく言語化して頭でも体でも理解を浸透させていった。
4月になり、学年がひとつ上がり2年生となった。1年生が20名ほど入部してきた。いつの時代もチームに一人は欲しい選手の能力がある。それはスピードだ。スピードのある選手が一人いるだけでチーム力がグンと上がる。1年生に驚異的なスピードを持つ選手が入ってきた。50m走6秒ジャスト。100mなら11秒切って陸上全中に出場できるレベルだ。これで勝つる。
さて、4月になったということは、競馬のG1シーズン到来である。1992年、この年の牡馬クラシックの主役はミホノブルボンで間違いない。難なく皐月賞、日本ダービーを制し、三冠確実と言われた。だが後に名ステイヤーとして名を馳せるライスシャワーに菊花賞をさらわれて2冠馬に終わった。この2頭が頭一つ抜けていた。あと挙げるなら古馬になってから短距離路線で活躍するサクラバクシンオーとこちらも翌年古馬になってから2年連続秋の天皇賞2着に入ったセキテイリュウオーといったところか。
牝馬クラシック戦線は粒揃いで、ニシノフラワー、サンエイサンキュー、アドラーブル、三冠レース最後のエリザベス女王杯を人気薄でかっさらったタケノベルベット。中でもニシノフラワーは12月にスプリンターズSで並みいる牡馬も蹴散らして勝利するほど強かった。
古馬は短距離と中長距離でそれぞれ群雄割拠。短距離ではヤマニンゼファー、ダイタクヘリオス、シンコウラブリイ。中長距離は天皇賞春2連覇のメジロマックイーン、東西グランプリ制覇するメジロパーマー、天皇賞春秋惨敗から復活してジャパンカップを制覇したトウカイテイオー、と楽しいレース満載な年である。
今年から自分は競馬場には行かず、父に車で母を送迎してもらうようにした。現金の輸送と護衛を兼ねてもらう。予想は当然事前に伝えてある。
4月2週目の桜花賞に始まり皐月賞、天皇賞春と3週連続G1である。倍率的にはどれも人気馬が絡むので馬連でも十数倍程度。
桜花賞は1着ニシノフラワー、2着アドラーブル。好調な馬が多くて、前哨戦勝っているアドラーブルの人気が思ってたより薄まっていたので、寧ろ十数倍でもラッキーな感じだ。
皐月賞は圧倒的一番人気のミホノブルボンが1着。ナリタタイセイが2着。
天皇賞春は一番人気のトウカイテイオーがポシャったが、差のない二番人気のメジロマックイーンが1着、2着は絶好調のカミノクレッセ。カミノクレッセはなんとこの翌月の安田記念と翌々月の宝塚記念でも2着となる。そこで出しきってしまったのか、その後掲示板に載ることはなくなるのではあるが。
1992年上期の推しレースは寧ろ、この後に続く安田記念、オークス、ダービーだ。どれも万馬券で一攫千金が狙える。
まず安田記念。1着はここまで重賞レース3着が精一杯だった人気薄のヤマニンゼファー。このレースから開花して翌年の安田記念も連覇。この年のスプリンターズSでも2着、翌年のスプリンターズSも2年連続で2着。また翌年の天皇賞秋まで勝ってしまう暴れっぷり。ということでヤマニンゼファーで儲ける最大ポイントがこの安田記念となる。2着は前述のカミノクレッセ。単勝と馬連が狙い目だ。
次にオークス。1着アドラーブル、2着サンエイサンキュー。これだけ聞くと万馬券になるわけない組合せに思える。だが前哨戦を勝っている馬達に人気が流れたのと圧倒的一番人気のニシノフラワーが来なかったおかげで、そこそこ人気の2頭の組合せでもギリギリ万馬券になったのだ。狙わない手はない。
そして日本ダービー。1着は言わずもがなミホノブルボン。2着ライスシャワー。圧倒的一番人気のミホノブルボンが1着であるにも関わらずなぜ万馬券となるのか。それはヤマニンゼファーの時と同じく、ここがライスシャワーが活躍し始めるレースであり、この時点ではなんと16番人気だったからだ。これも狙わない手はない。
ついでに上期最後のG1宝塚記念は、1着メジロパーマー、2着カミノクレッセ。絶好調のカミノクレッセが一番人気になってるせいで人気薄のメジロパーマーが逃げ切って勝利したのに馬連は思ったほどオッズがつかないレースだ。単勝と馬連で同じくらいの倍率だろうか。それでも20倍台だと思うので一応儲けてもらおう。
買い方を細かく指示するのも今回からは止めてお任せしており、母に後で聞いたところ、上期の総払い戻し金額は5億円を越えていたという。ヤバっ。
続く……
ここまで読んでくれてありがとうございます。
後半ただこの年の競馬のことを話したいだけになってしまってますが、この年にタイムスリップした際には思い出してご活用ください(ゝω・) テヘペロ




