その
1人の獣人は退屈な日々を過ごしていた。新しい街は何も面倒事も無く面白いと思えることも起きずに日々が経過していくだけであった。獣人は何気なく地図を広げて次の新しい街を探す。今いる所は平和すぎて楽しくないようだ。その獣人が広げる地図は最新の物でとある国が地図から消えていた。それを見つめるとため息を着くもう何回目になるだろうか。
黒猫「あそこに行ってみましょうか和の都聞いたところによるとよりすぐりの鍛冶屋が多く面白い武器もあるのだとか……」
獣人は少ない荷物をまとめ船に乗るためにふもとの港まで足を進める。あの後狂犬とは別れ別々の町へ向かった新たな居場所を求めて
黒猫「犬は元気にしてるのかな……兎の姉さんも狼のおっさんも」
その者が船を目指す頃とある国では不思議なことが起きていた。いや、国と呼ばれてた土地と呼ぶの後ふさわしいだろうそこは草木は枯れ水は濁り何人もの死体や廃墟で埋め尽くされていたそしてそこで蠢く存在があった。生きてはいるが生き物と呼ぶには冒涜的で存在は認めてはならぬ用な容姿をしておりバケモノの言葉以外当てはまらない存在であった。そのバケモノは言葉を発する事が上手く出来ずにいたがとあるひとつの言葉だけを話すことが出来た。バケモノはただ一言「私はここに居る」だった




