その者、無邪気に戯れる
魔術師は疑問を感じていた。魔人が戦いの場を自らの国を選ぶ事に怒りと恐怖を感じていた。
自分の国で戦うという事は国の人間を巻き込むということだなのに
英雄の魔術師「何故、誰もいない……」
魔術師は静かに恐怖した。
八咫烏「んー?分からないの?魔法使いさん?まぁ私もわからないといえばわからないんだけど〜」
八咫烏「私たちの仲間にねとても強い魔法を使える人がいるのよその人いわく結界を張ったんだってー」
八咫烏は攻撃の手を止めることなく何度も何度も斬りかかりながら喋る。魔術師は魔術を唱えながら反撃をしつつ距離を離す。
英雄の魔術師「結界!…………そんなモノさへも扱えるのか!」
八咫烏「ねー凄いみたいよねー私はよくわからないんだけどさぁ!」
八咫烏の強烈な蹴りがあたり魔術師は吹っ飛ぶ。
八咫烏「へぇ、面白いねバリアってやつ?魔法使いさん面白いの使うね」
魔術師は自信を丸く覆う薄い膜の中にいた
英雄の魔術師「これも結界の1種よそれにさっきから魔法使いって言うけど私は魔術師だ!」
魔術師は叫ぶと同時に結晶でできた槍をいくつも出現させそして八咫烏に放つ。
八咫烏「へぇ魔術師さんだったのねまぁ、魔術も魔法も私あまり違いがわからなくってさぁ!」
八咫烏「なんせ魔法も魔術も見るのは初めてなんでね!魔術師さんの使える魔術?全部使ってよね!」
降り注がれる結晶の槍に避けながら自身も雷の槍を放つ
八咫烏「さぁ、私が満足する前に力尽きないでよねぇ?」
その顔には無邪気という言葉が当てはまる程の笑顔でもありどこか怒りをうかべた表情でもあった。