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敷地内がざわざわとしている。あぁもうそんなシーズンかと外を見る。真新しい制服に身を包んだ新人達が集まっている。私にもあんな頃もあったな。懐かしいな。
「今年は誰が研修係り?」
「新人研修ですか?確かノアとマーガレットですね。」
あの2人なら安心か。たまに荒れる年があるがあの2人なら任せられる。今年は何事も無く終わるといいですね。と副師団長のニコルが言う。同じ事を考えていた様だ。
「ニコルは毎年大変だからな。令嬢避けにもなるし早く婚約者を決めたらどうだ?」
「レオナルド様やめてくださいよ。それならまず貴方が先にどうぞ。」
んーと2人唸りハハッと乾いた笑いが出る。周りに急かされるが決める気はまだ無いな。
「任命式まで何人残るかな?」
「今年は結構残るんじゃないですか?堅実な令嬢も多そうだと聞いていますし。師団長室に来る位優秀な方がいればいいですけどね。」
「そうだな。期待せずに長い目で見ていこう。さて、お茶にしようか。」
またお茶ですか?と言いながらニコルはお茶を入れてくれる。落ち着き次の仕事へと取り掛かる。
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「おはようございます!」
「アメリアちゃんおはよう!今日も頑張ろう!」
はい。よろしくお願いしますと席に着く。あれ?同じく昨日経理課に配置された子がいない。チラリとアン先輩を見る。
「昨日、特攻して振られたらしいわ。目当てがいたのね。」
「昨日?!!早くないですか?」
「まぁよくある事よ。さっさと相手決めて辞めたいって子が混ざってるのよね。」
せっかく合格したのにと驚愕する。任命式まで何人残るか毎年賭けてる奴らもいるくらいよ。気にしないで仕事しましょと平然と言っている。私は令嬢達のパワーを舐めていた様だった。こんなすぐ辞めていかれたらオーバーワークにもなるはずだ。
「いやー、アメリア嬢は優秀だねー。」
室長のロイス様が褒めてくれた。でしょ!とアン先輩も参戦している。そんなに褒めてもらえると恥ずかしいが嬉しい。ヘヘッと照れる。
「室長もうアメリアちゃんうちに貰いましょう。絶対他に奪われますよ!」
「そうは言っても1巡研修は決まりだからねー。アメリア嬢に希望を出して貰えたら確率上がるよ。」
「それだ!希望出せば通るかも!」
「アン嬢駄目ですよ。これから色々見てアメリア嬢が決めるのですから強引に言っては良くないです。」
「ありがとうごさいます。褒めてもらえて嬉しいです。色々研修して考えてみます。」
ロイス様は頷きなるべく経理課へと言ってくれ笑ってしまった。次の研修先へ移動するのがすでに寂しいくらいだ。




