エルフの町、アルフヘイム
ポヨン ポヨン ポヨン ポヨン
エルフが作ったという町、アルフヘイムに入った。
"けっこう栄えてんな〜"
町には
漁港、郵便局、釣具店、武器屋、魚屋、八百屋、
消防署、警察署、兵舎、病院、鍛冶屋、造船所など
あらゆるものがある。
ポヨン ポヨン ポヨン ポヨン
歩いていくと、めちゃくちゃ豪華なホテルを発見。
ここで休むことにした。
「お客様、その〜失礼ですがお金はお持ちですか?」
"フッ、スライムなめんなよ。こう見えて俺は強いんだぜ?いろんな所で貰ってんだよ!"
ダンッ!
勢いよくカウンターにお金を出してやった。
「あの〜お客様、お金が足りないのですが。」
"なぬ!?"
スライムは金が足りなかったので諦める事にした。
しかし、町は広いものの、宿屋はどこも高級で、
全然泊まれる気配がしない。
"野宿かぁ〜"
"ま、元々スライムは野宿だし"
知力が上がったことでホテルに泊まりたかったが、
そういうことで自分を納得させた。
結局、空き地を見つけてそこで寝ることに。
"まあ明日考えよ"
翌朝、空き地で寝ていたスライムは昨日から何も食べてないことから飯屋を探すことにした。
"め、飯屋、高え~"
アルフヘイムの物価はかなり高い。
こんなんだったらと、町はずれの林で竹をかじって、
しのいだ。
"はぁ天国のようで地獄だなここは"
ヘビーメタルスライムはそう言い残し、町を出ると決めるのであった。
つづく




