機能停止
機能停止-----------------
ネズミ達にも水を出します。
(「ちゅーママ、お水置くねー。」)
急いで食堂に向います。
「ご飯~~!」
おっ、リリとパトラが並んでます。私もその後ろに。
りりが振りむいて、
『早かったね。』
「うん、飛んで来たから。」
「奥様すごいでしょ。」
『うん、賢い方ですね、お話を引き出すのがとてもお上手、
でも、楽しかったわ。』
「ルビ様は?」
『ルルがあなたと入れ違いに来たから、
ずっと一緒に遊んでいたわ。』
「じゃあ、猫じゃらし持って行ってよ、ルビ様も喜ぶよ。」
『そうね、それがいいわ。』
今日のお昼は、パンとスープと肉と野菜の炒め物。そうだ、野菜。
後から料理長に野菜売ってもらえるか聞かなくちゃ。
「肉と野菜の炒め物、肉は鹿の肉だね。燻製にしてあるね、」
臭みも無いし柔らかくて美味しい。
スープの肉は、あっ、これBIGモアだ。
「早速スープに成ってる。やっぱり、料理長すごいわ。」
『ララ、ずいぶん詳しいのね。』
「姉ちゃん、これ両方とも私が狩って来た肉だよ」
『あんた、いつの間に狩りに行ったの、
やっぱりあんた、ドラゴンの化身でしょ。』
パトラさん壊れかかってます。
「パトラさん、そんなわけないでしょ、
ドラゴンはルビ様の護衛を出来ません。」
「パトラさん、ストレス溜まってない?」
『あんたが来てから溜まりっぱなしよ。』
「どうすれば解放出来ます?」
『模擬戦!!』
『ララ、答えが判ってて聞いたでしょう。
あなたがお相手するの?』
「無理、ケガさせてしまいます。」
「お姉ちゃん、ならケガさせないで勝てるでしょう?」
『その結果どういう事に成るか分かって居るのでしょうね。』
「パトラさん、のストレスは見事に・・・・・・。」
『パトラさんの言う模擬戦は、
パトラさんが勝つことが前提ですよ。』
『あんたたち、何と言う会話を、私を目の前にして。
私、本当に可哀そうな子じゃない。』
リリから念話です(ララ、貴方パトラさんのお相手しなさい。
貴方の機能をレベルダウンさせますね。全魔法停止、体力10歳)
「えっ!?。からだが重い。何をしたんです」
『普通の女の子に成っただけですよ、』
『パトラさん、ララとの模擬戦は何処でやりますか?』
『私がララに勝てる訳無いでしょう。』
『この子の魔法をすべて封じましたので、大丈夫ですよ』
パトラさんがとてもいい(怖い)顔をします。
「パトラさん、模擬戦は出来ません。
お互いに傷つく事は許されません。
ご主人様の許可を頂いておりません私は剣を抜きませんよ。」
(AIマスター、これはどういう事ですか?
リリは私の事情を理解しているのですか?)
返事がない。考えろ、私!!。何かおかしい、
リリも、私も、パトラも、感情的に成りすぎる、
何かの干渉を受けてる気がします。
パトラを止めなくては。魔眼が使えるか?
「ねえ、パトラさん。〔魔眼〕この様なことは冗談でしょぅ。
奥様の所へ帰りますよ。」
パトラが頭を振ってます。
『私、何をやっているのかしら。ごめんなさいね。』
「姉さん少し気分が悪そうなので、部屋で休ませてきます。」
『分ったわ、お大事に』
パトラ、少しふらついてますけど、大丈夫でしょう。
それより、
「姉さん、調子はどうですか?」
『何で、こんな事を開いたのかしら、・・』
「ちょっと、部屋に戻りましょう。」
歩いて、部屋に戻ります。
部屋に着くと、ベットに横にして寝かせました。
「システムチェックをしてください。」
『はい。』
(AIマスター、返答を!)
返答がない。私の魔法は〔テレポート〕!
発動しない。
「リリ姉さん、私の魔法と、体力をもとに戻せますか?」
『・・・・・・』
機能停止しましたか。
次話:精神支配




