リリ
リリ--------------
「ねえ、前にも、少しぼやいたけど、私の助手出来ない?」
《ご用意して有ります。送りますか。》
「おおっ!!送って送って。」
あっという間に到着。
「来た来た!!。出ておいで~~と」
ポシェットから出しました!
「おねえちゃんだ。髪の色、目の色、肌の色、同じね。
あなたの名前はリリ。設定は私の一歳違いのお姉さんで、
ご主人様に一緒に働けるように手配してもらいました。」
「孤児院育ち、メイド養成学校に行っていた。」
「前に居た所は内緒。前のご主人様の事は言えません
とでも言っておくのが良いと思います。」
「私の事はララと呼び捨てで、妹ですから、貴方の事は
「リリねえちゃん」や「おねえちゃん」とか呼びます。」
「さて、此処のご主人様にご挨拶に行きましょう」
ドアの前に来てノック「ララです。」
『入りなさい』
「失礼いたします。」二人で入って行き、
「ご主人様、ご先祖様の施設から、
お姉さんを送ってもらいました。
無断で行った事、お許しください。」
ご主人様は少し驚いて様子で、『いつ来たんだ?』
「先ほど庭に転送してもらいました」
『ララと同じ魔道人形か?』
「はい、私よりも性能の良い魔道人形です」
『リリと申します宜しくお願い致します。』
『ララと同じく、ルビの面倒を見るのかな?』
「はい、姉さんはルビ様の警護、
メイドとしての仕事に重点を置きます。」
「わたしは、屋敷の警護、薬師の仕事、眷属の世話、狩り。等」
「もちろん、わたくしもルビ様の警護が
一番優先される事は勿論です。」
「お部屋は、姉さんと一緒でかまいません」
「『ご主人様、何卒お許し下さいます様お願い致します。』」
二人で声をそろえてお願いし、頭を下げました。
ご主人様は苦笑しながら。
『かまわないよ、明日の朝、皆に紹介するからね。』
「『有難うございます。』」
「ご主人様、此方ポーションです」
「昨日と同じものですが、宜しければお使いください。」
『これは良い物だね、ポーションは普通不味い物だが、
これは味が良くて、効果も高い様だ。沢山作れるのかい?』
「材料集めに手間取ると思いますが、出来ます。」
『作れるのなら、収入源にしたいね。』
「有難うございます、頑張ります。」
「それでは、これで失礼いたします。」
部屋に帰って、二人で情報のすり合わせです。
「ほとんどの事は、AIマスターから情報を得ていると思うけど、
此処で一番気を付けな寝れば成らない相手は奥様ね。
とても感の良い人だから気を気を付けてね、」
「ちゅーたち、皆帰って来て、」
ハツカネズミたちがぞろぞろテレポートで帰って来るので、
リリはビックリしている様です。
『情報として、もらっていても、実際見ると驚くわね。』
「この子達は、隠密、屋敷内の情報を集めてきます。
この子達の事を知っているのはジジとルルだけです。内緒にね。」
「皆、この人が私のリリ姉さん、宜しくね。
部屋はここ、私と一緒に成ります。」
「此方がちゅーパパとちゅーママ後は、子供たち、男女6匹づつ、
ちゅーママのお腹にも子供がいるけど、
その子達で、増やすのは一旦停止。」
「ところで、秘密の通路はどうなりました?」
ちゅーママが答えます。『ほとんど完成しました。』
「出入口も見つからない様にね」「天井裏も使っていいわよ。
ただしジジが居るから、失礼の無い様にね。食べられる事はないわ。」
「何か変わった事は無い?」
ちゅー太Aが前に出て、
『チャックが有れが無いと困ると言って、落ち着かないです。』
「奴隷の証文の事かもしれません、引き続き監視、お願いします。」
ちゅー子Cが前に出て
『午後からも何度か執事長の部屋き来ています。』
「荒らす様なら教えてください。対処しなければ成りません。」
ちゅーパパが前に出て
『メイド長も落ち着かない様です、時々ため息ついてます。』
「執事長が心配なのでしょう。様子が変わる様なら、連絡お願い致します。」
ちゅー太Bが前に出て、
『ルウとユリですが、今朝、メイド長にご主人様を客人として扱う様に
との指示が出ましたので。手を取り合って泣いてました。』
「うん、今朝丁重にあいさつされたよ。この件は一見落着だな。」
「後は無いかな。」「では各自食事をして、持ち場に戻ってください。」
「明日の午前中は此処に居る眷属を紹介するわ。」
次話:リリの紹介




