073 テント内インテリア
食後、私はテント用の内装、2人は採掘タイム再開。
三角柱の形だったブックテントは正方形に近い四角柱の空間になって、高さ220cm 、13畳くらいになっていて、パビリオンテントは高さは変えずに約24畳になった。
2つとも、入り口すぐの所には靴を脱いで置ける玄関マットを敷く。
ブックテントでもトイレは中に置きっぱなしがいい。
トイレはまだ受け取っていないから、ピクニックシートをトイレだろう大きさに折って仮置きとして置く。
ベッドはアウトドア用のを考えていたけれど、やっぱりシモンズベッドで寝たいからブックテントでは寝るときだけ出そう。
保存用コピーしてあったのを2つコピーして、ブックテント用、パビリオンには置きっぱなしにする。
入り口からすぐの右隅にトイレは常設、左側にバーカウンターテーブルとイス、左側奥はパールスペース、右奥はソファとテーブルにして、寝るときはベッドに変える。
ソファはコテージの寝室で使いたいと思っていたB&B Italiaのカマレオンダ。
座面、背もたれ、アームレストを自由に組み合わせたり、配置換えしたりできて部屋の大きさや用途に合わせて無限に近いレイアウト変更が可能なのだけれど、何より可愛い。
モコモコした雲のような、マシュマロをくっつけたような浮かぶ島、のような。
色はネイビーで、テーブルも同じブランドで合いそうなのを購入していた。
「うん、可愛い♪」
パビリオンの方はもともと広いけれど、そのまま大きくしても円形だと使いにくいから、ポールから奥側は少し広げたくらいで、ポールから入口までのスペースを長く伸ばして、楕円形になるようにしてもらっていた。
入口から左回りに、トイレ(仮のシート)、バーカウンターテーブルとイス、ソファセット、ベッド、パールゾーン、トレーニングゾーン。
まだスペースに余裕があるのでワインキャビネットを購入。
カウンター下にワインラックがあり、半分はワインセラーになっている。
カウンター部分にはJURAのコーヒーマシン。
「なんか、キャンプ感がないよね⋯⋯」
大型ハンギングチェア、ネイティブ柄のベッドスローやソファ下のラグ、クッション、間接照明、アロマキャンドルなどをネットショップで購入して置いてみると、キャンプ場にある宿泊施設の雰囲気になって、すごく良くなった気がする。
気がつけば2時間近く経っていたので、お茶タイムにしようと外へ出ると2人はまだ採掘していてすごい集中力。
すぐに私に気がついて片付け、クリーンしてお茶タイムだけれど、パールも帰ってきたのでパビリオン内を見てもらう。
「まだ完成ではないけれど、どうかな?」
「「⋯⋯⋯⋯」」
そこは数時間寝るための野営テント内とは思えない空間になっていた。
コテージ必要あるのか?と思う程、ずっと過ごしても快適そうな高級宿のようになっていた。
主にはダンジョンのセーフティゾーンで使う事になると思うが、ダンジョンにいる事を忘れてしまいそうなテント。
しかも、まだ完成していないと⋯⋯
美月は野営の時に寝泊まりしたい部屋として、雑誌で見たようなグランピング施設のイメージで作っただけなのだが。
「パール、お気に入りクッションの下にラグは敷く?」
パール「クッションだけでいい。それより、あの丸いイス⋯⋯」
「ハンギングチェア?大型のでパールが乗っても平気よ、乗ってみて。気に入ったら位置を替えてパールのクッションの近くに置こうね」
吊り下げられたイスに乗り、一緒にユラユラと揺られ、楽しそうなパールと美月。
アビー「凄いな。こんな家を売ったら若者に人気になりそうだ」
アイク「ああ、かなりの値段でも売れそうだな」
パールはマジックバッグの中のお弁当を食べていたので、気に入ったハンギングチェアでお昼寝タイム。
「ここはトレーニングゾーン。本格的なのはコテージに作るけれど、ダンジョンのセーフティーゾーンだと他の冒険者がいるから毎朝してる鍛錬はテント外で出来ないでしょ?このマシンなら室内でも本格的に鍛えられると思うの」
アビー「この板みたいなものか?」
テレビの50インチくらいの大きさでパッと見は黒いボディーボードのような板なのだけれど、重さは40キロ近くある。
Vitruvian Trainer+は床に置くボード型のトレーニングマシンのハイエンドモデルで、最大200kgという圧倒的な高負荷をかけることができて、プロのアスリートや本格的なトレーニーから高く支持されている。
ボードの左右から2本の電動ワイヤーが上に伸び、鉄の重りを付けなくても引っ張る力をデジタルで重くしたり軽くしたりでき、これ1台でダンベル、バーベル、ケーブルマシンなどの代わりに何十種類もの筋トレができ、挙上スピードやフォームに合わせてリアルタイムに負荷を調整し、限界を迎えて潰れそうになると、AIが自動で判断して一瞬で負荷をゼロにしてくれるため、1人でも安全に限界まで追い込め、持ち運びできるミニマムで最新のデジタル筋肉トレーニングマシン。
「これは小さな負荷からデジタルで調整できて、とりあえず5キロでやってみるね。⋯⋯ぐっ、結構キツイ」
アイク「じゃあ、俺達は50キロでやってみるか」
アビー「紐だけでこんな負荷がかけられるのは凄い。しかもまだこれで半分にもなってない」
アイク「ああ、いいトレーニングになるな」




